zokuダチ。セッション16

エピ 59・60・61・62

集えヒーロー・5 バトル、足クサ怪人

「とうちゃーん、とうちゃーん、しっかりー!!」

「……あああ、あ、あなたあああーーっ!!」

「たいやいーっ!!」

「ウボオオオーーー!!」

「……ウ~、アンっ!!アンッ!!」

ワンダフル達がマンション内の異変に気づき、廊下でオロオロし始めた頃。
ミラクル達は既に野原家の部屋までどうにか辿り着いていた。
シロも外の犬小屋から自主避難して来たのか、しんのすけ達と一緒に
固まって吠えていた……。

「一体どうなされたんですかっ!?……ああっ、こ、これはっ……!?」

「ひろしおじさまが……、巨大化した足の怪物にされている……?」

「……なんて事するのっ!!」

「何だか、すごいニオイがするモフ……、甘くないニオイモフ……」

「おおー!もしかして……、お姉さんたちはあの有名な
プリキュアのお姉さん!?オラ達を助けに来てくれたのーっ!?
えへへ……、いやあ~ん……」

「あはは、そ、そんなに有名なんだあ、私達……、なんか
照れちゃうなあ~……」

しんのすけがミラクルの足にスリスリする……。

「照れている場合ではありませんよっ、ミラクルっ!」

「そうよ、ミラクルっ!!」

「わ、分かってるってば……、フェリーチェもマジカルもそんなに
怒んないでよう~……」

「あああ、助けてくれるのなら誰でもいいでっすーっ!!
主人を、お願い、主人を助けてーーっ!!」

「父ちゃんがあ~……、怪人足クッサーにされちゃったんだゾー!!」

「……どおりで、凄い臭いがしたわけですね……」

「……」

「……」

少々、怪訝そうな表情になり、プリキュア達3人が怪人にされた
ひろしを見上げた……。

「とにかく……、今はおじさんを浄化させて元に戻さないと……!」

「虹色魔法で一気に攻めましょう!!」

「行くわよっ……!!」

「……そうはいかねえぞお~、おめーらも、オレの足の臭いを嗅いで
幸せになりやがれってんだあ~……!!」

「……きゃあああーーっ!!」

プリキュア達が防御技を使う隙もないまま、怪人足クッサーは巨大な足を
向け悪臭を放つ……。

「プリキュアーーっ!!頑張れだゾーっ!!」

「たいいーっ!!」

「……ボー!がん、ばっ、て!」

「……だ、駄目……臭くて……、動けな……」

「……身体が……、しびれ……て……」

「……し、しっかりするのよ、ミラクル、……フェリーチェ……、
わ、私達が……、立ち上がって……頑張ら……、ない……と……」

「……お嬢ちゃん達、終わりだ……」

「……モフーっ!!ミラクルーっ!マジカルーっ!フェリーチェーっ!
しっかりするモフーっ!!」

モフルンが絶叫する中、怪人足クッサーがプリキュア達に刻々と
近づくのであった……。

「来ないでモフー!!」

「くまちゃんよう、おめえも……、オレの足の臭い……、
嗅いでみるか……?」


「……待たせたな!臭い消しには消臭剤スプレーだ!この野郎!!」


ぷしゅうう~……


「……モフ~?」

突如何者かがが部屋に乱入し、怪人足クッサーに向けて、
消臭剤スプレーを放つ。

「くおーっ!?くそっ、小癪な真似をーっ!!」

「あなたは……、スネークさん……!?」

「おう?お嬢さん達、良く俺の事知ってるね!嬉しいぜ!おお、
その格好、今流行りのヒロイン戦士って奴かい?」

「……はい?わ、私達は確かに悪者達と戦っています、
魔法つかいプリキュアです……」

先に悪臭から漸く立ち直ったミラクルがきょとんとする。
野原家ルームに乱入し、皆の危機を救ったのはスネークだった。
ミラクルはうっかりスネークの名前を呼んでしまったが、
スネークはミラクル達の正体に気づかず。

