【短歌】学校が大好きだったぼくへ
一時期公開してた学校の思い出を詠んだ短歌集。
小学校、中学校、高校の過ごした時間を31文字に託しました。
一部詠み直ししてます。
黄色の体操着袋けとばし帰り道みんな名選手
プレハブ校舎で授業教室は熱帯みんな茹でダコ
お絵描きで覚えた色山吹色一本だけ短かった色
ブラシでプールの素肌をこする夏本番前の下準備
机の中から固いパンとマーガリン それでもきみを好きだった
駒沢公園で遊んだら駄菓子屋へ解散の合図はカレーの香り
朝学校まで手つなぎ登校したかった君と一年中
鉛筆からシャープペンにかわる頃ノートも大学ノートへと
弾けすぎ高校生活バスケとバイトとコンパと渋谷の日々
なぜかしら銀ぶちめがね流行りだし視力いいのにのび太ばかり
図書館通い受験勉強不安だらけで十五歳は
学ラン脱ぎ私服へチェンジ制服のよさわからず高一
給食は重要課題におい漂いざわつく教室
チャイム鳴る続く授業校庭に転がるボール砂ぼこり
制服のずらりそろった一体感大会予選は気持ち負け
雨の日の遊び場廊下スーパーボール変化ボールの腕がなり
土曜日は部活のあとにOB会日曜試合で丸つぶれ
土曜半ドンお昼のあとの約束かわしあとでねと家いそぐ
【短歌】学校が大好きだったぼくへ