孤独の応用
きみは誰にも弱音を吐かないで
独りで耐えてきたんだろ
ここまで生き延びてきたんだろ
それなら孤独は嘆くものじゃない
誇るものだ
きみは自分を誇るべきだ
ここまで誰にも寄りかからずに
自分の足だけで歩いてきたことを誇るべきだ
きみには強さがある
そして優しさがある
それはきみの孤独から学び摑み得たものだ
僕は結果論は好きではないけれど
きみのその強さと優しさはこれからのきみの人生で
大いに役立つと思う
今まで通り独りで歩くのもいいし
誰かを支えてみるのもいい
孤独の応用の仕方は人それぞれだ
強さや優しさだけでは満たされないかもしれない
けれど優しさがなければ人は人たりえないということを
忘れないでほしい
自分に優しくする方法を探すのも
素敵な旅だと思う
僕はきみに拒まれても
きみの孤独を
その過程を
そしてこれからを
手放しで肯定するよ
孤独の応用