「プリキュアー!今モフーっ!!」

……そして、アレキサンドライトスタイルにチェンジした
プリキュア達3人によって、ひろしの悪の足悪臭は虹の彼方に
飛んでいき……、無事ひろしも元に戻ったのであったがやっぱり
真の足の臭さだけはどうしても飛んで行かなかったのである……。

「はあー、助かったあ~、面目ねえ……、嬢ちゃん達も、其処の
おっさんも有難うな……、変な怪人集団が部屋に傾れ込んで
来たと思ったら……、俺に向けて怪光線浴びせやがった、
……そしたらさっきの通りさ……、奴ら、その後で逃げて
行っちまいやがった……」

「無事に元に戻って良かったけど……、それにしても……」

「酷い事するわね!何なのっ!」

「全くです!許せません!」

「モッフー!」

「おっさんにおっさんと言われたくねえモンだが……、その
ちっこいクマは確かあの、みらい嬢ちゃん達といつも一緒にいる
相方のクマだよな……?」

「えっ!?えええっ!!」

「モフっ!?」

此処でも何故主人と一緒にいないのか、スネークに突っ込まれる
ミラクル達。

「大丈夫です、みらいちゃん達は私達が安全な処に避難させました!」

「だ、だから、大丈夫なんですよっ!!ちゃんと計算通りだしっ!」

「……俺が聞きたかったのは、何でちっこいクマも一緒に避難して
ないのかと言う話だが、まあ、本人達が無事でいるならいいだろう……」

「あはははっ、と、とにかくっ、私達はもう行かないとだよねっ、
他のマンションの皆も助けにいかないと……!!」

「でも、野原さん達をこのままにしておくわけには……、
また怪人達も現れる可能性もありますし……」

「そ、そうだよね……」

「どうしたらいいのかしら……」


「……じい~っ……」


「な、何だ……?」

ミラクル達の視線は揃って一斉にスネークの方を見た……。

「その視線は何だ……?俺に此処に残ってこの部屋の
護衛をしろと……?」

そうです!……と、言う様に、ミラクル達が刻々頷く。

「お願いします、小さな子供さん達もいますし……、強くてかっこいい
スネークさんなら安心かと思いまして、どうかお願いします!」

「ふ~む……」

スネークは持っていた葉巻に火を付け、暫く考え始める。ミラクルの言葉、
強くてかっこいい……、に、ほだされ掛ってきている。

「しかしなあ~、俺としちゃ、外で暴れてる方が性に合うんだが……、
大体、嬢ちゃん達に戦わせておいて、いい大人が部屋で……、なあ……」

「で、でもっ、お願いしますっ!私達を信じて下さい!」

「この通りです!」

「どうかっ!……それに護衛だって立派な仕事だわっ!」

フェリーチェもマジカルもスネークに頭を下げる。それを見たスネークは
遂に心を折った。

「そうか、そんなに戦いたいのか……、若いのに健気だねえ、よし、分った、
こいつらの護衛は俺に任せな、ま、安心して行ってきな……」

「スネークさんっ!」

「モフーっ!」

「さあ、早く行きな……、おっとそれから、途中までラグナとか言う
変な奴と一緒にいたんだが、バトルの最中に奴が途中ですっ転んで
そのまま逸れちまったのさ、もしも何処かで見掛けたらフォローして
やってくれ、他の場所でも倒れてるかも知れないからな……、頼んだぞ……」

