音楽を作る

音楽を作る

音楽を作るまでには、たくさんの工程を積み重ねないといけません。
楽器一つ一つを個別にレコーディングして、それを合わせてミキシングし一つの合奏として仕上げていきます。
手間、暇、時間を掛けて一つの音楽作品が出来上がるのです。
音録りするだけでは駄目で、編集作業というその楽曲の出来を左右する大事な工程があります。
音をミキシングによって混ぜ合わせていく。
それぞれの楽器の音程や音触を調整し、聴衆に聞かし喜ばされる状態まで持っていかなくてはなりません。
様々な音をつまみで1㎜の単位でいじり、全体のバランスを考えながら調節していく。
少しスネアの音量を上げようとか、弦にふくよかさや厚みを持たせようとか、微妙で繊細な調節が要求されます。
聞く人が楽しく心地良く聞けるように、音の微妙な感覚のニュアンスまでいじる。
時にはエフェクターを使い、楽器や歌声の音触を変えて響きを豊かにする。
それによって楽器に張りが出て全面に押し出たり、歌声がつややかで麗しく色気が増したりする。
音を混ぜ合わせ理想的な響きを創り出す為に、時間を掛けてチェックを繰り返していく。
微妙なニュアンスや音の高さの調整を行い、トータルバランスを良くして、誰が聞いても聞きやすい音響を神経を使い積み重ねる。
ミキシングにより作品が傑作になったり駄作になったりするのです。
傑作になるケースは全ての楽器が明瞭にくっきり聞こえて、楽器同士が重ね合わされる時に、お互いを尊重し良い響きを生かして出させる関係性が大事です。
よりハーモニーがふくよかに鳴り響き自由自在に謳歌させる。
またアーティストの楽曲に対するイメージを具現化する為に、この箇所のこの楽器の音量を目立てさせ音触を変えさせる事もしていきます。
その事により、スコアに書いている以上の楽曲に対するイメージを表現させていく。
ミキシングでアーティストの思い描いた世界を創り、理想の全てを詰め込んでいく。
全てを調節する司令塔がミキシングで、ここであらゆる事が可能で全てが決定できる。
だから良い音楽を創りたければ、才能のあるミキシングエンジニアを連れてこなくてはなりません。
少し楽器の演奏や歌声に問題があっても、ミキシング時のエフェクターでカバーできます。
今の技術は基の楽器や歌声の性質をほぼ変えられるくらい高性能なツールを、人類は手にしています。
現代音楽はエフェクターで音楽が出来上がっているのです。
全ての想いをミキシングの処理に精魂を懸ける現代音楽。
イメージ通りの事が全部できてしまう凄いスタジオワーク。
まずアーティストは完成した楽曲のイメージをしっかりと想い描かないといけません。

音楽を作る

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-11-16

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