架空戦記

『TRIANGLE-WAR』
当初、この作品は第一章で描いたストーリーにて完結する予定でした。というのも1話目の執筆で挫折したのです。
私は主人公の青空の身になって、魔界の王子と対峙した際、どういう展開にしたらいいのか解らなかったのです。

私は思いました。自身の闇をクリアできていない、と。

そんな思いを胸に「虐待生活」という自伝を書き上げ、内面を整理して、再度、魔界人との闘いに向き合いました。
その間、精神の病を患い、幻覚に襲われ、鬱症状のため床に伏せました。
自分に欠けているものは何か。恨み、つらみ。妬み、嫉み。この感情により邪魔していること、それが完結できない理由であると気がつきました。

そこで、私は鬱症状に苦しみながらも内観をしてみることにしました。すると、自身の中の悪魔的な部分、醜い部分が浮いて見えてきました。先に述べた恨みや妬みです。
この感情を客観視し、自身の心の状態、御魂の有り様を深く見つめ、初めて闇が晴れていくのを実感しました。

そうして青空や魔界の王子・ガルネというキャラクターの持ち味が増し、第一章が完結。続けて二章、三章と書くことができたのです。

因みに、青空の切羽詰まった状況、窮地に立たされた心境は、幻覚としてリアルに体感しました。

必死の創作でありました。

架空戦記

架空戦記

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-03-06

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