天使の笑顔 前編
初めまして、作品観覧ありがとうございます。
愛歩です。
これは百合小説です。
恋するのに男女も女同士も男同士でも関係ないし恋は素晴らしいと思いながら
書きました。
天使の笑顔 前編です。
彼女は笑顔が特に可愛いくて天使みたいで
高い声 白くて綺麗な手、肌 瞳も好き 全てが輝いてる。
「美夏は彼氏とは?どうなってんの?」
あ、また会えた。
たまに廊下ですれ違うだけ
会えたときはラッキーって
それだけで幸せ。かっこいいな~。
名前も知らないけど…
「ねぇ、友理…大丈夫?」
私の中学からの友達、美夏と今日も雑談。
「え?ああごめんちょっと考えごとしてて」
「ふ~ん?」
名前なんて言うのかな~。
最近あまり寝てなくて、疲れが溜まってる…
ヨロヨロするぞ…。
「君、大丈夫?」
え?あの天使の笑顔の人が目の前に居る気がする…夢か?
名前は何だろう
部活はやってるのかな…。
どこに住んでるのかな
そんなことばっかり気になってなかなか寝付けなかったんだ。
目を覚ましたらもうみんながとっくに帰っている時間だった。
「起きた?もうみんな帰ってるよー桜井さんもう
大丈夫?」
「はい大丈夫ですっありがとうございました」
保健の先生の弥生ちゃん。いつも優しくて人気者。
軽い寝不足だったけど気をつけなくちゃ…
何かにつけてあの人の事考えてたからな~
笑顔が可愛い。私が男だったらやば…いや女でもやばいかも…
唇も綺麗…
私って変態なのかな
もう…///
「あっ君、今日倒れてたっ!」
あっあの人!
私の憧れの天使…。
「あっ!て…え…?」
なんで倒れたの知ってるの?
あっ…あれは夢じゃなくて現実だったんだ。
それよりこの辺に住んでるのかな~
「もう大丈夫なの?」
「あっ大丈夫ですっ!」
「私は淡井香。何年何組?」
「私は桜井友理。1年D組」
「私は2年A組」
やっぱり年上なんだ~
それから色々話してメアドを交換して家路に着いた。
翌日から香ちゃんと一緒に帰る事になった。
「香ちゃん一緒に帰ろうっ」
「うんっ!」
「バンドとかやってるの?」
「一応やってるよ、今度ライブ見に来てよ」
「え、行きたい!」
「来てね~待ってるよ、パッションってバンドだから」
「かっこいい~!」
「まだ聞いてないのに~」
香ちゃんと話してると香ちゃんに近づけている気がして嬉しい。
「ただいま~!」
今までで一番元気よくドアを開いたかも。
「お帰り~今日良いことあったの?」
お母さん、専業主婦でいつもお父さんと仲良し。
「え~なんでっ!」
「わかるわよ~16年親やってるんだから」
「えっ別にないよ?」
「あらそう?」
部屋に着いて香ちゃんの事をひたすら考えてその世界に浸っていた。
かっこいいだろうなぁ~香ちゃんのヴォーカルで ファンがいっぱいで…きっと…
翌日、友達に自慢しまくった。
「カッコイイでしょ~!」
「本当だ~!」
初登場、吉田郁美。愛称、よっしー。
ミーハーだ。
まあ私も結構ミーハーだか。
美夏とよっしーと私の仲良し3人組で大盛り上がり!
「カッコイイ~!」
「良いなぁ~どうやったらこんな顔になれるんだろう~」
「みんなでライブ行こう!!」
ライブ会場に着き、開演。
次、パッション!
綺麗な声…、うわあ~メイクも凄い!!、自分でやったのかな~とても綺麗…
私は一瞬で圧倒された。
女の子をあそこまでカッコイイと思ったのはじめて…私の憧れ。
数日後、香ちゃんと買い物に。
「買い物って楽しいな~」
「ね~でもV系の服って高いんだね!びっくり!」
服が一着、1万以上って…!!
高っ!
「ふふっでしょ~?いつもバーゲンで買ってんの♪」
「あ~なるほど~!」
「どう?」
香ちゃんは服を体に当見せた。
超似合ってる…♥
「カッコイイ~!///」
「そか?へへ今日って暇?」
「え?」
「どうぞ~好きに座って」
「あっ…ありがとう…」
カッコイイ~なんか違う世界が広がってる香ちゃんぽい。
「買い物楽しかったなぁ」
「うん!また連れてって」
「もちろん!」
「ジャーン!V系ファッション!」
香ちゃんはクローゼットを開けて見せてくれた。
「わ~凄~い!!」
V系!って感じ。
「着てみる?」
「えっ良いの?///」
服からなんか良い匂いがする。
「可愛い~友理ちゃん♡」
「いやいや…そうかな~///」
「体が小さいな~」
香ちゃんは身長160センチ以上で肩幅もあって
私は身長155センチくらいで肩幅も狭い。
えっ…ちょっ…あっ…。
スマートフォンを持って香ちゃんが近付いてきた。
「写真撮ろうっ」
うわっ顔近っ!!!!
今日は一緒の記念だ。
最高の日だ。
香ちゃんと仲良しになってきている。
香ちゃんに近づけている気がして嬉しい…。
それだけで充分なはずなのに。
なんか物足りない。
天使の笑顔 前編
見てくれてありがとうございます。
主人公の友理が香に憧れて、恋し始めたのに
自分の気持ちに気付いてない過程までを書いてみました。
後編でも楽しく書きたいと思います。
是非見てください。