はなのさくとき はなのちるとき

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『はなのさくとき はなのちるとき』


サキ …10年前に癌で死んでいるが、桜の精となって恋人だったユウヘイの前に桜の咲く季節だけ現れる。

ユウヘイ …サキの生前の恋人。良くも悪くも優しい男。桜の咲く季節には必ずサキに会いに来ていた。

モモカ … サキの友人(?) 依存心が強く、年齢以上に幼稚な性格。ユウヘイの子を身ごもり、婚約している。

上演時間約20分

◆コピペ用

サキ:
ユウヘイ:
モモカ:

◆◆◆

(モノローグ)

ユウヘイ:(M)桜の樹の下で、俺たちは出会った。

サキ:(M)よく覚えている。大学の入学式の日だった。

ユウヘイ:(M)キャンパスの片隅に咲いている桜。
その下に佇んでいる女の子に、俺の目は釘付けになった。

サキ:(M)「あの……」と話しかけられて振り向くと、そこにユウヘイがいた。

ユウヘイ:(M)話しかけたものの、次の言葉が思いつかず、とっさに出た言葉が「キレイですね」だった。

サキ:(M)ナンパにしては、あまりにも下手くそな台詞だ。
けど、緊張で真っ赤になった彼はなんだか可愛くて、思わず笑ってしまった。

ユウヘイ:(M)笑う彼女に俺はますます目が離せなくなった。
叶うなら、この笑顔をずっと傍で見ていたい。
……そう思った。

サキ:(M)私たちは自然に付き合い始めた。
大学を卒業して、お互い就職してからも、当たり前のように、私の彼氏はユウヘイで、ユウヘイの彼女は私だった。
 このまま、なんとなく結婚するんだろうなって思ってた。
 平凡で幸せな未来を思い描いていたし、疑ってもいなかった。

ユウヘイ:(M)俺は早くサキと結婚したかった。
それとなく指輪のサイズを聞きだしたりして、プロポーズの準備を始めていた頃。

サキ:(M)私は死んだ。

ユウヘイ:(M)サキは死んでしまった。あっさりと。癌だった。

サキ:(M)私たちはもう永遠に会えないはずだった。

ユウヘイ:(M)俺たちはもう永遠に会うことはないはずだった。

(現在 桜の樹の下 ユウヘイの前に、桜の精となったサキが現れる)

サキ:久しぶり。

ユウヘイ:久しぶり。

サキ:咲いたね、今年も

ユウヘイ:うん、咲いたね。

サキ:元気だった?

ユウヘイ:うん、大丈夫。

サキ:ちゃんと食べてる?

ユウヘイ:うん、大丈夫。

サキ:ユウヘイの大丈夫が大丈夫だったことないからなぁ。
ダメだよ、パンとかコンビニのおにぎりばっかりで済ませちゃ。

ユウヘイ:はは、心配かけてごめん。でも、最近、料理も覚えたから、本当に、大丈夫。

サキ:料理? ユウヘイが? うそでしょ? カップ麺作るのも失敗してた人が?

ユウヘイ:ほんとだって、こないだ『じゃこサラダ』作ったし。

サキ:え、だって、ユウヘイあれ嫌いじゃない。

ユウヘイ:なんで? そんなことないよ?

サキ:うそ、嫌いだった。無理して食べてた。

ユウヘイ:……うん、本当はちょっと苦手。バレてたんだ。

サキ:うん、だから無理に食べなくていいよって言ったのに、いつも食べてくれたよね。「おいしい」って。

ユウヘイ:サキの作るものはいつもおいしいよ。

サキ:ありがとう。逆に「まずい」って言われた記憶ないもんね。いい彼氏だ。

ユウヘイ:本当においしかったからだよ。サキの作るものはみんな……。

サキ:ありがとう……

ユウヘイ:(M)微笑むサキが愛しくて、俺は思わず手を伸ばす。
けれど、俺の指先がサキの頬に触れることはない。
あの少しだけ体温の低い、けど、やわらかな肌を感じることはできない。
空を切った手を、虚しく握りしめる。

ユウヘイ:サキ……

サキ:なに?

ユウヘイ:好きだよ。

サキ:……私も。

ユウヘイ:本当に会いたかった。

サキ:うん。

ユウヘイ:キレイだよ、サキ。

サキ:(笑う)私、そんなに美人じゃないよ? 
でも、ありがとう。そう言ってくれるのユウヘイだけだったよね。

ユウヘイ:いや、キレイだよ……サキはいつも……

サキ:どうしたのユウヘイ?

ユウヘイ:……なんでもない。

サキ:一年の間になんかあったの? そりゃユウヘイは生きてるんだもん、色々あるよね。私には話せないこと?

