未確認用語集 8
・夷信ノ怪(いしんのかい) アイコクシンのために誤った正義を掲げ昂奮し最終的には失墜してゆくこと、その集団
「感覚が研ぎ澄まされて居なければ夷信ノ怪に自らが陥るし、他の誰かから騙される。とにかく、胡散臭い目力をした詭辯家には気をつけろ」
・老いの一撃(おいのいちげき) 老いた大統領がどうせもうすぐ死ぬので帝国主義的なことを言って歴史にでも名を残さうとすること
「老いの一撃を食らはせてるやうに見せて実が交渉材料にするための高度な戦略だとか擁護する人も居る。もうね、恥を知れといふことです。七、八十年の集大成がそれなのか」
・轡人形(くつわにんぎょう) 轡を入れてるみたいな違和感を感じさせる口元をしてる系の整形美人
「轡人形を見てると痛々しくてね、、、ちょっと何かを引っこ抜かれると全部が崩れてしまひさうで怖いんよ」
・金実(こんじつ) 39度以上の熱を出してる時のパイナップル
「おおお夢にまで見た金実よ。輝いて居る。お前だけいつも通り美味しいし、いつもよりお前が欲しい!ああ何て瑞々しくて甘酸っぱくて艶めかしいんだこの野郎」
・秀才無味(しゅうさいむみ) 勉強できて優秀らしいが世界を変へることは出来ないこと
「いや財務省の人達も日々の仕事をこなしてるだけで、目の敵にすべきやうな人達ではない。秀才無味でそれ以上でも以下でもないんだ」
・竹馬上手(たけうまじょうず) 背景を歪ませてでも足を長く見せたい人達
「いや~竹馬上手だねぇ~。ヲヂサンね、そんなの人に見せられないよ」
・茶の間主義者(ちゃのましゅぎしゃ) テレビしか観ない人
「茶の間主義者って疎いしダサいし鈍いしツマラン。同じ30分でもネットとは情報量が丸で違ふ。然うさ奴らは情報を只の賑やかしだと思ってるのさ」
・肉毒(にくどく) アスペの脳ミソに蠢く合法的な闘争心
「わからない。何を言はれても、何か企みや策略で動いてるんだらうと言はれても、全く何にもわかんない。わかるのは、自分の頭や心の中で肉毒が熱くなってることだけだった」
・腫れ着(はれぎ) 気温に比べて分厚すぎる冬着
「思ったより暖かい日に腫れ着を纏って道を歩けば全身が霜焼したみたいになる。お前には分からない。暑がりは細かい汗に魘されるのだ」
・引き出しの中の食へる餅 信用はして居ないが頭数を埋めるには使へる縁の下の力持ち
「そのままリヴァプールに居れば世界中に注目され続けることだらう。傍から見れば引き出しの中の食へる餅だが、実際そこに居ると去る寂しさが湧き出てくるに違ひない」
・剥きエビ 足を出して少しでも映像作品の売上を上げようとする歌手
「何かなあ、選手層を厚くするためには特に美人でもないが足は出してる剥きエビの画像も保存しておきたいなあ。何か枕営業してさうで昂奮するんよね」
・無粗修行(むそしゅぎょう) 普通にやると簡単だらうから敢て新要素も強い技も使はず防具も強化しないなどして最も厳しい条件でゲームをクリアしようとすること
「新作のモンハンが簡単だとかすぐ終っちゃふとか言ってる奴はもっと自分の首を絞めてみろ。古の動作のみ用ゐ、便利な増殖機能を一切使はず、殆ど裸で野に繰り出すのだ。無粗修行のその先には過去作と変らぬ快感が待って居る」
・ヤニ 目脂を取らないで人前に出てくる思春期のヒキコモリ
「今の自分が街中でヤニを見かけたら距離を取る。それは単に気持ち悪いからなのか昔を思ひ出すからなのかは分からない」
未確認用語集 8