美術館は夢に気づける場
企画展『ゴッホ展〜家族が繋いだ画家の夢〜』(東京都美術館)
「ひまわり」や「花咲くアーモンドの木の枝」は、
ゴッホが大切な人のことを思いながら、筆に「喜び」という気持ちを乗せて表現している絵だった。
相手の喜びが自分の喜び。
そしてその喜びを直接相手に「絵」という手段で表現して愛を伝える。
ゴッホは画家になる前までは、職を転々としてどれも長くは続かなかった。
しかし、ゴッホはどんなに苦しく辛い境地に立たされても、「人のために役に立ちたい」という志はぶれずに生きようとしていた。
そして、画家になってからもその志を持ち続けて絵を描き続けた。
「人のために」というこの強い想いは、周りで支えていた家族にもしっかりと伝わっていた。
そんなゴッホの生きた軌跡を、世界中の人たちにも知ってもらいたいという家族の使命が、今この瞬間にも受け継がれている。
《所感》
私はゴッホの物語に感動したのと同時に、影響を受けた。
共感することも多く、直感的に体が勝手に反応するかのように、急いで鉛筆を手に持って、デッサンに熱中していた✏️🗒️
描こうとすると描けないけれど、「支えてくれた人たちのために」という感謝の気持ちを抱くと、自然と頭に描きたい風景が降りてくる時がある。
消しゴムを使っていると、角が取れて段々と丸くなっていく。
人も同じ。
相手とぶつかり合って、意図せず傷つけてしまうこともある。
それでも、相手の成長を心から信じて真正面から受け止め合う。
ぶつかり合って初めて本音が分かる。
だからこそ、相手の気持ちを知ることが出来て、より一層優しくなれる。
人はそうして成長して行く。
ぶつけること、つまり「正しさを主張すること」から次第に、
「自分を受け入れる。相手のこともありのままに素直に受け入れて、違いを尊重し合う。そして、相手の理解に努める」
この変化の実感が成長と呼べるのではないだろうか。
〜夢〜
いつかまた会えたなら、どこかで届いていますように。
その日まで描き続けて行きたい。
願うだけでは叶わない。
行動を起こして継続することで夢は叶う。
どこに行っても変わらぬ精一杯の声援と感謝の気持ちを込めて
美術館は夢に気づける場