葛藤と透明 まよねーず狐

大好きなことが無くなる前に、
あなたの大好きなことをとことんやる。

葛藤と天才 きみは透明だ。

葛藤と天才 きみは透明だ。

_____僕は葛藤した。
透明で開かない蓋を、2つ、あなたに持って行かせた。今日だけはきみを不透明に、朝に、知恵に鼓動を乗せて持っていった。
濁点を乗せて、海に運んだ。
騙したふり、解らないふり、きみに見えないふり。
どうか抱きしめて、今だけは振りかざして、涙のままに生きるのなら、きみには解らないも同然だ。
きみの興味も、孤独も、僕が食べてあげるから。鉛の鉄槌を君に嵌めるまで、抱き寄せて離さないから。盲目していた、朝だけは分からない。
優しさだけが解らない。生命だけが分からない。そうか、そうだったのかと、また嘘をつくたび、君が遠くに行く気がした。涙が落ちる度、きみに見えなければ良いのにと誓った。
聡明なきみなら解るだろう。きっと僕より何億倍も、分かるんだろうね。
朝の鼓動も、きみの簪の色も。
いつか見た風景も、微睡むままに、美しいままに、朝に。
優しさに、美しさに。
君を写す時、大好きだと誓った。海の生命より誓ったんだ。
だから僕は、きっといつまでも、強いままだ。
僕らが、いつか消えてなくなる前に、嘘になる前に、朝が来る前に。
塞いで、意味を、今を、総てを。

葛藤と透明 まよねーず狐

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葛藤と透明 まよねーず狐

あなたの本当を知っているのは、誰ですか?

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-11-21

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