zokuダチ。セッション17

エピ 63・64・65・66

合流への道しるべ

ジャミダウコンビは只管怪人達を蹴散らしながら、無限地獄迷路状態の
解放廊下を走り、皆と再会出来るタイミングを待つ。

「……ひい~、つ、疲れた……、2階への階段も、何処に
行っちゃったのかなあ……」

「お前だってうっかり見つけられたんだから、その内何とかなるさ!」

「……ひい~……、うっかりって何だよお~」

「お、あれは……」

「……?」

遥か遠くに、誰か数名戦っているのが見えた。魔法ガールズ達であった。


「……はあ、そろそろ疲れてきたかも……」

「弱気出しちゃ駄目っ、ミラクルっ!」

「もう少し、もう少しです!諦めなければ必ず又、マンションの皆さんと
会える筈です!」

「モフ、……ミラクル~……」

「あ、モフルン、……私は大丈夫だよ、マジカルもフェリーチェも
ごめんね、弱気な事言っちゃって……」

ミラクルが足を踏ん張り、もう一度気合を入れ直そうとした途端……。


……しつこいのは嫌いだじょ、……いい加減に諦めるのだ!!


「!?な、何っ……、何の声……?」

「気を付けて!ミラクル、フェリーチェ!」

「っ、きゃああああっ!!」

「……フェリーチェっ!!」

「モフーーっ!!」

地中から明らかに今までの怪人とは違うLVの異形の怪物、
ゴーレムが出現しフェリーチェの身体を掴んで拘束し、壁際まで
追い詰める……。ちなみに、ゴーレムは変な顔をしていた。

「もう雑魚召喚するんは秋田から、ぼくちんもそろそろ本腰入れて
いじめてやるじょ!!」

何処からともなく……、等々黒幕のケフカも姿を現したのだった。

「な、何よ、あんたはっ!!」

「フェリーチェを放してよっ!!」

「うるせーこの野郎!もう泣いて謝ったって許してあげないのよ!!
けつペンペーンだ!!……ブッサゴーレムちゃん、後は頼むじょ!!
それからこんなクセーブタ小屋、よくもまあ、趣味が悪いですねえー!!
こうしてくれる!!ほいほいのほいっ!!」

「ああっ!」

「何これっ……」

「モフ……」

ケフカが指パチすると……、周囲はもうマンション内では無くなり、
トワイライトゾーンになってしまったのだった……。

「じゃあ、次の奴らをいじめに行ってまいりまーす!!キイーーン!!」

「……あっ、待ちなさいっ!!」

「マジカル、今は先にフェリーチェを助けなきゃ!!」

「そうねっ、待ってて、フェリーチェ!!今、助けるわ!!」

「わ、……私の事は……、だいじょうぶ……、です…、それよりも……、
早く、さっきの……、危ない人を……追掛け……きゃあああっ!!」

「……フェリーチェっ!!」

トワイライトゾーンで攻撃力が倍になったゴーレムが
拘束し、両手で掴んでいるフェリーチェの身体に力を込めた、
その時……。

……ザシュッ……

誰かがフェリーチェを拘束しているゴーレムの本体を切り落とす。
ジャミルであった……。ゴーレムは消え、トワイライトゾーンも
無くなり、辺りは元の解放廊下の風景に戻った。

「あなたは……!ジャミルさん、ダウドさんもっ!!無事だったのですね!!」

解放されたフェリーチェが二人に駆け寄る。

「よう!間に合って良かった!」

「大丈夫!?」

「ジャミルとダウドモフーっ!!来てくれたモフーっ!!」

「フェリーチェも無事だわっ!あははっ!!」

ミラクル、マジカル、モフルンもジャミルの側まで走って行く。

「良かった……、私……、もう皆に会えないかと思ったら……、
何だか……、……こんな嬉しいワクワクもんて……、何だか
久しぶり……だよ……、ふぇっく……」

二人の姿を見て安堵したのか、急にミラクルが涙を溢し始める。

「そうか、アンタらもプリキュアになってたんだな……」

「ええ、私のスマホンも、ミラクルとマジカルのリンクルストーンも
全部黒子さんの元に預けてある筈なのですけれど、いつの間にか変身が
出来ていました、不思議ですね」

(これもアルカールの仕業なのかな……)

「ミラクルったら……、ほら、泣かないのよ、もう~……」

「……マジカルだって泣いてるじゃない……、なによ~……」

「モフ~…」

……プリキュアになっていても、実際の彼女達はまだ中学生の女の子。
こんな状態になって心細く、本当は辛いのが当たり前なのである。

「あー、ジャミル、女の子泣かしたな……」

「……な、何で俺なんだよっ!バカダウドめっ!!たくっ、でもまあ、
無事で本当に良かった、フェリーチェ、あんたも怪我は無いみたいだな……」

「お二人もご無事で何よりです、本当に有難うございました、
ですが、今日は格好がいつもと違うのですね……」

「あ?ああ、元の世界でのいつものカッコなんだよ、俺らの世界じゃ
日常は殆どがサバイバルとバトルだからな……、これでどうにか
戦える力も取り戻せたんだ……」

「そうだったのですか、うふふ、とても素敵ですよ!心強いです!!」

「え……、あ、……ははは!」

困ってジャミルが照れ隠しに頭を掻いた。

「だけど、ミラクルとマジカルは今回は、オイラ達がこの間代理で
なったスタイル……、とはまた違う格好なんだねえ……」

「あははっ!ルビースタイルですっ!このスタイルだと、格闘戦が
有利になりますっ!」

急に元気を取り戻したミラクルが拳シュッシュッをした。

「またすぐ調子に乗るんだから……、あのっ、くれぐれもお願い
なんですけど、私達の事は他の皆には……」

「わーってるって!さあ、他の皆も助けに行かないとな!」

マジカルの方を見てジャミルが頷き、ウコムの鉾を肩に担いだ。

「よおーしっ!いこおおーっ!!ワクワクもんだぁーーっ!!」

「はああ、あんまりワクワクって状況じゃないけどね……、でも……」

……口ではそう言う物の、ミラクルが又元気を取り戻したので
マジカルは心の底から安心したのであった。

「モフーーっ!!あれ?向こうからおおかみさんと大きいクマさんが
来るモフ……」

「あれは……、クローディアの……、おい、シルベンっ!ブラウっ!!」

2匹とも、ジャミル達の姿を見つけると、急いで此方へと走って来た。

「……グルルル……」

「ガウウ……」

「酷い傷です……、しっかり……、大丈夫ですか……?」

フェリーチェが触ると2匹揃って頭をスリスリと寄せた。

「モフ、いたいのいたいの、とんでけ、モフ……」

……モフルンも心配し、ブラウにそっと触る。

「お前らが此処にいるって事は、クローディアはどうしたんだ?
もしかして……、逸れたのか……?」

「……グ、グルルルっ!!」

「お、おいっ!急にどうしたんだよっ!」

クローディア……、の言葉に反応したのか、急にシルベンが
ジャミルの服の袖に噛み付き、ぐいぐい引っ張りだした。

「もしかして、居場所を知ってるんじゃないのかなあ……」

「……ガルっ!」

ダウドの言葉に頷くかの様に、シルベンが先を再び走り出し、
付いて来いと言う様に後ろを向き、振り返る……。


合流への道しるべ・2

野原家、スネークSIDE

「おい、急にあの変なの消えちまって出て来なくなったなあ、折角力を
貰ったってのによう……」

「それならそれでいいじゃないの、子供達も危険な目に
遭わせなくて済む訳だし」

「そうだけどなあ……」

みさえが宥めるが、ひろしは一発暴れてみたくて仕方がない様子で、
シャドウボクシングを始めた。

「アンタさっき散々暴れたろうが……、お?誰か倒れて……」

「おおーっ!スネークのおじさん、あれ見て!大変!ラグナの
おじさんみたいだゾ!」

確かに廊下で誰かが倒れており、動けない様であったが、
よく見ると、それはしんのすけが言った通り、紛れもなく
ラグナであった。

「だ、大丈夫ですかっ?しっかり!ああ~、私、黒の方だから
回復魔法は使えないわあ~、困ったわ……」

「う、うう~、まいったあ~……」

「ラグナさんっ!気をしっかり持って!」

みさえの言葉にラグナが微かに反応を示した。

「た、助けてくれ……、何とか此処まで歩いて来たんだが、は、
腹が減って……、足が縺れて……、ま~た転んじまった……、って、
アンタ達は確か、俺と同じ2階のしんちゃんファミリーかい?また、
どうしたの、その恰好は、まるでRPGみたいだねえ~……」

「みたいじゃなくて、そうなんだよっ!悪い奴らを倒す為に、
俺達も謎のヒーローから力を貰ったんだよ」

「……そうなんだあ~、凄いっスねえ~、とほほ~、まいったよ、
どうすっかなあ~、何か俺の部屋も急にどっか行っちまったみたいでよ、
フラフラ歩き回ってたらいつの間にか迷子になっちまったんだよ……」

「全く困ったおっさんだぜ……」

自分の事を棚に上げ、ひろしがぼやいた。

「ラグナ、怪人達はもう消えた、お前も又協力しろ、他の奴らを
探すぞ、来い……」

「はあ~、スネークの親父も扱き使うねえ~、俺、腹が減って
動けねえっていってるっしょ……」

「本当に困ったおじさんだゾ……」

「やいー!」

「ま、る、で、こど、も……」

「アンっ!」

ラグナは急に小さな子の様に駄々を捏ねだし、しんのすけ達も
呆れる……。仕方なしに、しんのすけは丁度持っていたチョコビを
一つラグナに渡す。すると、ラグナは急に機嫌が良くなり、
ニコニコしだす。

