アイスクリーム
アイスクリームがあれば生きていける。
アイスクリームの柔らかい甘さの極上の味を感じる事は、この上ない喜びである。
舌にとろける絶妙ななめらかさ。
溶けるクリームの感覚の刹那の美的な情熱。
歯でかじるとカリッとコーンがしなり音を立てる美味しい純情な響き。
バニラクリームの芳醇な囁きに白い吐息がこもれる。
クリームのほの甘い美しき純情な柔らかな肌触り。
ふわっと形をしならせ順応する軽妙なクリームの青春。
この世の物ではない白き妖精の空気感に、辺りは清澄な風が吹き抜けていく。
純度の高い汚れ無き真正直な味の浸透性。
そしてコーンをカリッと噛んでマリアージュする時の未知なるぞくぞくとした色気。
歯ごたえがしっかりして、そのぎしっという感触がミステリアスな白い妖精の空気感。
口の中で一杯に広がる甘い憧憬の気高き品格。
まろやかに溶けて浸る甘き雫の凝縮。
旨いクリームの清純な気品が脳内に沁み渡っていく。
爽やかな風が口の中に広がり、無限のミステリアスが喜びと共に沁み出てくる。
濃厚なクリームの触感が突き抜け、旨みの神経が駆け巡り循環していく。
舞い昇る旨みの浮遊物が行き場を求めて駆け巡る快感。
そこは美味しい未来のクリーム色になった。
冷たい感覚がひんやりと平定し静まる心の涅槃。
この冷感覚が爽快なパトスを表出させ安心の内で落ち着かせる。
口の中で味わい尽くすクリームの神妙な甘き恋の味。
クリームが広がる波の静けさに平定していく。
気持ちが良いが無限に広がり喉の奥へと迎えていく。
喉に清らかな風が通り抜け白いクリームが降りていく。
辺りが静まり返る喜びに満たされた達成感。気持ちが若き青春のほとぼりで、ただ明るい未来を見つめる。
クリームのエキスの凝縮した美味しいパトス。
クリームの中に浸って自問自答する行為により我を取り戻していく。
この感触が問いを定義して同時に解答の光をもたらしていく。
ただただ人を美味しい気持ちにさせてくれる魔法の雫。
この雫が滴る限り美しき心が生まれ続ける。
ぺろっと舐めてみるとざらっとして融解し、旨き甘みのエキスが脳天をお花畑に変象させる。
垂れていくクリームの優美な肌触りにもう一度埋没していく。
蘇る美しい心情の吐露。
溶けていく美しき現象の数々の深き心念。
ああ溶けていく。私の中で溶けていく。
この美しいという感情はアイスクリームが溶けて私の中に入っていく行為なのではないか。
ずーっと口の中でアイスクリームを感じていたい。
良い気分で良い時間のままに素敵なアイスクリームはもう私のもの。
私の好きなアイスクリームは私だけのものにしたい。
こんな秘密の喜びを知っているのは私だけなの。
私を喜ばせるクリームとだけと一緒に生きていきたい。
疲れた時はアイスクリームの濃厚なエキスを頂くと、全てをリセットして前向きになれる。
さあ、好きな物と一緒に癒やし合いましょう。
アイスクリーム