金の鯱鉾、オアシスに行く
盗賊に金の鱗を剥がされた名古屋城の金鯱夫婦は水と葉っぱを求めて名古屋の中心街のランドマーク「オアシス21」に行きますが……
2010年、10月4日。午前2時。
折からの強風にあおられて、大凧が名古屋城天守閣上空に現れた。凧には大の字になった黒装束の男が乗っている。凧が雌の金鯱の真上にさしかかった。えいっ! 男は大棟に飛び降りた。金鯱鱗泥棒、平成の柿木金助だ。
金助は鯱にまたがり、ロープの端を自分の腰に巻き、他方の端を鯱の尾ひれに結わえた。これで風で吹き飛ばされる心配はない。背中から黒いリュックを下ろし、自在スパナとペンチを取り出して、腰の工具ベルトにさし、次に、懐中電灯を出して紐を首にかけた。
仲秋の名月が、流れる雲間から一瞬顔をのぞかせ、金鯱が光った。
金助は、左手で懐中電灯を持って鱗を照らし、右手で鱗を固定しているボルトにスパナをあてがった。金属音が闇夜に響いた。スパナを回した。ダメだ。スパナの口が滑る。落ち着け。誰も見てやしない。口幅を調節し、ボルトにあてた。慎重に、力を込めて、回した。おっ、回る、回る。鱗から三本のボルトを外し、スパナを工具ベルトに戻した。次に、ペンチで鱗の端をつかみ鱗を引っ張った。
「痛い!」
びっくりした。確か「痛い」と言う声が聞こえた。まさか……。もう一度鱗を引っ張った。
「痛い! 何すんのよ」
な、なんだ、この鯱、しゃべるんか。金助は鯱の目を見た。ぎょろりと巨大な目玉が動き、金助をにらんだ。
な、なんでぇ、この化け物め。そんなことで平成の柿木金助が務まると思うのか。てめえが、にらもうが、わめこうが、俺は命がけでここまで来てんだ。やることは、やらしてもらうぜ。そりゃあ、泥棒はしたくねーよ。しかし、派遣切りで明日のおまんまも食べれねーのよ。お前なんか単なる飾りもんだ。食うのに困るなんて、どんなことか分からねーだろ。鱗はもらったぜ。悪く思うな」
「馬鹿だね、金助さんとやら」
「馬鹿とは何だ」
「だって馬鹿だよ、わたしの鱗は金メッキだよ。金にならないよ」
「そんなこたぁ、百も承知だ。メッキはメッキでも、お前の鱗を全部集めりゃ、四十四キロになるんだぜ。今の金相場、お前、知らねーだろう。一グラム、三千円近いんだ。わかったか。ちゃーんと調べてあるんだ。つべこべ言わずに全部俺によこせ」
「いやだよ。わたしゃ名古屋のシンボルだよ。お前みたいなこそ泥に一枚だってやらないよ」
雌鯱は身体を激しく動かした。
金助はロープにしがみついた。
「おっと、何するんでぃ。危ねーじゃねーか。止めろ、止めろ、止めろっちゅうに!」
「落っこちて首の骨でも折って死んじまいな」
ますます鯱は身体を揺り動かした。金助はスパナを工具ベルトから取って、鯱の脳天を思い切り殴った。
「この」ガーン。
「鯱の」ガーン。
「化け物!」ゴーン。
雌鯱は気を失って動かなくなった。
「どうだ、ざま―見ろ」
一時止んでいた風がまた吹き出した。金助はぶるぶるっと震えた。
二時間後、金助は126枚の鱗を全部はがした。次に、リュックから黒い袋を三つと五十メートルの長さの黒いロープを三本取りだした。一つの袋に鱗を42枚ずつ入れ、ロープで結び、一袋ずつ地面に下ろした。全部下ろすと、金助は大棟から千鳥破風に飛び降り、屋根づたいに地面に降りた。雲が満月を覆い、金助は闇に消えた。
*
午前5時12分。雄鯱が日の出を浴び、目を覚ました。
「あー、よく眠ったわい。どれ、今日も一日城を守るとしよう」
雌鯱を見た。胴体が黒い。はて?
