約束
太陽を追いかけここまでやってききた
砂浜に腰をおろして潮風に心あらわれる
……通りすぎてく、足跡を残して
夕なぎのなか、君の髪がしずかに揺れる
いつでも終りのない道と信じて時を重ねてきた
一人きりの夜。孤独を抱きしめて。
虚しさのなか君にあえる時を
ぼくはつなぎ合わせて生きている
君のこと離しはしない
遙かかなたに溶けていく太陽
明日二人の願いを叶えてくれないか
……夢に取りつかれた、ひとりの男の誓い
今も変わらずに、少女のままの女(性)の約束を
月のひかりが浜辺を照らしはじめたら
歩きはじめよう明日へ向かって
「もう何も怖れずに」
いつでも終りのない道と信じて時を重ねてきた
ふたりだけの夜。君の肩を抱きよせて。
夢のなか心のままに
未来を迎えよういつまでも
君のこと放さない
約束