ユウヘイ:なんでもない……なんでもない、けど……ただ……今年も桜が咲いてよかったなって……

サキ:何言ってるの。桜は咲くよ。毎年。

ユウヘイ:うん、桜が咲いて、サキに会えて……よかった。

サキ:……ユウヘイ?

ユウヘイ:サキ。

サキ:何?

ユウヘイ:一つだけ、約束して? 来年も必ずここで会えるって。

サキ:それは……

ユウヘイ:俺必ず来るから。

サキ:そんなの、約束は、できない。

ユウヘイ:なんで!?

サキ:だって、私は確かに死んだんだよ?
桜の咲く季節、この樹の下でだけ、ユウヘイに会えるなんて、本来、あり得ないはずのことだもん。
来年も会えるのか、私にもわからない。
そりゃ、私だって、会いたいけど。

ユウヘイ:そんなこと言わないで……お願いだから……

サキ:もう、ちょっとどうしちゃったの?

ユウヘイ:……

(足音)

サキ:あ、誰か来る……

(モモカ登場 モモカにはサキは見えていない)

モモカ:ユウヘイ君ー! まだー?

サキ:え、うそ……

ユウヘイ:モモカ……車で待っててって言ったよね?

モモカ:だって、気になってぇ! それにさ? 
もしかしたら私にも見えるかもしれないじゃん? 桜の精になったサキちゃんが。

ユウヘイ:……ごめん、お願いだから戻ってて。

モモカ:ほらやっぱり、誰もいないじゃん。やっぱりユウヘイ君の思い込みだって。

サキ:モモカ……なんで、モモカがユウヘイといるの?

ユウヘイ:……モモカ、お願いだから……1人にして欲しい。すぐ戻るから。

モモカ:えー? やだー! ねえ、もう帰ろう? ゲームの続きやりたいし。 
こんなところで一人でぶつぶつ言ってたら、不審者だよ?

サキ:ねぇ、まさか……

ユウヘイ:いや、その……

サキ:ユウヘイ、モモカと……ねぇ? 違うよね?

ユウヘイ:ごめん、なんでもないんだ……

サキ:誤魔化さないで! まさか、モモカとつきあってるの?

ユウヘイ:……それは、一応……でも、これにはいろいろあって……

モモカ:何言ってるの? 一応じゃなくて、露骨に怪しいってば!

サキ:……なんで? なんかモモカなの? この子にだけは近づかないでって言ったよね?

ユウヘイ:ごめん……

モモカ:別に謝らなくていいけど?

サキ:謝って欲しいわけじゃない!

モモカ:サキちゃんが桜の精になったーなんて言ってるけど、本当は、死んじゃったサキちゃんが、かわいそうだからでしょ?
優しいのはユウヘイ君のいいところだけどさ、そろそろ良くない?
サキちゃんだって、自分のこと忘れて、ユウヘイ君に幸せになって欲しいと思うけどなー。

サキ:モモカ……あんたにだけは、私の気持ちを代弁して欲しくない!
……本当に変わってないね?
ユウヘイの事だって……最初は馬鹿にしてたくせに。
ユウヘイがいい会社に就職決まってから、急に態度変えてすり寄ってきて。

モモカ:この桜の樹だって、もうすぐなくなるんだしさ? 
大学が移転するから、更地になるんでしょ、ここ?

サキ:え?

モモカ:それってさ、神様もサキちゃんの事を忘れて前に進みなさいって背中押してくれてるんだよ! きっと!

ユウヘイ:モモカ、ごめん、今は話せない。頼む、今はサキと2人にしてくれ。

モモカ:えー? その設定どうしても続けるのー!? 
分かった。 じゃ私も付き合う!
サキちゃん! 久しぶり! モモカだよ! なんちゃって!
元気? って元気なわけないか! えへへ!
私はこの通り相変わらずダメダメです!
あ、でもでも! 最近、だいぶ変わってきたのかなって思うんだよね。

ユウヘイ:モモカ! やめろ……やめてくれ、頼む……

モモカ:若い頃はさ、私もいろいろあったけど、やっぱり若かったんだよねぇ。
今はもうだいぶオバサンでマジヤバイ!
年のせいかなー? なんか、親を安心させたいなーとかちゃんと考えるようになって、気が付いたらユウヘイ君が隣に居たって感じ?
なんかごめんね? 友達の彼氏取ったみたいになって。
だからね、これからは……あ、待って、なんかメッセージ来た……ちょっと待って。
(スマホをいじりだす)

サキ:(ため息)

(以下、小声で話すサキとユウヘイ)

ユウヘイ:……ごめん……サキがいなくて俺も寂しくて。
モモカとサキの思い出話とかしている内に……いや、断れなかった俺が悪い、よな。
本当に、ごめん……一年に一度の大事な時間なのに、嫌な思いさせて。

サキ:私さ、死ぬとき、手を握っててくれたユウヘイに「私の事は忘れて幸せになって」って言ったよね。

ユウヘイ:うん……覚えてる

サキ:その気持ちに嘘はないの……でも! それでも! モモカはイヤ!
この子は、自分のことしか考えられない子だよ?
ユウヘイのこと幸せにしてくれると思えない。

ユウヘイ:……そんなこと、ないよ……モモカなりに、頑張ってくれてるし……いいところもあるし……そんなに悪い子じゃないよ?

