【没集】季節モノ
【没】おっぱいの日2024 原案
扇風機の音を聞きながら、俺は、必死に右手を動かしていた。冷房を点ける暇さえ惜しい。けれども扇風機だけでは、もはや追いつけなかった。落ちていく汗が鬱陶しい。
左手には小さなハンカチを握っていた。甘酸っぱい匂いと汗の匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。そして俺は、このハンカチが挟まっていた柔らかく豊満な胸を思い描いて、右手に握ったチンポを激しく擦った。
腹につきそうなほど反り返って、ミミズが巻き付いたように血管を浮かしてる。先走りが滴り落ちる落ちて滑りをよくした。チンポを扱くのをやめられない。
「はっ、はっ、はっ、はっ、……!」
汗がくすぐったい。だが一瞬たりとも手を休めることができなかった。射精感が高まる。あと少しで出る。
このハンカチが挟まれていた、あの巨乳。首筋から流れてきた汗が、無防備に開かれた胸の谷間に落ちていく。ハンカチを挟まれて白い肌が撓(たわ)み、その柔らかさを強調する。
「はっ、はっ、はっ、……香織ぃっ……、!」
チンポが一際大きく鼓動した。ザーメンが迸る。亀頭の穴が収縮するたびに気持ちがいい。女に困ったことのない俺が、最近はシコってばかりいる。ムラムラしやすくなった。カラダが作り替えられちまってる。
俺は根からの巨乳好きだった。ただ細いだけでは満足できない。華奢で巨乳。背は少し高いのがいい。顔はどうでもいい。どうせ乳に気を取られて見ちゃいない。
こういう女を手に入れるために、俺は難関高校を出て、難関大学に通い、一流企業に入ったのだ。そうして実際手に入った。それが香織。
風鈴の鳴るような音がしてドアが開く。香織が盆に麦茶を2つのせてやってきた。香織の家。2階建てのごく普通の家だ。少し田舎っぽいのがこの季節によく映画化されたりする"夏のエモ"さなのだろうな。
「麦茶、どうぞ」
しっとりした声で、大きな胸を揺らしながら、香織は麦茶をテーブルに配る。濃いピンク色の半袖シャツに黄色のロングスカート。色味は派手だが清楚な雰囲気が嫌味にさせない。
「香織ぃ……こんなんになっちまった……」
俺は眉を下げて、語気を緩めた。べっとり濃いザーメンのついた右手を見せつける。指と指のあいだにもねっとり白く濁った粘り汁がついて水掻きみたいだ。
「まあ……」
香織は驚き、そして顔を赤らめて、俺のザーメンをティッシュで拭き取った。指の1本1本を拭き取ってくれる。仕上げにアルコールティッシュで清めてもくれた。それだけではない。ハンドクリームまで擦り込んでくれる始末。俺はそのまま目の前に座る香織の膝に寝転んだ。見上げると、大きな胸が視界のほとんどを占めていた。絶景だ。
【没集】季節モノ