洗脳屋さんに恋したシンデレラ
もう一つのシンデレラをあなたに
あの夜、シンデレラは洗脳された。
そう、あの男性に。
その男性はとてもハンサムでツンデレな性格が終わっている男。
人と会うとぐったりすると言っていた。
あらゆる人を洗脳し、今は都合のいい女が4,5人はいる。
どの相手も顔が可愛くて、スタイルもいい。
抱くにはもってこいの美女ばかり。
すでに洗脳済みなので、意のままに操れる。
いろんな武器を使ってね。
どうやらシンデレラはそんな男に洗脳されたみたいだ。
それは、悪い意味でなのかそれとも……。
そんな男に洗脳されたシンデレラの性格も
どうやら終わりを迎えたようだ。
狂うという代名詞を彼は持っている。
そして、仲間というものたちの人生も
狂わせていくようだ。
お金と命といういいお薬で。
シンデレラはその男のことを
どうしてそんな性格になったのか
興味を持つようになった。
甘やかされすぎた?
恵まれすぎた?
そもそも人の性格って、どのように作られていくのだろう。
やはり脳みその問題だろうか。
ただ単に遺伝だけで済むことなのか?
サイコパスという人物は
人の愛し方が他人とは異なっているのだ。
治療の仕方があるのだろうか。
近頃のシンデレラは探偵みたいになっている。
どうしたら、そんなに人を傷つける言葉や行動ができるのだろう。
感情の問題もあるようだ。
良心というものはほぼない。
そうか、逆なのだ。
誰かを愛すれば愛するほど
愛がおかしな方向にいくということかもしれない。
いじめというよりは、愛した相手を傷つけることでしか
愛情表現ができないのかも。
悪人も善人もどちらも演じることができる。
シンデレラは一つの結論にたどりついた。
サイコパスの洗脳屋さんは、
人生が演技なのだ。
そう、彼は夢遊病である。
おわり
洗脳屋さんに恋したシンデレラ