ツッコミを入れよう！(国語教育の補則に関する理智府告示　６)・公報放送に関する理智府告示

・・・国語教育の補則に関する理智府告示　その六・・・

・生徒は次の各手法によって作成され及び提示された文章や対象物について各自らツッコミを入れる　但しすべての対象にツッコミを入れる必要はなく、自らのツッコミ頻度や精度などを考慮し適度に判断してツッコミを入れなければならない
❶教員が作成した文章、理智府の指定する範囲内に於て教員が用意した小物類
❷理智府が指定し教員が提示した文章、理智府が指定し教員が用意した小物類
❸教員が作成した画像動画類、理智府が指定し教員が提示した画像動画類
❹豫め又は授業中に生徒が作成し教員に提示した文章、また生徒による最近の出来事についての小話
２本授業に於て生徒一人づつがツッコミを考え発し入れるか或は教員の班分けに基く各班ごとにツッコミを考え発し入れるかの何れの方式を採用するかは教員の判断によるところとし、何れの方式をも同一授業に於て採用し行うこともできることとする　但し生徒一人づつがツッコミを考え発し入れる方式の場合は志願制とする
３一ツッコミはそのツッコミ主又はツッコミ班以外の生徒又は班全員による多数決を以てその都度にツッコミとしての是非を問われる　またツッコミとはその一言や内容によって笑いや感心や気づき及び衝撃などを他者周囲に与え齎すものと定義し、それに適合しないツッコミと評価した場合は必ず非と評しなければならない

・・・公報放送に関する理智府告示・・・

・学校の高学年生は一人づつ順に校内放送にて公報放送を行う　但し自ら公報放送を行うことを拒否した者は之を行わない
２公報放送は一人につき各一日間づつ之を行う　また教員が許可した場合は録音によるものとすることができる
３公報放送を行う者の順番は学年期開始とともに教員が之を公示する　また公報放送を行うことを拒否する者はその生放送日または録音日の一週間前までに教員にその旨を伝達して居なければならず、そのため一学年期に於ける最初の公報生放送及び公報録音は当該学年期開始後二週間以上経過した後に行われることとする
４公報録音は当該放送日の一週間前までに完了しなければならない　また生徒が当該放送日の三日前までにその当該録音の放送を拒否する旨を教員に伝達した場合はその放送は撤回される
５各学校は五分間から三十分間を目安としてそれぞれ各生徒一人による公報放送時間を設定し、また変更することができる

・公報放送は次の何れかの形式を採用する
❶教員一人と当該生徒一人による上下雑談形式
❷当該生徒一人による単独雑談形式
❸当該生徒一人と当該生徒指名の他の生徒一人による相互雑談形式
２前述の何れの形式を採用するかについて当該生徒は、当該生放送日または当該録音日の五日前までに教員に伝達しその通りにしなければならない　但し前述❶もしくは❸から❷へと形式を変更する場合に於ては当日の変更も妨げられない
３前述❸の生徒の指名はその形式の伝達時に於て教員より許可を得るを要し、許可を得られない場合は教員の指示に基き❶もしくは❷の形式へと自ら変更し直ちにその旨を伝達しなければならない

・公報放送に於て当該生徒はその自らに関りまたはその自らが思い考えるところがある次の各テーマに基いてその雑談内容を主宰する
一　時事問題
二　学校生活に於て感動感激したこと、思うところがあったこと、疑問を持ったこと、不思議なこと、わからないこと、悩ましいこと、改善すべきこと等
三　勉学内容や勉強生活に関すること
四　私生活の中で教員や他の生徒たちに相談できること
五　自分の好きな学識娯楽に関すること

・教員はすべての公報生放送及び録音公報を終始管理監督し、教員は何時も必要に応じて公報生放送を中断中止させ、録音公報のための録音を中断中止させ、録音公報の放送を中断中止または撤回させることができる
２教員は必要に応じた数を以て各当事者以外の生徒より各公報放送に関し自らを輔佐する公報係員を指名し各務を行わせることができ、当該指名を受けた者は正当な理由が認められない限り之を拒否できない

・公報放送は各放送者本人たる生徒が教員に対し事前に当該記録意思を示して居た場合に之を過去公報記録として記録保存する　但し教員が当該記録保存撤回を決定したとき、または各放送者本人が当該記録意思の撤回を教員に対し申し出たときは直ちに当該記録保存を停止しその保存記録を削除しなければならない