雑詠(五月)
境内に紫蘭の咲きしひとところ
新しき街 新しき夏の来たりけり
父と子の自転車競走 初夏の道
朝戸出や若葉を濡らす雨静か
・・・・・・・・
夏の月雲の明暗尽きぬまゝ
千姫のまつり賑わふ 薄暑かな
音も無く葉の落ちてきし竹の秋
松籟を一瞬聞きし夏の風
夏の夜の北斗七星見上げをり
雨に咲く 山法師の花白し
曇り空 探せど見へぬ揚雲雀
バラ園に主の声の響きをり
雲影の変はらぬ夏野見上げをり
十薬の花の白さに夕暮るゝ
餌台に雀待ちたる夏の朝
姫紫苑に花言葉のさりげなく
雑詠(五月)
境内に紫蘭の咲きしひとところ
新しき街 新しき夏の来たりけり
父と子の自転車競走 初夏の道
朝戸出や若葉を濡らす雨静か
・・・・・・・・
夏の月雲の明暗尽きぬまゝ
千姫のまつり賑わふ 薄暑かな
音も無く葉の落ちてきし竹の秋
松籟を一瞬聞きし夏の風
夏の夜の北斗七星見上げをり
雨に咲く 山法師の花白し
曇り空 探せど見へぬ揚雲雀
バラ園に主の声の響きをり
雲影の変はらぬ夏野見上げをり
十薬の花の白さに夕暮るゝ
餌台に雀待ちたる夏の朝
姫紫苑に花言葉のさりげなく
雑詠(五月)