「任せてっ!行くよっ、マジカルっ、フェリーチェ、モフルンっ!!」

「ええ!ミラクルっ!」

「はいっ!」

「モフっ!」

「……皆さん、どうかご無事で……」

「助けてくれて有難う……、けど、無理、しないでくれよな……」

「プリキュアのお姉さん達、がんばってー!オラ達も応援してるゾー!!」

「たいやー!」

「……ボウ~……」

「……クウ~ン……」

皆の声援を受け、ミラクル達は再び戦いの場へと飛び出し、
野原家ルームを後にする……。

集えヒーロー・6 大混戦

そして、此方も戦闘能力の無い谷口達、野球バカ4人組は……。

「あの、これ……、どうすればいいのかな……」

「キー!」

「キー!」

解放廊下で無限に増え続ける怪人達を見て、谷口が溜息をつく。

「谷口さんっ!俺が護りますっ!……オラぁああっ!!」

……多分、このメンバーの中では恐らく、一番戦闘能力が高いであろう、
丸井が率先し、バットと蹴りで怪人達と戦っている……。

「何してんだよっ、オメーらも戦えよっ、イガラシっ!近藤っ!!」

「……無理ですよ……」

「無理やがな……」

「無理じゃねーっつってんだっ!オラッ、戦え、近藤っ!!」

「……ぎゃあああーっ!いたあーーっ!!」

「丸井さん、……攻撃する相手が違います……」

「……よっ、と!!」

「キイイイイーっ!?」

……其処へ、アルテマウェポン装備のジタンと援護のダガーが
駆けつける。同じく、元の世界での力を取り戻したジタンは素早い
動きでダガーの白魔法サポートを受けながら、怪人達に突っ込む。

「おい、大丈夫か?お前ら、無理すんなよ、此処はオレ達に任せて、
部屋に隠れてろよ!!」

「……はあ……、だけど、僕らにも何か出来る事があれば……」

こんな状況は初めてで……、どうしていいのか分らず、谷口は
只管坊主頭を掻く……。

「……今は自分達の身の安全を考えて!お願いだから!!」

「分りました、……皆、部屋で待とう!」

ダガーの言葉に谷口は頷き、皆、谷口の部屋に纏まり、漸く全員
避難した様であったが、近藤がにゅっと再び歯の掛けた顔を出した。

「あの、もしもこの部屋に怪人さんが出はったら……、ワイら
どうすんねん……?」

「……その時は、その時なんだよ……!」

イガラシが慌てて、近藤のガマガエル顔を引っ掴んだ。

「そんな、……いい加減な……あわわーっ!」

「大丈夫だ、俺達もいるぞっ!!」

「……みんなっ、無事だったのか!!」

ユリアン、エレン、サラ、トーマスのシノン組と、少年がジタン達と
合流を果たした。

「この部屋の護衛はあたし達に任せてっ!」

「……全力で守るわ、だから安心してね……」

「何となく、少々、笑える護衛だ……、こんな間抜けな仕事は
初めてだな……」

「トムったら……!失礼でしょ……!!」

さり気無くぽつりと毒を吐いたトーマスをサラが注意する……。

「あまり僕に構わないで下さい、……今日は仕方ないけど……」

「ありがとな、皆!谷口達の事、頼むぜ!!」

「……了解っ!!」

ユリアン達が頷き、谷口達のいる部屋の中に入って行った。

「……さてと、オレ達はと、……この変な奴らを片付けないとな!
ダガー、オレから絶対離れるなよ!」

「ええ、ジタン!」

ジタンとダガーは目と目で頷き、合図を交わすのだった。


一方、マンションの外では……、これ以上怪人達を中に入らせまいと
グレイ、バーバラ、ホーク、と、ゲラ=ハの4人も共用玄関先で
応戦していたのだが、マンション内でも現在怪人達がどんどん増殖し、
増え捲っている状況が分からないのである。

「……冷凍剣!!」

「纏めて喰らえっ!円月斬っ!!」

「……雷玄術っ!!」

「しっかし、それにしても、すげえ数だな、気持ちわりィぞ、
倒しても後から後から湧いて出てきやがる……」

流れ出る汗を拭いながらホークが呟いた。……本人達も予想して
いなかった突然のバトル状態に皆、戸惑っている様だった。

「……何処かでこの数の糞虫を送り込んでいる張本人がいるんだろう、
大元のそいつを叩かないと……、いつまで立っても終わらんぞ……」

ホークと背中合わせで、アイスソードを構え、グレイも声を洩らした。

「はあ、……全くっ!急に力が戻ったと思ったら、なんなんだいっ!
あたしらの格好も、元の世界の格好に戻ってるしさっ!!」

「何なんでしょうね、……本当に、この話って、こんな話だったですかね?
ぎゃ?」

ホークの顔を見ながら、ゲラ=ハが首を傾げた。

(……クローディア、済まない……、俺は君の護衛を任された
身なのに……、君から手を離してしまった……、頼む、どうか
無事でいてくれ……)