サキ:……ねぇ、私が大学の時、2ヶ月くらい、音信不通にしたことあったよね?

ユウヘイ:うん、よく覚えてる。すごく心配した。結局理由を教えてくれなかったよね?

サキ:あれね……

ユウヘイ:なに?

サキ:(M)ユウヘイにさえ連絡を取らなかった2ヶ月間、私は入院していた。
きっかけは、ネットに放たれた私に関する一つのカキコミ。
それは瞬く間に尾ひれ背びれがついて拡散していった。
仲がいいと思ってた友達からも、バイト仲間からも、私は居ないモノとして無視され、代わりに面識のない男達から声をかけられるようになった。
見ず知らずの人達から無数の針で刺され続けているような感覚が苦しくて、私は精神を病み、入院を余儀なくされた。
誰がこんなことを?
それとも、私がいつの間にかこんなにも人に不快にさせるようなことをしていたのか?
自責と他責に交互に苛まれ(さいなまれ)おかしくなりそうだった。
真相は、叔父の知り合いの弁護士に開示請求を依頼して分かった。

サキ:あのね、ユウヘイ……あれは……

ユウヘイ:なに? 

サキ:(M)今ここで、ユウヘイにすべてをぶちまけてしまいたい。
でも、それは、私のエゴでしかないのだろうか?
ユウヘイの幸せを壊すことになるのか?
……わからない、わからない。

サキ:……ユウヘイは、モモカの事、愛してるの?

ユウヘイ:……わからない……

サキ:じゃあ、私の事は?

ユウヘイ:(はっきりとした声で)愛してるよ! これからもずっと!

モモカ:(スマホから目をあげて)え? ほんと? ユウヘイ君?

ユウヘイ:あ……

モモカ:ねぇ、初めて言ってくれたよね? 愛してるって。嬉しい! 
(もったいぶって)私は……どっちだと思う? 

ユウヘイ:いや、そうじゃなくて……

モモカ:そうじゃなくて、何?

ユウヘイ:何て言うか……

モモカ:ねぇ、もう一回言って?

ユウヘイ:……ごめん。後で話そう。一旦帰ろう? 送って行くから。

モモカ:やだ、帰らない。ここで言って欲しい。

ユウヘイ:モモカ……

モモカ:ここで、この桜の下で、私だけを愛してるって言って?

ユウヘイ:それは……

モモカ:言えないの? どうして?

ユウヘイ:モモカの事は……大事に思ってる。

モモカ:そういうのいいから! なんで? やっぱりサキちゃんが忘れられないとか?

ユウヘイ:それは……比べられない。だから、今日は帰ろう? 

モモカ:いや!

ユウヘイ:ちょっと寒くなってきたし、体に触るから……

モモカ:ほら! また私じゃなくて、お腹の子の心配してる! 
いつもいつもそう……なんで? 私の事は? 
やっぱり子供ができたから仕方なく結婚するの?

ユウヘイ:違うよ……わかった、わかったから、車に戻ろう?

サキ:……そっか、子供ができたんだ……そういうことか……。
確かにそれなら、ユウヘイなら、そうだよね……。

モモカ:いや! まだ愛してるって言ってもらってない!

ユウヘイ:言うよ……これからいくらでも言うから……でも、ここでは勘弁してくれ。
サキも俺にとっては大事な人だから。
モモカだって、俺以外に大事な人いるだろ?

モモカ:いないよ! 私はユウヘイ君だけが居ればいい! 
この場でスマホの連絡先、全部消したっていいよ!?(スマホを取り出す)

ユウヘイ:(止める)やめろって!

(もみ合う2人)

サキ:(M)この2人がどうなるのか、多分私は見届けることができない。
この桜も切られてしまって……もう、会えない……私の好きだったユウヘイはもういない。

ユウヘイ:サキ……ごめん。

モモカ:あ、またサキって言った! なんで? なんでいつもサキちゃんばっかり? 
私がブスだから? 実家太くないから? 
仕事も恋も諦めないわって感じの、バリキャリ系じゃないから? 
私がダメな女だから幸せになっちゃいけないの!?

ユウヘイ:そんなこと言ってないよ!
俺が結婚するのはモモカだよ。
だから、そのために、ちゃんとサキと、お別れしたいんだ。
わかってくれ……頼む……

モモカ:……

ユウヘイ:……お願い。これっきりにするから。

モモカ:……わかった。

ユウヘイ:ありがとう……じゃあ、車に……。

モモカ:じゃ、一緒にお別れしよ? サキちゃんに。

ユウヘイ:え?

