雷光星雲


(うずくま)っていたのが馬鹿みたい
(あか)りすら要らない星月夜(ほしづきよ)
()った石が割れてバラバラになった
小さいのが私

「急に会いたくなった」
充分よ、嘘のおままごと

線と線が繋がったなら
どっちに転ぶか分からない
迷路を目指して



満天(まんてん)居座(いすわ)って
私たち こころ 浮遊(ふわ) 浮遊(ふわ) ひかり
輝いた邪悪(じゃあく)()って
(いかずち)(まと)う あなたは綺麗で」
満天(まんてん)居座(いすわ)って
私たち こころ 浮遊(ふわ) 浮遊(ふわ) ふわり
流星(りゅうせい)生命(いのち)でも 傷だらけ 抱え 笑って()せた
衝動(しょうどう)に心臓を重ねて
衝動(しょうどう)に心臓を重ねて


スキップできっと 届く距離感
零度(れいど)から壱度(いちど) 幾星霜(いくせいそう)
曲がった道ばかりの街角で
(じゃ)れ合わせて

「急に好きになった」
充分ね、嘘の丸罰(まるばつ)ゲーム

点を点だと知った時に
分かれ道の連続から
終点を目指した



満天(まんてん)居座(いすわ)って
ふたりきり 鼓動(こどう) (どく) (どく) ひかり
星雲(せいうん)を駆け抜けた
稲妻(いなずま)を誘う あなたは綺麗ね」
満天(まんてん)居座(いすわ)って
ふたりきり 鼓動(こどう) (どく) (どく) どくん
銀河を渡る船に 邪魔はなく 未来 遷移(せんい)する
万感(ばんかん)の果実を(つらぬ)いて
万感(ばんかん)の果実を(つらぬ)いて



月明かり
突き当たり
好きばかり
時期が混ざり

色を失って
それでもただ

(いかずち)(まと)う、あなたは、綺麗で


満天(まんてん)居座(いすわ)って
星屑(ほしくず)のふたり 浮遊(ふわ) 浮遊(ふわ) 浮遊離(ふわり)
輝いた邪悪(じゃあく)()って
雷光(らいこう)に、()ける、龍たちの羽音」

満天(まんてん)(うば)ってみて!
闇の歌 (うた)(たましい)()
流星(りゅうせい)生命(いのち)でも 傷だらけ 抱え 笑って()せた
星霜(せいそう) ()を描き夜 流離(さすら)
星霜(せいそう) ()を描き夜 流離(さすら)


空を舞え神話 夜を()

雷光星雲

雷光星雲

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-11-04

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