七月

温かい味噌汁が食べたくて

冷房をつけた

まだ夏の入口に迷う

七月

電気もつけずに

陰る部屋

ただ放り込んだだけの白葱が

おいしくて

泣きそうだ

七月

七月

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-07-28

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