「……はあ~、あたし何か、疲れちま……」

「……姉さんっ!危ないですぎゃ!!」

「バーバラあああっ!!」

「……ちいっ!」

疲労で少し手を休め、油断してしまったバーバラの前に、
土の中から怪人とは明らかに違う……何者かが出現した……。

「うひょー!こんにちわー!呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん!
だじょー!!なに?誰も呼んでない……だとう~、このやろおおおーー!!」

現われたのは、風変わりな格好のピエロの様な派手な厚化粧メイクを
した男であった……。

「……なんだいっ!アンタはっ!!気持ち悪いねっ!!」

「ぼくちん〇は、ケフカだじょー!……急に余所の処へボスになれって
出張召喚されたんだじょー!!全く持って不愉快千本、ハリセンボンだじょ!
この糞野郎ども、纏めていじめてやるから覚悟しろーっ!!
お前らやっちゃえーーっ!!」

「……キイイイイーっ!!」

ケフカが合図すると、土の中から更に大量の怪人が吹き出て来た。

「こ、こいつが……、発生源だったのかよ……!」

「……下らん……!ゲス野郎め……」

「ふざけんじゃないよっ、アンタっ!!」

「おひょー、怒ってる、怒ってる、変な顔!お前ら纏めてみーんな
変な顔!ひょっひょっひょっひょ、、へーんな、かお~!と、ぼくちんは
お前らとなんか遊んでる暇はないのだ!よーし、もっとオメーらを
怒らせて差し上げます!……中の奴ら、纏めて虐めて差上げます、
♪ふんふ~ん!」

ケフカはそのままスキップルンルンしながらマンションの中に
入って行こうとする……。

「……くそっ!コラ待て、てめえええっ!!」

ホークが急いで後を追い、ケフカを阻止しようとするが、又も大量の
怪人が現れ、行く手を塞いでしまったのだった……。

「ぷんぷんっ、オメーらは、そいつらとずっと遊んでればいいのっ!
ぼくちんの邪魔したらお仕置きだべえ~、だかんね!んじゃー、
おならぷうでしゅ!!……ぷうじゃなくて、ぶうっ!!お前ら
おならでみんな吹き飛んで死ねっ!ぶう~っ!!」

「……お待ちっ!中には、まだアイシャ達がいるんだよっ……!!
あああっ!!」

ケフカを止める事が出来ないまま、……ホーク達は大量の怪人達に
囲まれてしまう……。


「……雷撃衝……っ!!」


「キイイイイーーっ!?」

やっとこさマンションまで辿り着いたジャミルがウコムの鉾の上級技で
ホーク達を取り囲んでいた怪人達を一掃した……。

「!?っ、ジャミ公っ……!!」

「ジャミルっ、アンタっ!!……何で今日に限ってこんなに
足が遅いんだいっ!!」

「へへ、間に合った!てか、仕方ねえじゃん、……もう町ン中も……、
異物だらけでさあ……、……此処まで来るのマジで大変だったんだぞ…」

「ジャミルさん、無事で良かったですぎゃ!」

「フン、漸く来たか……、途中でバナナの皮で滑ってすっ転んで
屁をを放いて死んだのかと思ったんだがな……」

「……なーんだとう……!?糞グレイめっ!相変わらずこんな時でも、
んっとーにむかつく奴だなあっ!!」

「……キイイイイーーっ!!」

その間にも、又土中から怪人達がボコボコ出て来る……。

「あ、くそっ、ま、また……!増殖しやがった!!」

「ジャミ公……、こいつらをキリも無く無限に噴出させている原因の奴がよ、
たった今、マンションに入って行きやがった……!そいつを止めねえ限り、
こいつらは永遠に吹き出てくる、お前は此処のマンションの代表者として
全力で責任持ってそいつを止めて来い……!!」

