真空の比喩 12 早川佳希 海は詩のように青く淡い淡い夢色あせたページに薄く広がるシミ *遠い夢一筋の赤い記憶祈りそれは祈りのようなものだったぼくはでたらめに詩を書いて笑うそれは自分のために 真空の比喩 12