真空の比喩 41

ぼくらの生
はわずか
な短い

ぼくら
は目覚めるとき
夢もともに
消え去る
そのとき
ぼくらの手は何も
もっていない
そうだ
ぼくら
は眠るとき何も
もってはいなかった

何もいらないさ
ぼくらは必ず在る
だけで

真空の比喩 41

真空の比喩 41

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-09

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