りんご の お味噌汁

仏様に上げていた林檎の存在を
すっかり忘れておりまして

・・・

先ほど
少しカットして
いただいてみますと
ポワポワした歯応え。

まだ
食べられますけど
食べ頃

は、遥かな昔へ。

しかし
捨てるのは
ね。

まだ食べられますし。

かと言って
熱を入れる人類の叡智
その代表作のひとつ

アップルパイ


流石にめんどい。

とかいーつつ
やっちゃえば
すぐなんですけど。

ならば
焼きリンゴ!

芯を抜いて其処にバターとシナモン
いれて
アルミホイルに包んでオーブンに
いれるだけ。

あれも
美味しい。

これは
むかし
リンゴ農家さんとこで
ご馳走になり気絶しそうになるくらい
美味しかった。

でもあれ
もぎたて
でしたし。

・・・

リンゴのお味噌汁にしてみました、
初挑戦。

何故なら
そこにお味噌とダシがあったので。

大根みたく
千六本の仕立て。

出汁は鰹。

ひと煮立ちしたら
お味噌を溶いて
出来上がり!

こちらに
帰り道でトボトボと歩く
道すがら買ってきた
値引きのカツ丼を合わせてみました。

ミニですけど。

なぜ
ミニである事を書き留める必要があるのか

ここにきて
まだ
大食いではない、
そんな事をアピールしたい気持ちがあるのか

我ながらみっともない。


むかし
若かりし昔
青森弘前出身の娘さんと
働かせてもらった事がありましたが

この娘が
シャレにならない
とんでもない美人で。

可愛い成分とか一切無しの
マジモンの美人。

当時、
私も何度も何度も

『彼女のさぁ〜・・・』

みたいな
どんな情報でも良いから
教えてくれ

みたいな
事を男性陣から
尋ねまくられました。

一応、
その時私が指導役でしたので。

指導もなにも
ただ歳が近いので
話しやすかろう、との指示で
そうなっただけですが。

あ、
そういえば
青森といえば
リンゴですな。

無意識下で
繋がっているのか。

まあ
その娘さん含めですね、
もち私も

と、ある日曜日に休日出勤と
なったのですよ、

そしたら
その時の上司が
昼食に奢りで
出前をとってくれる運びに
なりまして。

あれ、
でも
いま考えるに
ホントに奢りだったのかな。

まあ
コチラはお金を出してないので
追求するつもりも
ありませんが

で、職場近くの
お蕎麦屋さんの出前と
なったのですよ。

休憩室に置いてある
メニューを眺め
それぞれ頼んでいく
休出メンバー

ざるそば
天ぷら蕎麦
イカ天重

まあ
そこらの定番メニュー

が発せられる中

美人の娘が
その美しい
響き渡る声で

わたし!カツ丼!!

いえ
ホントに
ガラスで出来てるみたいな声で
美人は何しても
といいますか
二物も三物も与えるもんだなぁ、
と。

ちなスタイルも良かった。

おっぱいは小さかったけど
スレンダーってやつ。

話を戻しますと

カツ丼 

かつどん

かつどん

かつどん

かつどん

わたし

かつどん

かつどん

わたし

かつどん

みたく

皆の心に響き渡ったようなイメージ。

あの時
すこし
時間止まりましたもん。

美人て
何しても絵になりますよね。

これ
たとえば
ちょっと太目でドスドス
歩くタイプが
同じことしてみなさい。

と、いうより
そういうタイプは
自重していてとても
出来ない、とは推察しますけど。

こういう場だからこそ
良くて
ざるそばくらいで

コホ見えても
アダジ〜
あんま食えなくティ〜

みたいな
悲しい
無駄アピールを逆効果で
してしまいがち。

メニュー表を目にし葛藤している
その様子は
ショットガンとケンシロウを
キョロキョロ
しているジャギさんを
彷彿させます。

食えよ、無理すんな。

思わず
そう口に出てしまいそう。



そこいくと

美人は
ざるそば
だろうが
カツ丼だろうが
何でも絵になるのですよ。

食べる前から、
注文の時点で。

なんか
そんなん
急に思い出しました。

いま
あっつあつの
リンゴのお味噌汁とカツ丼を
いただいている訳ですが

頭おかしくなったのかな?

このお味噌汁
少し、
というより
かなり近い風味で

私の大好物
ミョウガのお味噌汁に激似です。

えっ、なにこれ。

リンゴ味噌汁だけですと
そうでも
ないのですけど

カツ丼に添えられている
紅生姜の風味がすこしでも
口中に残った状態で
リンゴのお味噌汁を含むと

かなり
近しい

ミョウガのお味噌汁に!!

後口まで似ている。

ちな
リンゴの歯応えは
出来るだけ
あっさり
似たのに
もはや一切ございません。

カタチとして
一応
残ってます。

ていど。

もはや
お麩に近い歯応え。

皮を剥いてしまったのが
よくなかったのか。

まあ
そんな感じでした。

りんご の お味噌汁

皆の注文を聞き終え

わたしは
カレー丼にしました。

そこのお蕎麦屋さんで
唯一
食べた事の無かったメニュー。

そして
生まれて初めて
出前、店屋物を残しました。

たぶん二口くらいで限界
だった記憶が。

カレー丼?

まあ

和風出汁で伸ばした程度で
丼に入れた程度でしょ?

そんなモノをかるーく
想定しておりましたら

片栗粉で溶いたと思わしき
とんでもない塩辛さの
具は長ネギと鶏肉?かな。

片栗餡も物凄く固いの。

それらの塊。

緩さのかけらもない。

もう巨大なハードグミみたくなってて。

◯ミ オン ザ ライス。

ホントにびっくりしました、

グ?ゴ?

カレー風味というより
なんかもう苦塩辛いし。

このお蕎麦屋さん、なに食べても
けっこー
美味しい所でしたので
本当に驚きました。

それから
一回も
カレー丼というものに
再挑戦はしておりません。

カレー味なら
たいがい
好物になりますのに。

カレーライス、
カレーうどん
カレーそぱ
カレーそうめんもイケます
カレーパンも悪くないし
カレーヌードルもたまに食べると
感心しますし
カリーヴルストなんてのも最高です。



カレー丼
こわいですよね。


食べたこと
あります?

りんご の お味噌汁

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-09-30

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted