令和7年5月の一言


・先に眠ってた母の寝顔をふとよく見てみたら思いもしないくらい時を経て居た。まだそんな年齢でもないし流石にそこまで老けてはなくとも今すぐ棺桶で眠ってても多少は違和感もないくらい。
・10年20年前の50代40代だった頃で母の印象が止ってた。普段、顔なんて見ないから。思ってるより時間は進んでてその時なんて気づいたらきっとすぐもうそこまで来る。
・母が息絶えた時、ちゃんと誰かが傍に居てくれるんだろうか。あと人生は何十年もあったとしてもあと10年20年で一体どれだけの人と知り合うのだろう。母が幾らクズであろうとも同じ家でこんなに長く暮らして来たし母親だしずっと生きてるのを近くで見てきた。その人が絶えてしまったら凄い悲しい。
・姉は居ても姉は姉でやはり性格も何も違ってても一心同体みたいな部分もあるにはあるから心の支えとかには到底ならない。
・このままでは何か一つでも無くなっただけで独りじゃもう耐えられなくなる。
・新しい何か一つを探しにゆくなら、それはつまり人に会うこと。
・ずっと言ってる。ずっとそして何もない。何もしない。
・どうして人と会い人と話して人がすぐそこに居ることを想像するだけでこんなにも苦しまなければならないのか。
・然うでありながら社会に働き生きる人も多いのかも知れない。
・だからこのまま最低限は稼ぎながら何もせず生きてゆくのなら別にずっとこのままで良い。何もせずに生きてくのなら。
・どうして斯うも斯うなんだろう。あれもこれも何もかも何故にこんなに斯うなんだろうか。
・私にとっての光はずっと私そのものだった。光がなければ手元が見えない。ハンドル握ってひたすら走る。車の中だけ矢鱈に明るい。一体どこまで走って来たのか、全くてんで分からない。自分以外の光がなかった。同じ暗闇をひたすらに走る。
・外の光を探し求める。探して探して遂にまた無い。光だけならもう既にある。然うじゃなかろう。応答してくれ。これが本当に光なのか。幻とかではないのだろうか。然うじゃないなら證明してくれ。別の光をこの目に見せて、答え合せをさせてほしい。
・あーあーあーあーあーあー、、、、、。
・屈辱。後悔。躊躇い。果てなさ。隠せぬ想いに虚しき空論。何を口にしても言い訳になる。忘れようと思ってもそれが目に耳に入る度に思い出す。向かおうとしてる場所はもうわかってる。行けることもわかって居る。だから苦しい。外へ向かって行く筈なのに内へ内へと圧力がかかる。
・あーあーあーあーあーあー、、、。もう何も言わない。戯言をよして、日常へ潜り込む。

・でも幸せにはなりたいと思う。この頃あらためて然う思った。
・例の人が最近さらに更新頻度が落ち続けててSNSからも暫く居なくなってた時があったけど、つまり然ういう事なんだろうということで察した部分もあり、どこか空を見上げたくなるような気持ちになった部分もあった。別に顔が好きとかではないし人柄も本当のところは知らないから飽く迄も歌い手として気にかけて居たのだけれど多少なりとも思うところは無いではない。
・しかしこのところショート動画ばかりだった中で久しぶりに投稿されたカバー動画にまたあの人の歌う姿を目に収めると、ああ何だか、俺も幸せになりたいと思った。やっぱり惹きつけられて已まなかった。こんな風に俺も幸せになれたら良い。
・いつの事かは分からない。その時のために今も生きてる。

令和7年5月の一言

令和7年5月の一言

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-05-22

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