「おお、これで俺も元気百倍だあ!しんちゃん、ありがとね!」

「お、おお……、よかったね……」

ご機嫌になったラグナはしんのすけの頭をぐじゃぐじゃ撫でる。
しんのすけは冷や汗を掻き、少し困っている。

「あら?又誰か、こっちに……走ってくるわ……」

「ありゃ、凸凹コンビのシフ姉さんと、アルベルト坊ちゃんじゃねえか……」

みさえとひろしの夫婦は揃って目を凝らし、此方に向かって
走って来るおかしな二人組をじっと見つめる。

「……急ぐんだよ、ほら坊やっ!……相変わらずトロイねえー!
あんたはっ!!」

「そ、そんな事言ったって……、もう数時間も走りっぱなし、
戦いっぱなしで、疲れが……、体力も、もう……」

「……情けない声出すなっ!男の癖にっ!しゃきっとしろっ!!
普段から本ばっか読んでるからだよっ!!」

……疲れてダウド化し始めたアルベルトにシフが怒鳴って喝を入れた。
彼は、女性なのに強くて逞しいシフの前だと一歩引いて弱気になる
事も多く、どうしてもつい、本音が出てしまうらしい。

「おーい!アルベルト坊ちゃーん、シフ姉さーん!!」

「あれは確か、……2階に住んでるおっさん達だったかい……?」

「何だろう、あ、あの格好は、一体……」

ひろしが二人に呼び掛けると、凸凹コンビも7人+シロの姿に
気が付いた様であった。

「よしっ、坊や、皆の処まで一気に走るよっ!」

「う、うん……」

アルベルトとシフが……、ダッシュで野原家とスネーク、
……困ったすっ転びおっさんの元まで走り出そうとした瞬間……。


……全く、此処は次から次へと……、ゴミが増殖して困りますねえ~、
このお掃除屋のぼくちんが片付けてあげないと……


「ああっ、シ、シフっ……!!」

「何だいっ!?」

「……呼ばれて飛びでてじゃじゃじゃじゃーーんっ!!」

皆の元に向かおうとした二人の前に又も変な顔のゴーレムに乗った
ケフカが一緒に地中から飛び出してきた……。

「此処から先は通せんぼだじょー!指パッチン!」

またもや、周りの景色はトワイライトゾーンへと変化する。

「何だよ、これっ!」

「慌てるんじゃないよ!坊や、構えなっ!」

「……く……!」

シフに言われ、アルベルトがレフトハンドソードを構える。
左利きのアルベルトにとっては元の世界での最強武器なのだが。

「おひょひょ!んじゃねー!……ぼくちんは忙しいので!!」

ケフカはゴーレムを置いて、又も何処かへ逃走しようとし、
……二人から大分距離を置いた処で、尻を出した。

「あ、コラ待てっ!逃げんじゃないよっ!!」

「……うるせー糞ゴリラ女だじょ!ほれ、おまけであ、ぱっちんほいっ!!」

「うわあああっ!!」

ケフカが更に指を鳴らすと、更にゴーレムの数が3体増えた……。

「何体いたって同じだよっ!いくよ、坊や!!」


遠くから様子を覗っていたひろし達は……。


「……こりゃ大変だぜ!いよいよ俺らの活躍処が来るか!?
よし、助っ人だ!いくぞ、みさえ、おっさん二人組!」

「だからおっさんにおっさんて言われたくねえモンだよ……、たく……」

「……だから俺、まだ三十路前なんだってばぁ~……」

スネークも仕方なしに加勢へと駆け出す。その後にラグナも走って
追い掛けようとするが……、又も途中で躓き転がる。しかし、どうにか
シフ達と合流する事が出来た。

「シフ姉さんっ、アルベルト坊ちゃん、助っ人に来たぞ!」

「私達も戦いまーすっ!」

「おっさん達も加勢に来てくれたのか!助かるよ!けど、何だい?
その恰好は……」

「話は後だよ!取りあえず、俺達も戦える力を貰ったのさ!
だから大丈夫だ!」

「そうかい、ま、忙しいから今は何も突っ込まないよ!じゃあ遠慮無しに
力を貸して貰うよ!」あんた達のお手並み拝見と行くか!」

「皆さん、ありがとうございます!」

「うっしゃあああーーー!」

ひろしは一体目のゴーレムに飛び蹴りをお見舞いする。……オプション、
足の臭いの追加ダメージでゴーレムは即ひっくり返って倒れた。

「よしっ!倒れたぞ!……けど、何か複雑だなあ……」

「私もーーっ!えーいっ!出たわ、ファイガよ!あはーん、キャー
こんなの初めてーっ!」

「おお、母ちゃんも凄いゾ!けど、いい齢して燥いじゃって、ンモ~……」

