召喚士と十二の召喚石【七つの大罪、色欲の悪魔】
今回は久しぶりで短いです。
「・・・やはりまだ力は出ぬか・・・」
ナイトメアは自分の空間で一人考えていた。
「あとどのくらいすれば良いのか・・・」
「あっ”サタン”じゃぁないっ???おっ久しぶりぃ?!!!」
ナイトメアの後ろから桜色のツインテール少女が出てきた。黒のドレスを着ており、レースがひらひらと風になびいている。
「黙れ。貧乳悪魔。」
「わぁ前会ったときとかわんなぁい」
突然、アスモデウスは黒猫ヴァージョンのナイトメアに飛びつき、ほおずりしてきた。
「ちょっ・・・!わらわはお前のこと苦手なんだ!!離れろ!!」
「やーだ。何してたか教えるまで離さなーい!」
ムッと顔をしかめるがため息をつくと、ぼそっとつぶやいた。
「・・・魔力が回復するのを待っておるのだ」
「なぁんで??アスモは前とかわんないよ??あ、もしかして」
「”ルシファーの呪い”、と言いたいのであろう??だがそれは違う。封印の影響が大きいだけだ。」
「そ。あ、さっき戦っていたんでしょ?良いにおいのする女の子の記憶から見たよぉ」
「あぁ・・・そいつはソロモンの子孫だ。お前も気をつけておれ。あやつはアクセリアと共におる。」
「へぇ懐かしいわぁ。それで、女の子の名前は?」
ずるずるとアスモデウスの腕から這い出て、ぎらぎらした眼を向けながら、ナイトメアは答えた。
「”緋雲悠”、だ。」
「ふぅん・・・」
アスモデウスはちょっと考え込むと、愛らしい顔で、にこっとした。
「良いこと考えたっ☆」
召喚士と十二の召喚石【七つの大罪、色欲の悪魔】
さあ、読んでいる皆さん。アスモデウスは何をしようとしているか分かりますか??