モモカ:サキちゃん、聞いてたでしょ?
私とユウヘイ君、結婚します!
お腹の子……桜の精さんなら見えるかな? 男の子か女の子かとか分かる? 
わかるなら教えて欲しいなぁ。
私ってほら、ダメな女だし、サキちゃんみたいに、しっかりした奥さんにはなれないかもだけど、ユウヘイ君と一緒ならがんばれる気がする。
だから、どうか私達のこと見守っててください。
この桜は無くなっちゃうけど……そうだ、ときどきサキちゃんのお家にお邪魔して、仏壇にお参りするね?

サキ:絶対、来ないくせに。

ユウヘイ:(ため息)………じゃあ、お別れも言えたし、帰ろう?

モモカ:ユウヘイ君からは?

ユウヘイ:え?

モモカ:ユウヘイ君からは、サキちゃんにお別れ言わないの?

ユウヘイ:……

モモカ:ねぇ! 私をバカにしないで? 私を家に送ってから改めて一人で来ようと思ってるでしょ?

ユウヘイ:それは……

モモカ:え、本当に来る気だったの? ひどい! 最低!

ユウヘイ:……いや、来ないよ。

モモカ:嘘つき。
もういい、わかった! 
ユウヘイ君は今でもサキちゃんの事が好きで、私なんてサキちゃんの身代わりなんだ?
私の事好きとか言ってくれたのも、全部嘘だったんだよね?

ユウヘイ:違う! そんなことない!

モモカ:でもサキちゃんが好きなんでしょ?

ユウヘイ:それは……

モモカ:ほらやっぱり! 
サキちゃんもずるい! 死んだのに、桜の精になって、毎年桜の季節にだけ現れるとか。
生きてるユウヘイ君に一生自分だけを思って生きろってこと!? 最低!

サキ:……そうだよ、私は本当はユウヘイに忘れられるのが怖かった。
叶うなら、ずっと私だけを好きでいて欲しかった。
そうだね、最低だよね。

ユウヘイ:違う、違うって、モモカ! 俺が、サキに執着してただけで。
サキの事悪く言わないでくれ。

サキ:……ああでも、できれば幸せになったユウヘイを見てお別れしたかったな。

モモカ:ふーん、あっそ。わかった。出たよね結論。
ユウヘイ君はサキちゃんの事が一番大事で、私と子供は邪魔なんだよね? 
本当はいらないんでしょ? もういい! 消えるよ! この子ごと……さような……!

(モモカの台詞の途中で、ユウヘイ、モモカを抱きしめる)

モモカ:………!

ユウヘイ:ごめん。本当にごめん。好きだよ、モモカ。不安にさせてごめん。
もうサキの事言わないから。モモカだけを見てるから。

モモカ:ほんと?

ユウヘイ:俺が愛してるのは……モモカだけだよ。

モモカ:サキちゃんよりも?

ユウヘイ:……うん。

モモカ:ほんとに? 一生? 私の事だけをずっと愛してくれる? 大事にしてくれる?

ユウヘイ:……うん。約束する。愛してる、モモカ。

モモカ:うん、私も愛してる、ユウヘイ。

(2人、キスする)

サキ:(ため息)ユウヘイらしい。優しいから。
いい意味でも、悪い意味でも。
そんな優しいユウヘイが私、好きだった。
今まで、ありがとう。

(サキ、消える)

ユウヘイ:……っ!(サキが消えたことに気が付いて、モモカから離れる)

モモカ:何? どうしたの?

ユウヘイ:いや……なんでもない、本当に帰ろう? 

モモカ:うん、なんかお腹張ってる感じするかも。痛い。

ユウヘイ:え、大丈夫?

モモカ:うん大丈夫。でも、念のため今日はずっと一緒に居て欲しいな。

ユウヘイ:うん、いいよ、わかった……。

(桜の樹を後にする2人)

ユウヘイ:(M)翌日、モモカが寝ている隙を見て、俺は再びあの桜の樹の下へ行った。
サキはいなかった。何度呼んでも、姿を現してくれなかった。
5分咲きだったはずの桜は、なぜか全て散っていた。
花びらの一つすら俺に残してくれず消えてしまったサキ。
俺は、その樹に抱き着いて……泣いた。

サキ:(M)さようなら。

【完】

はなのさくとき はなのちるとき

はなのさくとき はなのちるとき

「ヨンアテ!」参加作品 2025年6月12日に加筆修正しております。ヨンアテ参加時とは多少変更になっていますので、ご注意ください。 ユウヘイに桜の季節だけ会える死んだはずのサキ サキの恋人だったユウヘイの愛を求めるモモカ 2人の間で揺れ動くユウヘイ

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-06-12

CC BY-NC-ND
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