雑詠(六月)

草分けし小径のありし夏野かな




麦の穂に雀止まりし麦の秋




薄星の一つ二つや梅雨の夜




新しき白いカーテン夏の庭




夏の朝 一ト日の旅の思ひあり




姫女苑 やさしく揺れし風のあり





木漏れ陽に眼を覚ましたる午睡かな




夏の駅 讃岐うどんの店に入る

大宮駅は東京と変わりない賑やかな都会だった
何か食べようとして歩いたら讃岐うどんの店があった
ざるうどんと天ぷらを食べた
柔らかく冷たくておいしいうどんだった
外は真夏のような暑さ
日傘を差して歩いている人も多かった




夏山の見ゆる長野に来たりけり

雑詠(六月)

雑詠(六月)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2025-06-01

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