白濁の真珠　１話

注がれる快楽、待ち人来ず

「んんっ……ああぁ……」

-----------------

私は今、知らない男に抱かれています。

-----------------

「あぁっ……」

あぐらをかいた彼の上に乗り、背中に手をかけ抱擁する。
彼は、私の唇を強引に奪い、舌を絡める。彼の舌がねっとりと口腔を這いずらせて、私の舌に密着してくる。

「んんん～……んぐ……んっ……」

身体の火照りに我慢できなくなり、あそこから愛液が漏れてくる。
限界までに反り返り、今にも臍を叩きそうな固く勃起したおちんぽ。
私は、ゴクリと喉を鳴らし、彼の肩に手をかけて、ゆっくりと彼の方に体重をかける。子供を寝かせるようにゆっくりと…。

「はぁ……はぁ……」

我慢しつつも抑えきれない火照り。

「はぁぁ…はぁぁ…」

もうすぐ、この、固く、反り立った肉棒が私の肉壁を叩きつける。
私は、腰を上げて、固く…脈打った肉棒を自分の秘所にこすりつける。

「んんっ……あぁっ……はぁぁぁぁ……」

今か今かと待ちわびる私の秘所が、ひくひくと痙攣している。
私のあふれでる愛液で、彼の肉棒は艶やかな光沢にまみれていた。

「いい……い…入れる……わね………ん…ぁぁぁぁあ……」

亀頭を膣に合わせ、徐々に腰を落としていく。
男の硬い肉棒が私の中でビクンビクンと小刻みに震えてる。

「ああぁあっ……いい……っ！これ……はぁぁぁぁぁあん」

腰を落としきり、身震いするような快楽が子宮から背筋、頭へと電撃のように走り、思わず身体が仰け反る。

「んんんんんっ～………ん……あぁぁぁはぁ」

挿入れただけで私は……イッてしまった……。
膣内が収縮して彼のペニスを締め付けるも、硬いペニスは依然として私の中で存在感を誇示している。
ビクビクと硬いおちんぽが私の膣内で射精するために今か今かと待ちわびている。
密着した彼の太ももと私のお尻の間から愛液が流れ、彼の玉袋を伝っていきシーツがぐっしょりと濡れている。
私のお尻が、おまんこからの刺激により小刻みに震えている。
絶頂の余韻に浸っている隙も無く、彼は私の腰を強引につかみ、激しく前後へスライドし始めた。

「あっ！あぁぁっ……ダメ……まだ……だめ……イッたばかり…だから…あっあっ」

まだ…イッたばかりなのに…彼は…自らの欲望を満たすだけに、私を動かしつづける。
射精の快楽しか考えられない、思春期の子供みたいな男。

「んふぅっ……あぁっ……凄い……気持ちいいっ…もっとっ……もっとしてっ…」

そんな未熟な男の乱暴な腰使いは、嫌いじゃない。
快楽に身を委ねるように、私は、自分から腰を動かすようになっていた。

「んんっ……は……あぁ……」

上下左右へ彼のおちんぽを中心に激しく動く。
男は、亀頭から感じる快楽に耐えるよう、身体を反らせ、息を荒くする。
私も、おちんぽを膣内でかき回され、狂乱していく。

「あぁっ……いい……気持ち……いい……これ……これよ……」

彼は下から豊満な私の乳房を揉み上げながら「はっ…はっ…」と小刻みに息を吐き、腰を上下にピストンさせる。
突き上げられた子宮の衝撃が脳内で快楽に変わり、私は…ガクリと…彼の胸元に倒れこむ。
それでも、彼は、ガッチリと私を抱いてピストン運動を止めず責め立てる。

「あ”ぁぁぁぁ……ら”め”ぇ……もう……わからない……おぁあぁぁおぉ…」

これは、もう、人ではなく、雌の鳴き声…。理性の欠片もない発情した雌と雄の交尾。
彼の容赦無いピストンで結合部から汁がびちゃびちゃと跳ね飛んでいる。

「こ…こわひてぇ…もっと…もっと…私を…愛してっ……あぁぁっ……あ”ぁぁぁぁぉ…」

男は…予告せず亀頭から熱い粘液が吐き出し、膣内で肉棒を狂乱させる。

「ひぁっ！あぉぉおっ！イックぅぅ……イクふうううう…」

子宮まで流れ込む精子が逆流してもなお吐き出しつづけるザーメンの濁流を全身で感じながら、発情した雌の咆哮を上げたのち、意識を失った…。

-----------------

失った意識の中でも、注がれた熱い精液が膣内で溢れているのを感じます。
夢の中で感じたことが、現実でも起こっているかのように。
私は、快楽の渦の中で、ある、男の人の顔を思い浮かべていました。

-----------------

「はぁ…はぁ……」

知らない男に身体を捧げる背徳感…。
ドプドプと膣に注がれる精液…。
余韻に浸っている私に構わず、彼は、私の上に跨り、ペニスを目の前で魅せつける。
私が吐き出したおつゆと彼の精液を纏わせたペニスが私をさらに狂わせる。

「んんっ…んん…んんぐ……んんっ」

彼のペニスにむしゃぶりつく。歪な右曲がりを口に含み、舌で亀頭を舐め回す。

「じゅる…じゅるじゅる…じゅるるるるるる…んんっ！」

怒張したペニスから注がれるザーメンの温もり。口の中でビクビクと暴れるペニスを喉奥で感じながら、私は、別のことを考えていました。

「じゅるるるるるるっるるるるるるるっっ」

私の口内で大暴れしている彼の分身をおもいっきり吸い上げ、舌で舐めなわす。
「うぅ…」と重く喘ぎ、呼吸を荒たげている彼。消耗しつつも満足そうな顔をしている。
私は、口に注がれたどろどろのザーメンを舌でネチャネチャと味わい、彼に見せつける。
知り合いには見せられない、だらしない、ふしだらな顔。
男は、ベッドからおり、ふらふらとシャワーを浴びに行った。
行き過ぎた絶頂のあとで、私は、なんともいえぬけだるさで、だらりとベッドに四肢を沈めていた。

---------------

私には、愛する人がいます。

会った時から、ずっと愛しています。

その人がいれば十分。他に何もいらない。

今ではそう思っています。

愛する人は離れていってしまったけれど、私はあの人を愛している。

それだけで十分なのかもしれません。

私は、知らない男に抱かれている時でも、あの人のことを思い出します。

いや、私は、知らない男に抱かれている時だからこそ、あの人のことを思い出さなければならないのです。

あの人の思いが私の身体を火照らせ、知らない男に身体を委ねければならないほどに狂わせる。

私の身体には様々な男の精液が染み込んでいます。

頭の先からつま先まで、いろんな男の人から浴びた精液が肌を伝って身体に染み込んでいます。

汚れた売女と人は嘲り憎しみ嘲り笑うでしょう。

でも、それでいいんです。

そこまでしなければ、彼は、私を見てくれないのだから……

-続く-