死神の刃~must not be related to it~ 3章

血の色ペンキ

――死神(しにがみ)(やいば)――

それに(すこ)しでも関係(かんけい)してはならない・・・。
それに(ねら)われたものは、すなわち()(いた)るのだから・・・。

●○()(いろ)ペンキ○●

【カエデ】
「ここが更衣室(こういしつ)でー、ここが理科室(りかしつ)。トイレはその(よこ)にあるから♬」

【ミカ】
「なるほど・・・。トイレはそこか・・・。」

カエデはミカに校内(こうない)案内(あんない)をしていた。

【ミカ】
「・・・えっと、あのさ・・・それでさ・・・。
 その、、、と、トイレ()ってもいい・・・カナ・・・?」

【カエデ】
「・・・へ・・・?
 ・・・・・・・・・ぷっⓦ
 アハハハハっ!
 あー、だからモジモジしてたのかーⓦ
 いいよ、()っといでよ!()ってるからさ。」

【ミカ】
「・・・うん、ありがとう///
 ・・・えっと・・・鈴村(すずむら)さ・・・じゃなくて、カエデっ!///」

【カエデ】
「・・・!///」

【カエデ】
(こころ)(こえ)(はじ)めて名前(なまえ)()んでくれた・・・!(感激(かんげき)

{{トイレの(なか)}}

【ミカ】
「ふぅ~・・・。」

【???】
「オ(マエ)ナンカ、()エロ。()ネバ イイノニ。」

いきなり、ミカが(はい)ったトイレの個室(こしつ)(そと)から
合成音(ごうせいおん)のような(こえ)(だれ)かがミカにそう()った。

【ミカ】
「・・・え・・・?」

【???】
()エロ!()エロ!()エロ!オ(マエ)ナンカ、()エロオオォオォォォオォォォオォ・・・!!!!!」

<バッシャァアァアアアアァアアン!!!!>

【ミカ】
「きゃああああああっっ!!!!!」

大量(たいりょう)()()なペンキ。
それがミカの(うえ)()ってきたのだ。

【???】
二度(ニド)ト 学校(ココ)ニハ ()ルナ。(ツギ)ニ ()タラ、今度(コンド)コソ (コロ)ス。」

そう(のこ)して”ダレカ”は()っていった。

<ぽたっ・・・ぽたっ・・・>

【ミカ】
「・・・っ・・・。そんな・・・っ・・・ウチが(なに)を・・・?・・・っ・・・!」

ミカから(したた)()ちる(あか)いペンキは、
まるで本物(ほんもの)()のようだった・・・。

[...to be continued...]

死神の刃~must not be related to it~ 3章

死神の刃~must not be related to it~ 3章

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-01-29

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