「たいー……(落ち着け、ケツデカオババ)」

「ボー……」

「クウ~ン……」

「なあに?しんちゃん、何か言った~?」

「……ぶる、な、何でもない……」

「……」

元は普通のサラリーマン一家が……、こんなにも自分より活躍して
いるのかと思うと何となく面白くないのか、ちょっとアルベルトが
不貞腐れ気味の表情になる。

「……ぼ、僕だって負けるもんか!はあーっ!不動剣っ!」

野原家達に負けたくないのか、急にアルベルトが頑張り出し、
レフトハンドソードの上級技、不動剣を繰り出し、ゴーレムの一体を
見事に切り刻んだ。

「ふう……」

「坊や、やっぱりあんただってやれば出来るじゃないかっ!」

「……え?あはは……」

シフに漸く褒められ、アルベルトも笑顔を見せた。

「オラアアアーーっ!!ためる!……2倍百烈足臭蹴りーーっ!!」

「フレアーーっ!!」

「燕返しっ!!」

「おい、ラグナ、二人で呼吸を合わせてあっちの方の奴を一斉射撃だ、
いいか?」

「おう、玉には俺もいっちょ、やってみっかね!かっこいい処、
見せないと!」

スネーク、ラグナのWおっさんズ銃射撃攻撃、見事にゴーレムの
ドテッ腹を撃ち抜き穴を開ける。尚、今回はラグナも転がりもせず、
しっかり決める処を決めた模様。こうして、野原家+おっさんコンビ&
アルシフコンビも協力してゴーレムを倒し、どうにかこの場の危機を
乗り越えたのだったが、まだまだ他の場所の住人は……。


セーラーV・奮戦!

そして、長らく行方が分からなかったクローディア、アイシャ組は……。

「……大丈夫?クローディア……」

「大丈夫よ、それよりも、私の事より、アイシャ……、あなたも
先に皆の処へ行って……、今なら怪人達も落ち着いているわ……」

「駄目っ!怪我してるクローディアを置いて先になんかいけないよっ!」

「平気、ブラウとシルベンが、必ず助けを呼んで来てくれるわ、
私はあの子達を此処で待ちます……」

「いや、そんなのっ!……一緒に行こう、ね?」

「でも……、此処で二人とも立ち往生している訳には……、
っ……」

そう言ってクローディアは右足から流れ出る流血を手で押さえながら
痛みを堪える……。

(……グレイ、あなたは今……何処にいるの……?会いたい……、
早く来て……、私……、そうじゃないと……、心が折れるわ、
気弱になりそうよ……)

そして、お約束でタイミング悪く……、変なのが出て来るのである。


ひょーひょーひょーひょおおおお~……


「……だ、誰……?何の声……?」

「……」

クローディアを庇いながらアイシャが身構えた。

「ばあーーっ!!ケーフカちゃんだじょおおおーっ!!
あっそびまっしょーーーっ!!」

「……きゃあああーーっ!!」

地中から……ケフカがいきなり飛び出して、にゅっとアイシャの足を掴んだ。

「お前の足もおっちゃうじょーーっ!!よっこらしょ!」

「やだやだやだっ!やめて、放してったらっ!!」

「……!!」

咄嗟にクローディアがケフカに向け、エリスの弓を放つが……。

「……いてっ!……このぼくちんの頭に向かって何て事しりゅで
しゅかーーっ!!反省したまえ、ちみたちいーーっ!!」

……頭に矢が数本刺さったままの状態で、ケフカが激怒する……。

「……反省すんのはてめえだっ!!」

「……おひょ?」

漸く追い付いたジャミルが後ろからケフカの頭をウコムの鉾で
突っついたのだった。頭に矢が刺さり、更に脳天を突かれ、ケフカの
頭から血が水芸の様に吹き出した……。

「……ジャミルっ!!ダウドっ!!」

「えへへ、遅くなっちゃったけど、お待たせ……」

「……ブラウ、シルベンも……、有難う、ジャミル達をちゃんと
呼んで来てくれたのね……、と、後ろの方達は……?」

「私達、正義のヒロイン、魔法つかいプリキュアですっ!!」

「私達が来たからにはもう大丈夫ですよっ!」

「……変な道化師さん、もう、これ以上あなたの好き勝手には
させませんっ!!」

「ガルルル……!!」

「……グルルルル……!!」

「モッフーーっ!!」

ちなみに、モフルンは同じクマ同士、ブラウの背中にちゃっかりと
乗っているのだった。

「……いっ、たああああーーーーーいっ!!よ、よくもーーーっ!!