「……またすぐそう言う事いう……、けど、おっさん達はどうすんだよっ!?」

「此処はあたしらが引き止めておくしかないだろっ!まだ中に、
アイシャとクローディア、シフとアルベルト、ダウド、……それに
他の皆がいるんだよっ!!」

「だけど……」

「……普段考えない様な頭を使うなっ!とっとと行けっ!!」

「糞グレイめ……、っ、分ったよっ!あーもうーっ!!」

ホーク達に突破口を開いて貰い……、ジャミルはウコムの鉾を抱え、
マンション内へと走って行くのであった……。

集えヒーロー・7 IRPO、動き出す

そして此処。……行方不明のラグナは現在、マンションの地下階を
フラフラと往復していた。実は、此処のマンションは誰も知らない
地下室があったらしく、管理人のジャミルでさえ、その存在を知らず。
……ラグナは今回、謎の地下階へ入ってしまった住人、第一号に
なっていた……。

「はー、まいったねえ、まーた足が縺れてすっ転がっちまった……、
その間にスネークのオッサンはどっか行っちまうしよ、案外
冷たいよなァ、……おや、あれは……」

すっ転び男ラグナ。地下階をふらふらと彷徨う内、いつの間にか、
謎の地下室の入り口に立っていた。

「此処、ドコだい?何の部屋?もしかして、特ダネの匂い?」

ラグナは恐れ知らず、地下室へと入っていった。……部屋の中は、
薄汚れた机が。その上には古い書物、書類など、沢山乗っかっている。

「ほうほう、これは何だい?ふんふん、古い本か、埃だらけだなあ……」

ラグナは埃だらけの本を一冊手に取り、口でふうっと吹いて埃を払う。
急いで中身を確認すると……。

「んと、これは……?所々汚れと翳みだらけだな、?辛うじて、
読める箇所……、……の、……島の危機、現れた英雄、多くの仲間
率いて……、やがて訪れる試練を超える?よっくわかんねえなァ、
取りあえずこの本、貰っておくか……」

本を小脇に抱え、地下室を出ようとすると……、直後、ラグナの頭に……、
いきなり何かが突き刺さったのだった……。

「……んーぎゃあああっ!……がくっ……」

気を失ったラグナに近寄る、何者かの人物の影。その人物はラグナから
本を引ったくると、小声でボソボソと呟いた。

「……困った方ですね、では、記憶を消しておきましょうか……、
この場所は……、本来なら絶対に誰も入って来れない場所なんですが、
まああ、此処で暮らす住人さんはある程度、何処かクセがあって可笑しく、
非常識で個性がなければならないのですけれどね」

