約束

太陽を追いかけここまでやってききた
砂浜に腰をおろして潮風に心あらわれる
……通りすぎてく、足跡を残して
 夕なぎのなか、君の髪がしずかに揺れる

いつでも終りのない道と信じて時を重ねてきた
一人きりの夜。孤独を抱きしめて。
虚しさのなか君にあえる時を
ぼくはつなぎ合わせて生きている
君のこと離しはしない


遙かかなたに溶けていく太陽
明日二人の願いを叶えてくれないか
……夢に取りつかれた、ひとりの男の誓い
 今も変わらずに、少女のままの女(性)の約束を

月のひかりが浜辺を照らしはじめたら
歩きはじめよう明日へ向かって
「もう何も怖れずに」


いつでも終りのない道と信じて時を重ねてきた
ふたりだけの夜。君の肩を抱きよせて。
夢のなか心のままに
未来を迎えよういつまでも
君のこと放さない

約束

約束

貴方におくる愛の歌

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-11-12

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