ちくちくちく……

ちくちくちく……

ちくちくちく……


「ちく、しょおおおおおおーーーー!!ぼくちん、おこった
じょおおおーーっ!!」

「……ひくっ……、ジャミルのバカーーっ!!……遅いよ、
ふぇっ……」

心細さを我慢していたのか、アイシャがジャミルに飛びついて
号泣する……。

「……わ、悪かったよ、ごめんな、アイシャ……、でも、無事で
良かったよ……、クローディアも……、心細かったろ……?」

「ん、ジャミル……」

「ええ、大丈夫よ、来てくれて有り難う、ジャミル……」

「さへへっ、さーて、形成逆転だな、糞ピエロ……!!」

「……ぬわああああにがっ、形勢逆転どうわあああーーっ!!
いい気になりやがって、この糞共めがああーーっ!!」

「呼んだかな?ドナルドだよーーっ!!糞ピエロってドナルドの
事かなーーっ!?」

「うわ!……おめー、急に出てくんじゃねーよっ!!」

「ちょうどいいバケモノ素材がきたじょおーーっ!」

「やべっ、馬鹿っ!てめえ、どっか行……、うわあああーっ!!」

ジャミルがピエロを追っ払おうとするが、間に合わず、ケフカに
魔法を掛けられ……、いつもの如く、ピエロはいいカモにされてしまう……。

「……巨大モンスター、ランランゴーレムだじょーっ!!
よーし、こいつらと遊んでやるのだーーっ!!」

「らーんらーん、……るーーー!!」

「……どうしてこう、タイミング悪く……、あーーっ!
たくもーーっ!!」

……ピエロは今回も、ネタにされる損な役割に回るのであった……。


わんぷり組SIDE

「……ハア、ハア、もう、一体いつになったらみんなにあえるのーっ!?
……もう、わたし、つかれてきたよう……」

いつも元気いっぱいのワンダフルも……、流石に疲れてきてしまった様子。
いろはは慌てて彼女を励ますのだが……。

「ワンダフル、頑張ろう!諦めちゃ駄目だよっ!……あっ!?」

「……わふ~……、なんだか……、おねむ……、わん……」

「こむぎ……、そうだよね、ごめんね、疲れちゃったよね……」

本来は子犬である、ワンダフル、こむぎは疲れが最高潮になって
しまった為、元の姿に戻ってしまった……。フレンディは眠って
しまったこむぎをそっと抱き上げると側に引き寄せ優しく身体を撫でた。

「……ぼ、僕も……、何だか……、ずっと歩き回ってたから……、
ハア……」

「……」

「悟君っ!しっかりっ!」

(……あ、ああ、犬飼さん……、あはは、フレンディに介抱
されちゃった……♡う、運動音痴も……、悪くない……、のかな……)

「……」

此方も怪人は出なくなってはいたが、先の見えない無間地獄迷路
状態の中を延々とわんぷり組も徘徊している状態である。元々
運動音痴の悟も、疲れが来ていた為、その場にしゃがみ込んでしまう。
悟に抱かれている大福も心配そうに……、デレてしまった相方を、やや
呆れ顔で見上げるのだった。

「……ちょ、なんでっ!こむぎちゃんっ!?ワンダフルは
一体どうしたのよッ!」

「……セーラーV、これには訳が……」

フレンディはこむぎを抱いたまま、じっとVの方を見つめる。
もうこれ以上、自分達の正体を隠し通すのは難しくなっている。
フレンディはVに自分達の正体を受け開ける事にした。

「あのね、セーラーV、私達……」

「そうだったの、ま、それならそれでいいわ、けど、
余り無茶しちゃ駄目よっ!けど、どうもアンタら、
プリキュアモードの姿を見た時から、何となく、
どっかで会った様な感じはしてたけどネ、んじゃあ、
アタシもっ!」

「……!?え、ええっ!み、美奈子ちゃんっ!?」

「あははは~!アタシも、……と、言う訳ッ!ネ、いいわよネ、
アルテミスもっ!」

「……仕方無いなあ、全く……」

Vも面倒臭くなったのか、自分の正体を暴露してしまう。
取りあえず、この事はとりあえず、此処だけの件で
お互いご内密……、と、言う事で。わんぷり組と
セーラーVの絆がより高まった様で。

「……ま、また、怪物が出たよっ!……こむぎっ!」

「全くもう、しょうがないんだから、此処は私達だけで頑張るしか
ないわ……、フレンディ、ワンダフル達を……!」

「……こわくない、こわくない!大丈夫だよ、フレンディ!」

「……ニャミー、リリアンっ!で、でも、私もっ!……」

ニャミーとリリアンは、フレンディとこむぎ、悟と大福を庇う様に
援護態勢で前に出るのだが……。フレンディは抱いているこむぎを
見つめた。と、其所に更に援護でセーラーVも前に出た。

「……駄目よっ、あんたら主は防御専門なんでしょ、この先、敵が
又出たら攻撃は私に任せて!私の後にしっかり続いて歩きなさい!
……その代わり、しっかり私のサポートも頼むわヨッ!」