「おおい、鯱子、起きろ」
鯱子は気絶したままだ。雄鯱は叫んだ。
「おおい。鯱子! 起きろ!」
鯱子は意識を取り戻した。
「お前、身体が真っ黒だ。鱗はどうしたんだ」
「あなた、夜中に変な男が来て、鱗をはがしていったのよ。頭を殴られて。ああ、くやしい。身体がひりひり痛いわ」
鱗をはがされたところが朝日を浴びて痛むのだ。
「変な男って、どんな」
「黒頭巾よ。30歳ぐらい。派遣切りで食うや食わずだとか言ってたわ」
「それは可哀そうだが、鱗をはがすなんて、許せん」
「そんなことより、鯱雄さん、身体がひりひり痛いのよ」
「そうか。困ったなぁ」
「太陽が照りつけるのよ。水をかければ、痛みも和らぐと思うけど」
「うむ、水か。お堀に水はあることはあるが。ボウフラがわいてるし、破傷風になるかも」
「どこか、きれいな水のあるとこないの?」
鯱雄は下界を見渡した。西に見えるのは超高層ビル群で水には関係ない。南は栄の繁華街か、これも水とは無縁だ。東はナゴヤドーム。これもダメだ。
「鯱子、北には何か見えないか」
「庄内川が見えるわ」
庄内川か。昔に比べると、随分きれいになったが、まだ鮎が生息できるほどではないし。
鯱雄はもう一度見渡した。南方にピカッと光るものがある。水面が朝日を反射している。そうだ、あそこにきれいな水がある。
「あった。オアシスがあるよ。栄の楕円形の、水のきれいな池が」
「オアシス21ね。知ってるわ。あの水ならきれいだし、よく効くかも」
「よし、それじゃ。オアシスに行くか。でも、水をかけるのはいいが、すぐ乾くからなぁ」
「そうね、でもあそこはオアシスだから周りは木で一杯のはずよ。葉っぱを貼れば痛みも和らぐわ」
「よし。ではしばらく天守閣を留守にするか。鯱子、今から飛ぶぞ」
「ええっ。飛ぶって、飛べるの?」
「お前、知らないのか。鯱の先祖はインドの摩羯魚(マカラ)だよ。女神の乗り物で、まあ、龍とワニとイルカを足したような魚だよ。もちろん、陸、海、空、自由自在さ」
「そうなの、で、どうやって飛ぶのよ」
「簡単だよ。そら、お前、ひれが四枚あるだろ。鳥みたいにバタバタやれば飛べるよ。100メートルぐらいしか飛べないが、東門までぐらいは訳ないさ。後はオアシスまで歩けばいい。俺がやるから見てろよ」
鯱雄はひれをバタバタさせ、口を大きく開け、バックしながら、くわえていた大棟を口から外した。空中に浮かんだ。鯱子も思い切ってひれを動かした。おっとっと。危ない。もっとひれを動かして。そう。うまい、うまい。その調子。では、東門まで飛ぼう。
鯱雄と鯱子は無事に東門まで飛んだ。午前7時だった。
*
鯱夫婦は尾ひれを地面におろし、身体を腹ばいにして、胸ひれと腹ひれを使って、もたりもたり歩き出した。東門から大津通へ出た。誰もいない。鯱雄が言った。
「この広い道を南に30分も行けば、そら、あそこにテレビ搭が見えるだろ。すぐ下がオアシスだよ」
「あら、よく知ってるのね」
「そうさ、お前は天守閣で北の方角を向いてるから分からないけど。俺は南を向いてるからな」
「そうね。ところで、なんか臭いわ」
「車の排気ガスだよ。まだ朝だからいいが、昼になると、もっと臭くなるよ」
地下鉄「市役所前」に来た。出口から出てきた中年男が鯱を見て、おったまげた。
