本当の言葉は。
あなたを涙で満たしたかった。
普通の恋がしたかった、
あなたと共に嘘をつきたくて、
涙を流して息をした。
哀しいという感情は、海の中では声を出せない。
あなたもそうだ、平和のなかで、あなたは心を閉じていた。この世のすべては溺愛で出来ていると、そんなわけがなかろう。
冗談はよしておくれ、
浜辺で歌うあなたを好きだと言った、
鮫のような肌に、あたたかい手のひら。
私はそこが好きになったんじゃない、
大好きと言う感情は、海の中では息ができる。
殺しておこうと思うのは、春の中で、うるさい優しさを知ったから。だけど、きみを好きだということ、涙に乗せて生きるのです。
流石にきみともあろうものが、隣にいるとすれば、僕の心は微塵に切れてしまう。
美しい心は僕を闇に引きずりだすんだ。
こんなに辛いのに、美しいのは、大好きなのは、君の心に歌を歌っているから。
僕の心に、涙を贈ってくれるから、儚いものは永遠だと、どこかの偉い詩人さんが詠んだ。
その通りだと思う、悲しみはいつでも内側にあって、君の中にも、僕の中にも、心の中にも、美しいものがあると、信じている。
不思議と優しくなれる、苦しみが、心ではなかったと、キミに伝えたい。
きみに伝えたいことは、ずっと、それだけだったんだ、だけど僕には、闇しか見えない。
君以外が、闇なの。
なら僕が光になる。
心になる、だから君に歌ってるんだ。
不思議と涙が流れる、不思議だね、
どうしてわかったの?優しい嘘はすぐ見抜くのに、本当のことは愛で見えなくするの。
相応しいと思った、君の光が、光のままで、
愛されていることが、君のことをそのまま大好きだと伝えている。こころが明るくなったとき、
僕は羽になった。蝶になった、優しさになった、綻びになった、心になった、
どくだみの葉っぱの上で、きみとキスをする。
どうかこの声が、つづき、届きますように。
大好きと伝えたいのは、本当の私の心だから。
本当の言葉は。
おわり