「……仕方無いわねえ……、!?」

「って、言ってる側から早速っ!!……何ヨアレ、今までの敵とは
明らかに系統が違うッ!?……んなろッ!ざけんないじゃわよッ!」

「本当……、大きな怪物だね……、何だか……、怪人達と全然違うよ……」

「……次から次へと……、ハア……、本当に仕方無いわ……、じゃあ、
本格的に構ってあげるわよ……」

「アタシ達は負ける訳にはいかないのッ!じゃあ、サポートの方は
お願いするわッ!……アルテミスもっ、皆を頼んだわヨ!」

「任せろっ!」

「……セーラーV……」

等々、ワンダフル達の前にもゴーレムが地中から出現する。ゴーレムに
突っ込んで行くセーラーVを心配そうに見つめるフレンディ……。そんな
Vをサポートしようと、ニャミーとリリアンも頷いて率先して前に出た。
ゴーレムはVに向け、強烈な連続パンチを繰り出して来た。怪人達相手に
Vも随分と無茶をしている様で、彼女もそろそろ疲れが溜まってきていて
しまった様だった。

「……キャアっ!何すんのヨッ!痛いわねえッ!」

「……Vっ!無茶しちゃ駄目だっ!」

「アルテミス、アタシが此処が踏ん張らないで一体誰が皆を守るのッ!
何が何でも突破するのッ!ジャミル達と合流しなくちゃ!……アンタも皆を
守っててって言ったでしょ!守るのッ!……くっ!」

「……セーラーV、危ないっ!だ、大福っ!?」

「!!」

Vに向け、再びゴーレムのパンチが飛んで来そうになる。悟が慌てて叫び、
大福は悟の手から飛び降り、床を足ダン、ゴーレムを睨みながら威嚇……。
Vの前に、ニャミーとリリアンが出、二人は呼吸併せ、急いで防御バリアー
技を張った。悟も慌てて再び大福を抱き上げる。

「……大福、落ち着いて!」

「……」

「ニャミーシールドっ!」

「リリアンネットっ!」

ニャミーのシールド技がゴーレムを吹っ飛ばし、リリアンのネットが
ゴーレムの身体を捕らえた。その隙を逃さず、力を振り絞り再びVが
攻撃・浄化技に入る。

「クレッセント・ブーメランッ!」

Vの飛ばしたコンパクトがブーメランとなり、ゴーレムの身体を
切り裂く。ゴーレムはその場からどうにか漸く消滅……。

「ハア、や、やったわ……」

「Vっ!大丈夫かっ!?」

「セーラーVっ、大丈夫!?」

「あなたも無茶し過ぎよ……」

アルテミスを筆頭に、膝を付いて疲れて座ってしまったVに、リリアン、
ニャミー、悟、こむぎを抱いたフレンディ達が駆け寄る。Vは来てくれた
皆に、何とか笑顔を見せるのだった。

「ダ~イジョウブよ、アタシは正義の戦士、セーラーVなんだから、
これぐらいでへこたれるもんですか、さ、もたもたしていられないわ、
先、進むわよ、行きましょ、フレンディ、こむぎちゃんは大丈夫なの?」

「……うん、まだ当分は目を覚さないと思うけど……、セーラーV、
ありがとうっ!」

「……わふ~ん……、むにゃ……」

「良かった、じゃあ、皆、引き続きドンドコ行くわよッ!……けど、
ジャミルはホントにドコに行っちゃったのかしら……、全くもう……」

Vが優しくこむぎの頭を撫でると、こむぎは眠ったまま、嬉しそうに
寝言返事を返す。普段はミーハー、アイドルとイケメンの追っかけ大好き、
ドジでおバカでも、やはり彼女は皆のリーダー格で先輩的存在、偉大な愛と
正義の元祖美少女戦士・セーラーVであった。


……合流まであと少し!

その頃、漸くIRPO軍団も、マンション近くまで来ており、もうすぐ
到着寸前だったが……。

「……あの、さ……」

後ろにいた急にレッドが足を止め立ち止まった。

「おい、何やってんだよ、てめえは!」

ヒューズが後ろを振り返ると、レッドは困った様な顔をして唸り始める。

「……ヒューズのおっさん、皆、ごめん……、俺何だか急に緊張して
きちまって……、ちょっと催したんだけど……、公衆トイレに行って来て
駄目、かな……?」

「ハア!?こんな時に何言ってやがんだテメエはよ!甘ったれんじゃねえ!!
此処まで来て!!それに俺はおっさんじゃねえぞっ!!」

「……いいじゃないの、ヒューズ、人間なんだもの、当たり前の事でしょ、
それにさっきから急に怪人達の姿も気配も消えてしまったわ……、不思議ね…」

「……ドール姉さん、面目ねえ……、ごめんよ……」

「……この先から、怪人達以上の、嫌な気配を大量に感じます!!」

ラビットが急に落ち着かなくなり、そわそわし始めた。

「ハア、……それ以上のモンがご挨拶に待ってるって事かよ!
糞が!!おい、レッド!俺たちゃ先に行ってるかんな!てめえ、
後からちゃんと来いよっ!サボるんじゃねえぞ!」