「な、なんだ。金鯱じゃないか。朝から脅かすなよ。どうして鯱がこんなとこにいるんだ。昨日飲み過ぎたからなぁ。幻覚だろう」
男は頭をかしげ、去って行った。
左前方に市役所が見える。鯱夫婦は十字路を市役所に向かって斜めに渡りだした。車が一斉に急ブレーキをかけた。焦げた臭いがした。運転手たちは目の前を通る鯱を、火星人でも見るような目つきで見た。
鯱夫婦は交差点を無事渡り、市役所の前の歩道をゆるりゆるり進んだ。バス停でお年寄り夫婦がバスを待っていた。鯱を見てびっくり仰天! おばあさんは腰を抜かし、おじいさんは直立してしまった。信じられない! 鯱じゃ、鯱じゃ。
県庁前を通る時、鯱子は咳こんだ。
「鯱雄さん、空気が汚いから、エラがはれてきたみたい。呼吸ができないの」
「そうか、でも、あともう少しだよ。オアシスに着いたらエラを水で洗えば治るよ」
とは言うものの、鯱雄も呼吸が苦しくなってきた。鯱雄のエラもはれてきていた。
救急車がサイレンを鳴らして走っていった。オートバイ、トラック、乗用車、バスが、ガーガー、ゴ―ゴ―とひしめき、騒音と排気ガスが鯱夫婦を苦しめた。
大津橋のサークルKの前まで来たら、中から可愛い女の子と母親が出てきた。母親は鯱を見て、買い物袋を落としてしまった。女の子は鯱雄に話しかけた。
「鯱さん、鯱さん、どこいくの」
「ああ、お嬢ちゃん、栄のオアシスだよ」
「どうして」
「きれいな水があるからだよ。木も生えてるし。そら、こちらの鯱」
と言って、鯱子の方を振り向いた。
「鱗を泥棒にはがされてね。痛いんだよ。きれいな水をかけて、葉っぱで覆ってやるんだよ」
「えっ、きれいな水って。あそこにはないわ。あっても、頭のずっと、ずっと高い所よ。木も生えてないわ。だから葉っぱもないし。あそこはショッピングセンターよ」
「まさか。お譲ちゃんは、まだ小さいからオアシスの意味が分かってないかな。オアシスと言うのはね、砂漠に水が湧いてるところで、周りに木が一杯生えているんだよ」
「でも、ショッピングセンターよ」
「いや、天守閣から見えるんだよ。楕円形のきれいな池が」
「でも、それは……」
鯱子が、はあはあと呼吸しだした。早く行かなければ。
「じゃあ、お譲ちゃん、急ぐからね」
鯱夫婦は、ビルの谷間をもったり、もったり歩き出した。人だかりができてきた。
「鯱だ、鯱だ、金鯱だ」
「どちらが雄で、どちらが雌だ」
「えっ、鯱に雄と雌があるの?」
「あるわよ。雄の方が6センチ大きいのよ」
「へーえ、でも、どこに行くんだろう」
女子高生がツーショットを撮ろうとして、鯱雄のそばに立って、はい、パシャ。すると、我も我もと、みんなが鯱雄を囲んでバシャバシャ撮りだした。鯱子と一緒に撮る人はいなかった。
地下鉄「久屋大通駅」まで来た。テレビ搭がすぐ左前方に見える。もう少しだ。鯱子の痛みはますますひどくなってきた。鯱夫婦はぜいぜい呼吸をしながら、群衆を押し分けて進んだ。
地下鉄「栄駅」まで来た。右手に大観覧車が見える。
黒の革ジャン男が鯱雄に近づいてきた。左耳に金細工のイルカのイヤリングがぶら下がっている。金髪だ。
「鯱さん、お願いがあるんですが」
「急ぎますから」雄鯱は言った。
「歩きながらでも、話を聞いて下されば」
「はあ、まあ、それなら……」
「済みませんねぇ。実は昨日ネ、母親が交通事故にあいましてネ、入院したんですよ」
男の声が涙声に変わった。
「それでネ、鯱さん、入院費が払えないんですよ」
「それはお気の毒ですが……」
「いや、それでですネ、その、言いにくいんですが、あなたの鱗、少し分けていただけませんか。人助けと思って」
金髪はぺこぺこ頭を下げた。
鯱雄は鯱子の方を見た。鯱子が言った。
「人助けなら、少しあげたら。それで入院費が払えるんなら、いいんじゃないの」
「よし、それじゃあ」
雄鯱は弱った体をぶるんと震わせ、二枚鱗をはずし、金髪に渡した。
「なんで―、これっぽっち、俺様をなめとるんか、おいみんな、やっちまえ!」
茶髪の男が二人、群衆から飛び出し、鯱雄を押さえた。金髪は鯱雄の頭にまたがり、レンチで鱗を乱暴にはがし始めた。鯱雄は抵抗する力が無かった。周りにいた人達は誰一人止めようとしなかった。錦通大津は大混乱に陥った。
テレビカメラマンや新聞記者がやってきた。彼等は取材に夢中で、鯱雄を守ろうとしなかった。カメラマンは鯱子の頭の上に立って撮影しだした。
20分後、鯱雄の鱗は112枚全部はがされた。もう誰も鯱とツーショットを撮ろうとする者はいなかった。汚い、不格好な、黒い、不気味な怪魚を気持ち悪く思った。
午前8時のNHKニュースで鯱騒動が報道された。黒い鯱がアップで映し出された。
鯱夫婦はあえぎ、あえぎ、桜通大津を左に曲がった。後から物好きがついてきた。鯱雄は痛みをこらえて、歯を食いしばり、鯱子をかばいながら、ひれ足をひきずって進んだ。前方に愛知芸術文化センターが見えた。左には楕円形の巨大な建造物が見える。天守閣からいつも見ている楕円形だ。やっと池まで着いたのだ。しかし、あるのは高さ20メートル、長さ100メートルぐらいの大屋根の建造物だけで、池がない。ここがオアシス21のはずだが……。
鯱雄も鯱子も、はあ、はあ、と呼吸し、激しく咳き込んでいた。もう声を出す力もなかった。早くきれいな水を浴びたい。太陽が身体をジリジリ焼き付ける。葉っぱで身体を覆いたい。呼吸が苦しい。目がもうろうとしてきた。
鯱夫婦は最後の力を振り絞って巨大な建造物のすぐ下までたどり着いた。
ここがオアシス21のはずだが……。
水はなかった。
木もなかった。
おかしい。鯱夫婦は地上から、吹き抜けになっている地下広場を見下ろした。あっ、ある!青い水が一面にある。白い波も見える。あそこに行けば……。右手になだらかな坂道があった。
鯱夫婦は坂を下りて行った。野次馬もついてきた。きれいなショッピングセンターが池の周りを囲んでいた。
しかし、水面にテーブルがある。水面を人が歩いている。変だ。
よく見て分かった。青い水と見えたのは地下広場の青い床の色だった。コンクリートの床全面に、30センチ四方の青色の金網が、ぎっしり敷き詰められている。白い波と思ったのは、ところどころにある白色の金網だ。
鯱夫婦は坂を下りて広場に出た。そこには水も木も花もなかった。あるのは申し訳程度の鉢植えぐらいだ。無機質の空間だ。あの女の子の言うとおりだった。(きれいな水って。あそこにはないわ。あっても、頭のずっと、ずっと高い所よ。木も生えてないわ。だから葉っぱもないし……)
頭上を見あげた。灰色の鉄骨と大小のパイプが縦横に入り組み、長さ100メートルはある巨大な宇宙船の化け物が空をさえぎり、鯱夫婦を圧倒していた。ガラス屋根の水が鈍い光を広場に投げかけていた。
