令和6年12月の囁き


・ギトギトのジャガイモを油で洗い直したようなジャガイモが幸せそうに玉座らしき玉座に身を落ち着かせてるとこっちまでも幸せになる。ああもうこれで悔いなく逝けるじゃないか。日の目を浴びて枯れていくなら望んだ以上の人生だろう。
・総理になった途端にこれまでの人達と同じような台本をただ読み上げるだけになり丸でこの後の戦略でもありそうに平凡な雰囲気を漂わせて居る只のジャガイモだとしても、もう目の敵にする気なんて起きませんよ。お祝いしますよ。ふとした時にツベで何の由縁も理由もなく只何となく知らない誰かの幸せそうな瞬間を何となく見るような感覚を知ってるからか、やけに目に馴染むんですよね。満面の笑みのお爺ちゃんが。
・人は60代とかにでもなると信念とか人生を懸けた威信より今この時が幸せならそれで良い感が知らず知らず滲み出てきてしまうんだろうな。まあ周りの状況もあるかも知れんけど40代50代で総理になってればもっと違ったのかも分からない。斯ういうのをあの戦争の後にも先にもずっと繰り返してるに過ぎなかった。

・玉木氏の不倫に関しては知らないし掘り下げるものでもないが本人が対応だけでなく表情までも矢鱈と淡々としてたのは少し気になる。責め立てたい立場からではなくて単純に目の裏側とか身の内側からの動揺らしきものがあまり見えないというか本当に普段の会見と変らない感じだったので何だか違和感をおぼえるとこがあったって意味で。
・何か取引でもあったのだろうか。これからもお前を自由にはさせてやるがこの性的不祥事は受け入れろ、とかお前これ以上ちょっと調子に乗れば世間的にいつでも失墜させてやれるんだからな?とか。
・でも本人からすれば「うん、、、はい。いいっすよ。」的なものでしかないことだろう。日頃から形だけの会議ではなく情報がとにかく求められる配信の世界の中で情報だけを目当にみんなから求められ続けてきた身の人からすれば昭和の古臭い手口で脅そうとしてくる人達が奪おうとしてるものなんて別に痛くも痒くもない。
・本人がその後も特に影響もなく活動できてるのは良いことです。ただじゃあ玉木氏を熱烈に支持するかというと違う。あの人も結局は今ある選択肢の中での消去法で選ばれた人に過ぎない。そしてそれを本人もわかってるし無駄に反論する気もない。
・最近その発言を耳にすると首をかしげる瞬間もあるようになった。最初は財源論とか破綻論とかに囚われる人達に現実的に話を聞いてもらうために敢て「財源が~税収が~」とか「信任が~」とか言ってるのかと思ったら、ひょっとして本当に財源は限られて居て財政の健全化なくしては最終的には日本は運営できないと思ってるんじゃないかの気がしないでもない。いや知らんけど。やっぱり建前上での話かも知れんけど出自が出自なだけに、ああやっぱ財務官僚だった人なんだな~って思ってしまうことが増えてしまった。誰かが玉木は信用できないとかって荒らし目的で書き込んでたのを何回か見た事あるけど、確かに納得できる部分もある気がしてくる。そこまで信用できないし、してはならない。
・そしてちなみに例に漏れず、アメリカに留学して居た。
・今は亡き安倍氏も同じだったし、消去法の人だった。そしてまたどっちの二人も、その経験に罪はない。何せもはや国を担う人間のアメリカ留学は本国から指示された国策のようなものだから北米に渡るための窓口というのが過剰に充実してて手っ取り早いし習慣づいてるので仕方ない。本人たちには抗えなかった次元の話です。薄ら最初から勘づいて居たことでしょう。若者を本国の影響下に早い段階から置いておいて子分気質を刷り込ませ本国と深い関係を築かざるを得ないほどの人間関係を構築させる、支配政策の一環であるということ。
・本人たちに罪もないし知ってるだろうしその縛りの中でも自分にできる抵抗を摸索し試みて居るんだろうけど、消去法の人であることに変りはない。
・しかし応援しないことはない。但し応援して居るとも言う気はない。ただ物事の進む行方を静かに見守る以外の何でもなかった。

・国民民主に消去法的に傾かないといけないのは別に参政党とか新選組がアレだからなわけではない。よくも悪くも誰もが正直に進んで欲しいと思ってる真っ直ぐな道をマジメに月並に突き進んで居るだけだから世の為を思えば自然と然ういう普通な国民民主に投票するし一応は信を置いておく。
・参政党のあの何か、インボー論者に毛が生えたような、ちゃんとした人から毛を一本抜いたような感じの薄気持ち悪さは何なんだろう。国の安全保障や食糧政策を重視するのも対米関係に見て見ぬフリをしないのも皇統を重んじるのも真っ当で何も間違ったことは言って居ないのに、言ってることは陰謀論でも何でもなく単なる公然の事実ばかりなのに、参政党という名前を聞く度に軽くあしらってしまう自分が居る。
・選挙の謳い文句で「日本をナメるな」と言って居た。それが決め手になった。
・「ナメるな」と言って居るその人自身が自分のことを誰よりもナメて居る。
・そして代表は語りかけた。皆さんの自由のために私達は闘って居るということ。
・ああもう無理。やはり毛の生えた程度の人達だった。ここの選挙区に国民民主の人は居ないので千歩譲って参政党の候補に入れても良いとは思わなくもなかったが前回も今回も結局は新選組に入れることとなった。

・自分でも不思議に思うような然うでもないような感じで、参政党か新選組かと問われたら新選組と答えるような気がしてる。
・主義主張の行き着くところには決して賛同するところでもなく若し政権を単独で担うなんてことになったらば其れは其れで問題になってくる。でも今それはあり得ないし、何よりあの人達はただ単に本当に純粋な気持ちでああいう感じで居るんだと思えるからこそかも知れない。
・いつかの会見で皇統についてのことを問われたとき、代表は女系天皇と女性天皇を区別できて居ない曖昧な回答をした記憶がある。しかし正直なところそこを責める気にもなれないしこれで確信した部分もあった。ああやっぱり目の前の人々のために本当に必死なだけなんだろうこの人達は。
・貨幣観の要所を押さえて居るというなら参政党も然うだった筈なのに何故かこちらを尊重する気持ちになるのは然ういうことだった。そして人々の価値を守るためには移民政策や対米従属を真っ向から否定する一方、だからといって外国人を排斥し自民党への矛先が弱まることは許さない。最後の最後できっと賛同はできないかも知れないが、数として数えなければいけない人達だった。
・尊敬するわけではないんだけれども敬意を表し、一目を置き、日本の明日のために力になれる者たちを応援する。これこそ今に振舞うべき態度である。

令和6年12月の囁き

令和6年12月の囁き

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-12-05

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