あの業界には入らないほうがいい

うつになったK君

あの業界は、とても危険だよ。

K君は、やっと分かったようだ。ようやく気づいたんだね。

その業界は、一見華やかだ。
しかし、あまりにも闇が深すぎる。
わたしもこうして書いていて、とても危ういと感じている。

K君は、その業界で被害者となった。
ぬるま湯に浸っている状態で、とても恐ろしいことが待っている馬車なのだ。

その馬車は、たくさんの輝きをくれるようだ。上手くいけば、生きている快感を存分に感じられる。

だが、まるで打ち上げ花火。不倫とよ~く似ている。

快楽を思いのままに味わえるのだ。

その狭い快楽馬車の中でぬるま湯に浸っているわけだから、身体にいいはずはない。

破滅へと一直線なのだ。

K君はこの業界に入って、心を失った。

しかしK君は間に合った。現在46歳。彼ならば、きっとまた返り咲くに決まっている。

あの業界には入らないほうがいい

あの業界には入らないほうがいい

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-08-23

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