「わ、分かってるよ……」

「……」

「みゅみゅみゅ!」

「気を付けるのよ……、レッド……」

そして、……皆の姿が見えなくなった頃、レッドは……。

「……チェンジっ!アルカイザーっ!!」


一方、マンションの玄関先でバトルを繰り広げていたホーク達は。

「何がどうなってやがんだ……?あんだけうじゃうじゃいたゴミが
ぱっと消えたぞ……?」

「い、今なら、もう中に入れるよっ!あたしらも行こうじゃないのさ!」

「クローディア……、待っててくれ、すぐに行く……」

「待って下さい、キャプテン、皆さん!向こうから誰か来ますぎゃ!!」

「ああん……?」



「あーっはっはっ!!らんらんるーっ!!あはは?あはははーーっ!!」

「ランランゴーレムっ!!奴らを何処までも追い掛け回すのだあーー!!」

そして、ジャミル達は……、怪物化したピエロに乗ったケフカに
追い掛けられ、マンション内を無我夢中であちこち逃げ回っていた。
……足を負傷したクローディアはブラウの背中にモフルンと一緒に
乗っている。ちなみにランランゴーレムは真笑顔で、顔がくるくると
180度回転するのであった。

「……ブラウ、ごめんなさいね、……私、重くないかしら……」

「グ、グルルウ……」

そんな事ないよと言う様に、ブラウが静かに鳴いた。

「……ありがとう、ブラウ……」

シルベンもブラウの横に並び、クローディアを護衛しながら
廊下を一緒に走っている。

「……ちくしょーっ!キモ過ぎて戦う気がおきねーっ!!」

「きゃーっ!やだやだやだあーっ!!」

「……怖いよおおーーっ!!」

「いやあああーーっ!!」

「……こんなの、全然計算通りじゃないしーーっ!!」

「ミラクル、マジカル、逃げていては駄目……!きゃあああーーっ!!」

全員、変態ゴーレムの余りのキモさに戦意喪失になってしまったのである……。


谷口の部屋……

「今何か、廊下で悲鳴が聞こえた様な……」

ユリアンが心配そうにドアの方を振り返った。

「ハア、皆が心配だわ!やっぱり何時までも此処でじっとしてんのは
辛いわねっ!!」

「……お姉ちゃん、今は皆を守らないと……」

「どうやらあの変な怪人達の気配は消えた様だが……」

トーマスがそっとドアを開け、廊下の様子を覗う。

「……何だって……?トム、本当かよ!」

ユリアンも慌てて廊下の様子を確認した。

「ほ、本当だ……、静かになってる……」

「あ、皆さん、僕らならもう大丈夫です、どうか他の皆さんの加勢に
向って下さい……」

「けど、大丈夫なの?あんた達……」

エレンはもう早く戦いたくて仕方がない物の、やはり戦えない皆を
残していくのが気がかりで、心配な様であった。

「はい……」

「大丈夫だ!谷口さんはおれっちが守る!」

……何処までも谷口しか見えていない男、丸井……。

「……」

ユリアン達、シノン組4人はお互いの顔を見て頷き合い、結論を
出した様であった、そして……。


「……僕に構わないで……」

「どうも、すみません、……護衛に残って頂いて……」

歳下の少年にも、谷口は何故かぺこぺこ気を遣う。

「大丈夫だって言ってんのによ、たく、可愛くねえな、まるでどっかの
誰かみてえでよ……」

「何ですか、丸井さん……、何で俺の方見るんスか……」

「いやあーん、頼もしいわあー!これでワイらの護衛も完全に
心配ないやねー!」

「……うるっせーこの野郎!!てめえがもっと役に立てば何の心配も
いらねーんだっ!!」

「丸井っ!暴力はよせって何回言ったら!!」

「……はあ……」

「……」

少年を護衛に部屋に残し、シノン組も漸くバトルの加勢に動き出したのである。


「……ふう、ダガー、大丈夫かい?」

「ええ、大丈夫よ、ジタン……」

「それにしても、こんなの久しぶりだったわね……」

「ああ、だけど、あの大量の怪人達は一体何処へ……」

「……ジタン、待って、何か聞こえる……」

「……え?」

「あれは……ジャミル達だわ……!!」

ダガーが遥か遠くから、煙を上げて走って来る変な集団を見つける、
しかし……。


「……良かったよ、ジャミル、や~っとお前らも見つけられてさ!
……でも……」

「……全然良くねんだっつーの!」

「あの、どうして私達まで、一緒に走っているのかしら、……ね、
ジタン……」

「さあ~?何でだろう……」

ジタンとダガーをも巻き込み、ジャミル達の方も、もはや、
マンション内フルマラソンと化していた……。


「……お姉ちゃん、あれ、こっちに向かって走って来るの、
ジャミル達じゃないかしら……」

「あら、本当だわ、でも……、何やってんの……?」

「……何かに追い掛けられている様だが……」

トーマスが眼鏡の縁に指を掛け、走ってくる集団をじっと見つめた。

「怪物だっ、怪物に追われてるっ!!俺達も加勢しないとっ!!」