ああ、あそこだ。あのガラス屋根の上に水があるのだ。しかし、あんな高い所に登れない。鯱夫婦は絶望した。もう一歩も動けない。鯱子は息絶え絶えで、白目になっていた。
突然、鯱子が尾ひれをぴくっと動かして倒れた。腹を上にして、あえぎ、あえぎ何か言った。群衆が静かになった。
「鯱雄さん、もう、わたし……だめかも……」
すかさず、テレビカメラが鯱子をアップで映し、報道記者がマイクを近付けた。
「今、『ダメかも』とおっしゃいましたが、一体何がダメなのでしょう」
鯱雄は記者を尾ひれで思いっきりひっぱたいてやりたいと思った。
鯱子は鯱雄に向かって一言、一言、ゆっくり言った。
「……鯱雄さん、あなたと初めて会ったのは、1959年ね。今年で51年になるわ。先代が戦争で焼けてしまって……大阪造幣局で生まれて……。天守閣でいつもあなたのこと、誇らしく思ってたのよ。万博開催日の前日のこと覚えてる? あの時初めて別々に、市内をパレードしたわね。でも、それ以外は、私たち50年間ずっと一緒だったわ。でも……とうとう、別れる時が来たようだわ……」
「鯱子……。情けないこと言うなよ。元気を出せよ……」
鯱雄の目が涙でうるんできた。鯱子の目から涙が流れた。
「鯱雄さん……。ごめんね、鱗を取られてしまって。でも、もういいの。鱗で派遣切りの人が助かれば。本当はね、あなたと、一緒に百年は名古屋城を守りたかったわ……」
「……俺もだよ」
鯱雄も息絶え絶えになってきた。
「鯱雄さん、いろいろ、ありがとう。お先に、逝きます……から……」
「うん、俺もすぐ、逝くから……。あちらで、また会おうな……」
それを聞いて、安心したのか、鯱子は目を閉じた。あえいでいた呼吸が安らかになった。そのまま、呼吸が止まっ……。
「鯱さん! 水と葉っぱを持ってきたわ!」
女の子の声が響いた。同時に、バシャッと、鯱子の身体に水がかかった。またバシャと。大津橋で会った女の子と母親が水をかけたのだ。テレビを見ていて大急ぎでバケツに水を汲んで車で飛んできたのだ。父親が段ボール箱から葉っぱを取り出して鯱子の身体にあてがった。それを見ていた鯱雄はホッとして、そのまま腹を上にして倒れた。
群衆は一斉に散らばった。ある人は自販機から天然水のペットボトルを買いに、ある店長は店に戻り、水を取りに、ある人はテレビ搭下の公園で葉っぱを集めに、ある人は自宅の庭の木の葉っぱを取りに、花屋さんは大きな葉っぱを取りに、みんな走っていった。
十五分後、鯱雄も鯱子もきれいな水を一杯浴び、葉っぱも一杯あてがってもらい、エラの汚れも洗い流され、生気を取り戻した。名古屋市民が鯱を救ったのだ。一部始終がテレビで、ラジオで、新聞で報道された。
翌朝早く、名古屋城の東門に三つの黒い袋が置いてあった。中には鱗が入っていた。正門には、布袋が三つ置いてあった。どの袋にも鱗が入っていた。一つの袋には金細工のイルカのイヤリングも入っていた。
*
2011年、元旦。初日の出を浴びて天守閣の雄鯱と雌鯱は、さん然と輝いた。
(完)
金の鯱鉾、オアシスに行く
大人向けの童話ですが、子供さんもエンジョイできます。コンクリートジャングルのど真ん中にそびえる、鉄パイプ製の非人間的な無機質な巨大化け物「オアシス21」を皮肉りました。オアシスとは名ばかり。みなさん、名前に惑わされてはいけませんぞ。