「……ぴ、ぴよぴよ、ぴよぴよ……、……グチの刑だあ……」

「暫く倒れていて下さい、……意識が戻る頃には今見た事も忘れている
事でしょう……、では……」

謎の人物は去る。ラグナが目を覚した時には2階の階段の踊り場付近に
倒れていた。

「……うきゅう~……、俺はだれ?此処は何処?……う~……、
俺、一体何してるの?……あらららら?」

ラグナは直ぐに起き上がり、再び階段を爺さんの様にのっこら
のっこら、ひいひい登り始めた。……尚、さっき地下で見た事の
記憶は全て消されている。

「……うう、腰がいてえよお~、あ!……ま、また転がっちまった……、
誰か起こしてくれよう~……」


……その頃、町で一人、怪人達と戦っているレッド……。

「くそっ、こいつら、倒しても倒してもっ……!頭にくるぜっ!
……こうなったら一気にっ……!!」

と、レッドがアルカイザーへのチェンジポーズを決めた処に……。

「おいっ、突貫小僧っ!いつまでこんな処でもたもたしてんだっ!」

「っ、ヒューズっ、皆もっ!来てくれたのは助かるけど、ちょ、
ちょ、……これじゃ変身出来ねえっ!!」

「……」

「はあーい、ボウヤ!うふふ……、本当にいつも元気ね……」

「大型危険物体……、存在場所確認!此処ではありません!!」

「みゅっみゅっ!みゅみゅみゅみゅ!!」

IRPOメンバーのヒューズ、無口な妖魔のサイレンス、紅一点の
ドール、メカのラビット、モンスターのコットンがレッドの応援と
サポートに駈けつけた。

「ラビットが、今回この島に送り込まれたブラッククロス幹部が
新たな基地に選び、制圧に向かった場所を突き止めたの、何時までも
此処で雑魚と戦っていても無駄よ、キリがないのよ、……其処を……」

「キイイイーっ!!」

「……叩かないとっ!!」

ドールがブラックイーグルで怪人集団の脳天を連続で打ち抜いた。

「たくっ、テメエがとっとと戻って来ねえから余計な仕事増やす事に
なるんだっ!……見ろ、この増殖した流れねえウンコの数をよ……!
どうすんだっ!!」

「だ、だってさあ、仕方なかったんだよ……、で、その、ブラッククロス
幹部が向ったって場所ってのは……、何処なんだよっ!!」

「島の中央に立っているマンションだっ!俺らが聴き込みで
入ったとこだよっ!」

「……えっ、えええっ!?それじゃ、ジャミル達がっ!あぶねえっ、
は、早く行こうっ!だけど、何で又、マンションなんか狙うんだよ……」

「奴らの考えなんか分らねえっての、オラ、これ持てっ!
……マンションまで一気に突っ走るぞっ!」

怒りながらヒューズがレッドにアグニMBXを放り投げる。

「……本組織のDr・クライン達の行方は現時点で分かりません、
唯、新たな幹部がこの島の制圧に向けて動き出している事だけは
確かです……」

ラビットが促す様にレッドの顔を見た。

(……今はアルカイザーには変身出来ないけど……、マンションの皆を
助けないとっ!!)

「いくぜっ、……うおおおおおおーっ!!」

「あっ、このアホッ!一人で先走んなーーっ!!」

「フフ、本当に元気なボウヤね……」

「ボー……」

「!?サイレンス、お前、今何か……」

「……」

「たく、本当に訳分らん奴だなあ、こいつも……」

集えヒーロー・8 戦うファミリー

そして漸く、マンション内へと入ったジャミルは……。

「ぎゃあああーー!!たーーすーーけーーてえええーー!!」

「……キイイイイーーっ!!キーキー!!キキキキキ!!」

解放廊下で、大量の怪人と鬼ごっこをするダウドの姿を
目撃したのであった。

「たく、……元の世界の状態に戻っても、やっぱりやる事は変わんねえな、
あいつ……」

「いーーーやあああーー!?あ、あれれ?」

「……ふう……」

「あう……、ジャミルううーーっ!!」

ジャミルがウコムの鉾で敵を一撃で消滅させ、ダウドの危機を救ったのだった。

「ジャミルっ、き、来てくれたんだっ、……あううう~!!」

「泣いてる暇ないぜ、ダウド!早く他の皆を助けに行かねーとっ!
……モタモタしてるとっ!!」

「キイイイーーっ!!」

「うわあ!また出たよおおおーーっ!!」

「……んなろおーーっ!」

再びジャミルがウコムの鉾で怪人達を一掃した。

「こういう事だよ、このゴミを大量発生させてる超本人が
此処に入って来たらしいぜ、そいつを倒さない限り、永遠に
こいつらと鬼ごっこの繰り返しだ……」

「……えええええ!?」

「お前も、協力してくれるな、ダウド、マンション内の何処かで
戦ってるアイシャ達を助けて合流するんだ!戦えないメンバーも
助けねーと!」

「分ったよお、ジャミル……、でもさ、このマンション……、
なんかどんどん中がおかしくなってきてるの分るんだよね、
皆といきなり遠くに引き離された様な……、他の誰とも
会えなくなってるんだもん、迷路みたいだよお……、はあ、偶々
こうやってジャミルと会えたのも、オイラは運が良かったんだねえ……」