「待って、ユリアン、此処はあたしが止めるわっ!丁度いい運動にも
なるしっ!けど、何やってんだか、情けないわねえ~……」

エレンはそう言うと、指を鳴らした後、集団にむかって自ら弾丸になり、
率先して突っ込んで行った。


「……エレン……!?うわ、馬鹿、危ね……っ!?」


「……だあああーーーああっ!!」


「……おひょおおおおーーーっ!?」

「るーーーっ!!」

エレンは怯む事無く、ランランゴーレムと、乗っていたケフカ諸共、
地獄車でブン回した後、怒りを込め叩き付け、マラソンを見事に止める。
ピエロがエレンに仕置きされたのは今回で2回目である。ついでに
ピエロにはおまけして蹴り倒しておいた。……体力的にも流石に彼女は強い……。

「……ふんっ!掛かって来いってのよっ!!ストレス溜ってんだからね、
あたしはっ!!」

「頼もしいぞおおーっ!!やっぱ、ウチのチームのエレンは最高ーーっ!!」

緑バカ、ぴょんぴょん飛び跳ね、エレンに投げキスとエールを送った。

「はあ~、助かったあ~、もう、息が切れるかと思ったよ、
俺、走るんは得意だけど、流石に今回はきつかった……」

「……駄目、オイラ……、もう、駄目です……、もー駄目っ……!!」

「でも、これで、私、5キロは痩せたと思うんだけど……、どうかな、
ジャミル……」

ハアハア言いつつも、呼吸を整えて、アイシャがジャミルの方を見た。

「呑気だなあ、お前は、ま、いいけどさ……」

「えへへ~……」

「皆、大丈夫……?」

サラが心配し、皆の元に掛け寄った。

「……私達は大丈夫なんです、でも、クローディアさんが、
足に大怪我を……!!」

「あれ、君達は……?」

ユリアンが訪ねると、ミラクルが率先して自己紹介を始めた。

「私達、正義のヒロイン、魔法つかいプリキュアです!私はキュアミラクル!」

「私はキュアマジカル!」

「キュアフェリーチェと申します……、どうぞ宜しくお願いします」

「モフルンもいるモフ!みらい達は安全なところにいるモフ!
モフルン、プリキュアに助けてもらっていっしょにいるモフ!」

「そ、そうか……、わざわざ助っ人に来てくれたのか、有難いなあ……」

「ユリアン、何だか鼻の下が伸びているわ……、気の所為かしら……?」

サラが不思議そうにじっとユリアンの顔を見た。

「え?ええ、ん、んな事ないよ……、やだなあ、サラってば!」

「……ったく、スケベ糞緑バカめっ!!」

何だか面白くなさそうにエレンがユリアンを睨んでいる。

「おおー!今度は本物のプリ……いってっ!!」

「……ジタン、彼女達の事は内緒にしておいてあげないと……、
駄目でしょう……」

ジタンの尻尾を掴みながら、ダガーがジタンの耳元でこっそりと話す。

「そうだった、えへ、えへ、えへへ!」

ジタンはプリキュア達に、こっそりと、親指を立ててグッジョブ
ポーズを送ると、ミラクル達も気づいて頷き、ジタンに手を振った。

「もう、……しょうがないわねえ、ジタンたら……」

「それよりもっ!私が攻撃術の方使い過ぎちゃったから、回復術の
アースヒールが使えなくなっちゃって、……クローディアが……」

「アイシャ、……私は大丈夫よ、心配掛けてごめんなさいね……」

「ふぇっ、……クローディア……」

「ふむ、俺が生命の水を何とか使える、掛けてみよう……」

「トーマスっ!ありがとうっ!!」

泣いていたアイシャがトーマスの言葉に、ぱっと笑顔を取り戻す。

「有難う、トーマス……、助かります……」

「……なーんか、おめーら、お忘れでねーべか?人の事頭からモロに
ブン投げやがってからに!よくも……!ゆーるーさーん!じょおおお!!
てめーら揃って畑の肥やしにしてくれる……!!」

暫く忘れ去られていたケフカが、怒りの本気モードの表情を
見せ始めるのであった。ちなみに、ランランゴーレムは蹴り倒された為、
顔が斜めに歪んでムンクの叫びの様にひん曲がっていた。

次回は遂に全員揃い、合流出来る……?のか……?そろそろ、ヒーロー編も
纏めへと突入する。

zokuダチ。セッション17

zokuダチ。セッション17

SFC版ロマサガ1 トモダチコレクション キャプテン まほプリ ロマサガ3 FF9 わんぷり FF8 コードネームはセーラーV クレしん メタルギアソリッド クロスオーバー バカ どんどん増える 変な住人 カオスな世界 ドラクエ サガフロ FF6

  • 小説
  • 短編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-07-27

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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