真空の比喩 10
※
例えばぼくは扉の前で立っている
誰かがそれをひらく
というより
もしかしたらはじめからひらかれていたのかもしれない
とぼくに気づかせたりする
ひらかれた所がある
と認識したぼくは例えば進む
※繰り返し
この「ぼく」が
誰かのなにかだったりする
が、誰かのなにかだったりする
真空の比喩 10
※
例えばぼくは扉の前で立っている
誰かがそれをひらく
というより
もしかしたらはじめからひらかれていたのかもしれない
とぼくに気づかせたりする
ひらかれた所がある
と認識したぼくは例えば進む
※繰り返し
この「ぼく」が
誰かのなにかだったりする
が、誰かのなにかだったりする
真空の比喩 10