gumballの惑星

 その未確認飛行物体が繰り広げる光景を眺めた。気温が下降し始め、物凄いスピードで夜が支配を始める。美しく清らかなる静寂が満ちて、そこに天国があるような気がした。破滅が訪れたとしても全ては偉大なる場所へ向かう。日々は目紛しく変化し続け、沈黙により神と契約を交わす。彼等はその営みを上空から見守り続けてくれるだろう。全宇宙を統べるもの、神はジャンピングするUFOに乗って導いてくれるに違いない。物凄いなと感じる、わたしは一度だけ、あれに乗って地球を見たのだ。カラフルなgumballの惑星たちが浮き沈みする、ショッキングブルーは地球。鮮やかなる閃光の集結。無数の。跳躍する群れ。そこにいるという存在。頭上でストロボのように強くフラッシュした。

gumballの惑星

gumballの惑星

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 青年向け
更新日
登録日
2024-10-22

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