真空の比喩 25
生きているのは
燃えているもの
のようだ
燃えているもの
立ちこめる煙
を瓶の中に閉じこめる
ようなことをぼくはしているのだろう
煙はぼくの詩だ
瓶は言葉で作られて閉じられる
瓶の中に閉じこめられた薄煙
ぼくはそれにこだわる
瓶はいらない それは
無意味だ 本当は
煙がそのままあったらいい
しかしそれは叶わない
煙は漂い
消える
ぼくも燃えつきるだろう
その最後の煙にまでずっと
ぼくは執着する
かも
真空の比喩 25
生きているのは
燃えているもの
のようだ
燃えているもの
立ちこめる煙
を瓶の中に閉じこめる
ようなことをぼくはしているのだろう
煙はぼくの詩だ
瓶は言葉で作られて閉じられる
瓶の中に閉じこめられた薄煙
ぼくはそれにこだわる
瓶はいらない それは
無意味だ 本当は
煙がそのままあったらいい
しかしそれは叶わない
煙は漂い
消える
ぼくも燃えつきるだろう
その最後の煙にまでずっと
ぼくは執着する
かも
真空の比喩 25