惰性、辟易、倦怠
生きるのも億劫、死ぬのも億劫
何もできない、するつもりもない
すべてが他人事、何の関心もない
世界は変わらない、人間も変わらない
変わるとしてもどうでもいい、それは
おれにとって何の希望にもならない
絶望もしない、それは希望と
同等に意味がない、だからしない
これは学習性無力感などではなく
最初から分かりきっていたこと
自己への無関心、精神的セルフネグレクト
それの何が悪いのだろう?
無駄に希望をもつより、無駄に絶望するより
何もしないのが一番いい
おれは誰の指示にも従わない
情動も湧かない、フラッシュバックもない
誰も憎んでいないし、誰も愛していない
人生に対する感想もない
思い入れもないし、思い残しもない
ただ意識が失せるのを待つ
もう詩を書かなくていいように
惰性、辟易、倦怠