alembicated

13時15分！
関東某山にて。

快晴ではありますが
それなりの強さで吹く秋風は
相当に冷たい。

とはいえ

広場に設置された
誰でも無料で使える
丸太造りのベンチとテーブルに
腰掛け
お外でお弁当をいただいてます。

色んな野菜をぶち込んだサラダ。

ドレッシング、はありませんで
塩のみ。

サラダは
どん兵衛の空き容器に詰めてきました、
蓋はサランラップ。

一応セロテープで補強済み。

こちらが前菜、
で
メインとなる
ペヤングの空き容器には

梅干しに焼き鮭、しかも沢庵
そして
玄米ご飯、

と
かなり豪華な仕様。

正直に言えば
おかず
こんなに要りませんよね。

何れかひとつで
充分に事足ります。

つい浪費を。

先日
捨てるかどうか
迷いましたが
この類のカップ麺の容器を
捨てないで良かった。

まだ
８個くらいあります。

捨ててきてしまうので
帰りは荷物が軽くなって
良いのですよ。

荒岩さんもやってましたよね。

これね、
今日は
お湯が手に入らない場所なので
やめときましたけど
冷やご飯と梅干しを詰めて
永谷園のお茶漬けのもと
でも
入れてコンビニ袋に持ってくれば
熱々のローカロリー
お茶漬け昼食のいっちょ上がりです。

この時
スーパーとかでお刺身を買うと貰える
小パックわさびなんか入れても
満足度が上がりますね。

嘘つけ、
そんな奴居るわけ無い！

と思う貴方は
きっと
私とはだいぶん
違う人生を歩んできたのでしょう。

僻みは兎も角
お茶漬け弁当のコツとしては
お茶漬けの素を投入する前に
冷やご飯だけのところに
一度
熱湯を注ぎ
温めておくこと。

こちらを湯切りして
改めて
新しいお湯を注ぐ。

つまらないけど
大切なことです。

お弁当では
有り得ない程に
熱々で
ふぅふぅ、と
いただく昼食となります。

ちな
私はこの類の容器は
再利用というより
むしろ
新品の流用です。

最初っから
使ってませんから。

お家でカップ麺の時は
鍋でお湯を沸かし
容器の中にあるものを
鍋に移してしまうので。

でもまあ
使わなかった
容器も一応
軽く洗ってからストックしてますけど。

なので
スープも麺も、と
ぜんぶ一体式のは
あまり買いません。

ところで
最近、とある本を拝読していた時に
ルビがこうふって有ったのですが

ご飯をよそる

の《よそる》に

装(よそ)る

と。

おー、
これは！！

と
久しぶりに
ヤラレタ感が。

当て字というより
本当にそうなのか

そこは
判りませんけど
思わず納得です。

そうですよー
お釜、お櫃、現在なら
保温ジャーから
ダイレクト食いでは
装うも何もない。

ワイルドが過ぎる。

【ご飯を装う】

この言葉が
とても素敵だと思いました。

これは
お米のご飯だけではなく
口に入るもの、
お食事ぜんぶ。

なかなか
そんな余裕の出来にくい
当世現代社会事情ではありますが

やはり
そうして
キチンと飯茶碗、お皿に盛り付けられた
食事は如何にも
圧倒的に美事に
この目には映ります。

！？

おまいうドン兵衛

と
言われてしまうかもですが。

そうそう、
山は
ほとんど紅葉してません、
枯れ葉は寒風に舞ってますけど。

秋を彩る楓や蔦には
もう少し時が掛かりそうですね。

ところで
先ほどから
小さな子が
私を覗き込むように
奇声を上げながら
何度も周回してくるのですが

やはり
この
お弁当のストロングスタイルが
珍しいのでしょうか。

こう言っては
メーカー様に申し訳が立ちませんが
カップ麺揃い踏み

傍から見れば
どん兵衛とペヤングを
並べて
アウトドアで食して居る訳ですから
そりゃまあ

あまり

・・・ね。

意識低いを騙りつつ
実は逆に
意識高い不思議弁当。

其処に魅了されたのか

ヘビロテのハレー彗星の如く
周回してくる小僧に

お父さんとおもわしき
男性が遠くから

『やめろ！やめろっつてんだよ！！
ヤ•メ•ロ！！！』

と
怒鳴りまくってますが
その声に反抗するように
ますますパワフルに
私に対する距離を縮め
勢いを増し
走り寄って来ます。

空高い或日の山の昼食の現実。

また
書き込めれば
書くかもです。

おっとそうそう！
お茶は
炭酸１リットルペットボトルの空き容器に
入れてきた水出しアールグレイ。

耐乏生活を丸出しにしているようですが
実は素材
そのものは
ぜんぶ
私による基準では
尠からず
上等で良質な物ばかりなのです、

よ

秋陽気。