忘れていく僕らは
忘れられていく僕らは
どこかに足跡を残したくて
さまよっていた

それぞれの世界で生きている僕らは、
立ち止まることなくすれ違う

誰かの声を聞いた。
それは声にならない小さな声。

きみの声を聞いた
それは霞んだ寂しき霧

ぼくは話した
枯れた花の本当の色彩を


きみとぼくの声を聞いた
それはぼくをきみが
きみをぼくが想う声

足を止めてふと思い出して、
時折記憶の中に迷い込む。
あの人は、ぼくを覚えてくれているだろうか。

それぞれの世界で生きている僕らは
立ち止まったまま今日を生きている


誰かの声を聞いた。
それは音にならない小さな声。

きみの声を聞いた
それは霞んだ寂しき霧

ぼくは話した
枯れた花の本当の色彩を

きみの声がきえた
ぼくの声がきえた
それはきみとぼくがこころを背けたから

聞こえていたのは
ぼくときみが同じ想いでいたから

忘れてゆくぼくらは
忘れられてゆくぼくらは
ここに足跡を残してゆく

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-08-25

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

Derivative work