令和7年1月の小言
・以前、恐らく退職してると思われる男性から将来は何を目指してるのか訊かれて一応は「政治家」と答えたことがあった。その男性からこの前に県の選挙協力をして来たという話を持ち掛けられ、君も政治家になりたいとか言ってたから然ういうところから始めてみると良いみたいなことを言ってもらった。
・わかる。その気持ちはわかる。現場の年齢はまだまだ相当に高いんだろうし、本人たちは少なからずやり甲斐のある大仕事として取組んでる面もあろうし、一見すると在り来りな助言に思えるが斯うやって実際に年上から言われたという事実をつくってあげることで俺が動き易くなるようにしてくれてる意味もあることだろう。
・片や思った。今や現状に甘えてるといっても否定できない日々の毎日。
・「いつかはどうせ、何とかする」から今はまだ大丈夫とか思ってれば何時までもこのままなのも知って居る。
・「このままではいけない」という危機感は持ってるから今はまだ何もしてなくても大丈夫という気分になろうとしてるのも当然知ってる。
・結局な。結局、社会に少しだけ関りを持って些細な仕事に就くだの何だのしても結局は自分が心を決めなければ何も根本は変らない。その時はもうすぐそこに来てる。
・男性たちがやって居ることが政治ではなく選挙ではなく運動会に過ぎなかろうが。
・充実感とか仕事した感の確かめ合いで実際は政治とか選挙それ自体には何の意味もなかろうが。
・政治とか選挙に関り群がる人達はいつもと同じ人達でいつも同じ人達の中だけで盛り上がってるだけの接待運動会だったりしてようが何だろうがな。
・本当の政治とは、本来は一人一人の思いそのものであった。
・政治とは、一人一人が何か思いを抱いた時点で果されて居るし、もう始まってる。
・そこには何も装飾も演出も要らない。
・しかし男性たちにとっては地元の高齢行事か由緒正しいヤリ甲斐ホイホイの祭りに他ならない。想像してみる。白昼に選挙車に乗って事務作業的に候補者や関係者の手伝いをしてる自分の姿を。
・うわっ!苦しい。助けてくれ。何か内側から生れつき盛られた毒が滲み出てくる。
・蛮習。不具合。文明の恥。過去に県議選挙の投票所の手伝いはしたことあるけど投票所の事務作業ならまだ選挙自体の是非はともかく意味というのはあるかも知れない。
・片や政治、、、選挙、、、。そのようなものに意味はない。意味はある?やってる人達がみんなその能があるのであればな。そして「能」とは言うけどそれって優秀な能力とか然ういうんじゃなく、純粋に自分の思いや考えをどれだけ野蛮に傲慢に正しく押しつけてやろうかという身肉から湧き出る腕力に過ぎなかった。
・そんなもん無いんでしょう。やる意味ないっすよ。焼肉屋で宴会したいだけなんでしょう?ノリ的には。やめた方がいいっすよ然ういうの。
・と、つらつらと並べてはみるも、どこかでは感動して居た。
・まさか偶にいつも顔を合せてる男性からそのような話が急に舞い込んでくるなんて思わなかった。
・これは何かの悪戯なのか。まさかそこからひょんな事が繋がるなんて。斯ういうのを活かすか活かさないかが人生の分岐点なのか?っていう然ういうのの正にそれを目の当りにする。
・だから尚更に思い悩んだ。打つ手があるようで、丸でない。
・このところずっと思い悩んでる。これからどうなるかは自分次第でしかなく、決して関りたくないような人達とこそ関らないといけない世界に自ら踏み入らなければ始まらないという現実に目をそむけ。
・然う斯うしてる内に順調に年を取っていく月日にもそっぽ向き。
・つまるところ今のままでは人間として大事なものを手にできないまま死んでいく運命に絶望した。
・誰かのためじゃなくて自分の本能を満たすため。そのように生きて居るのならば寧ろ恰も誰かのために奮起するように動き出さなければならない。何せここには成功も充実も、恋愛もない。
・繰り返す。私は本能に生きて居る。私の思う世界を実現すること。ゲームをすること。いつか本格的なアクアリウムを嗜むこと。そして異性との人生に恵まれること。正直にいってそのためだけに生きて居る。
・故に悩んだ。想い悩んだ。キレイであればあるほど、その人は恋人が居て恋をして居て、もうすぐ結婚しそうでもあるということ。
・私生活が充実して居れば「私も幸せを得て、あの人も幸せを得て、みんな幸せだ」っていう感覚になって何とも思わなくなれることもわかってる。
・絶えず虚しく、寂しく、もどかしくって心苦しい。深淵に蹲っては、独り同じような毎日を生きる。
・二十年弱に及ぶヒキコモリ生活がいつ終わるのかその兆しも見えず絶望して居たその絶望と何ら変りない。
・ふとして政治家が色々な国の似たような人間たちと外交を繰り広げる動画を目にすれば嘗て以上の分厚い途方もない救いようのない壁が天井が襲いかかり伸し掛かった。
・ふとして会う人会う人に異物を見るような目で態度で接され続けることに怒りを感じ諦めを感じ、しかしこの人達を驚かせてやろうと意気込もうとする自分を想像してみると何だかそれごとがすべて虚しく思えた。
・ふとして不自然に人を避け、ふとしてその所為で変な目で見られることを思い知る。
・ふとして画面に女性が映ると、もうそれだけで悲しくなった。
・出口はあるのか。
・掘り抉じ開けるしかない。
・然うか。無理矢理にでも抉じ開けてしまえば状況は一気に変えられるのか。
・ほらまた然うやって、だからそんなに急がなくても良いやみたいな風になろうとする。
・だがしかし意志はある。間違いなくある。
・それが救いで、それこそが救い。私はきっと私であった。
・私は私に救われる。私は私に導かれる。私という勢いに乗ってこの私は風に乗る。
・私の巻き添えになることで以て、みんな幸せになればいい。
・何とかなろうぞ。私がこそが。
・欺くでない。私のために。
・さらけ出すのだ!私が故に。
・導かれよう。私がために。
令和7年1月の小言