「……敵さんが、俺達みんなをバラバラにする為につまんねー
小細工の仕掛けでもしたんだろ……」

「何でそんな酷い事するのかな、もう……、でも、オイラだって、
やる時はやるんだ……、戦わなくちゃ、はあ、この話はバトルないって
言った癖に……」

……しぶしぶであったが、今の状況を理解し、ダウドが頷いた。

「よしっ、行くぞっ、俺に付いて来いっ!!離れんなよ、ダウドっ!!」

「……ひいいいいーっ!」


2階、野原家ルーム、再び。

「……私達、これからどうなるのかしら、何でこんな事に……」

ひまわりを抱き締め、ぽつりとみさえが呟いた。

「たいい……」

「母ちゃん、大丈夫だゾ、プリキュアのお姉さんたちが悪いヤツ
絶対にやっつけてくれるよ、だから、大丈夫だゾ……」

「ボー、……ぜった、い、だい、じょ、う、ぶ……」

みさえを安心させる様にしんのすけもボーちゃんもみさえの側に
寄りそう。

「しんちゃん……、そうね、恐いのは皆一緒だものね、ごめんね、
本当はママがしんちゃん達を安心させなくちゃいけないのに……、
……弱音なんか吐いたりして駄目なママだね、本当に……、
しっかりしなくちゃね……」

「……母ちゃん……」

「たいー……」

「ボウ~……」

「クゥゥ~ン……」

みさえも改めて子供達をそっと抱き締めるのであった。

「ねえ、スネークさん、……私達にも何かお手伝い出来る事は
ないかしら?……他の皆さんはどうしているのかしら……」

「ないねえ……、アンタらは何も出来ないなりに此処で大人しく
してりゃいいのさ……、それが今の出来る仕事だ……、他の奴らの足を
引っ張らない、な……」

口に葉巻を銜えて放さないまま、スネークが即答で答えた。

「それは分かってますけど、……そんな言い方……」

「くそっ、……オレにも何か出来る事がありゃあなあ……!!
……このまんまじゃ会社にも行けねえよ……」

「父ちゃん、ただでさえ少ないお給料が減っちゃうね……、
……オラ達の明日からの生活どうなるの?」

「やいあいー!(万年係長しっかりしろー!)」

「しんのすけ、やかましいぞ……、子供はんな事、心配しなくて
いいんだ、黙ってろ、畜生……」

ひろしも悔しそうに拳をぐっと握りしめた……。


……強い絆で結ばれし家族達よ……


「あなた、今、何か言った?」

「え?お、オラぁ別に何も……」

「おかしいわね、確かに今、変な声が聞こえた様な気がしたけど、
気の所為かしら」

みさえはそう言いながら何気なく天井を見上げてみる。すると……。


……どうか、君達にも力を貸して欲しい……


「な、何だっ!」

「おお~?」

ひろしもしんのすけも声が聴こえた方向を剥くと、微かに天井から
うっすらと謎の光が洩れていた。


……私の名はアルカール……、私の声は届いているか……?


光の中からうっすらと声がし、野原ファミリーへと呼び掛ける。

「ああ、聞こえてるけど、あんた何者なんだい……?」


……此処から遥かに遠いリージョンに住むヒーローだ……、
君達の中に悪と戦える熱い心があると確信し、こうして君達に
呼び掛けている、平和に暮らしている筈の君達をこんな争いに
巻き込んでしまい本当に申し訳なく思っている、……だが今は
立ち止まっている時ではないのだよ……、頼む、どうか君達にも
力を貸して欲しい……

「……お、俺達でも……、戦えるってのかい?」

「足が臭いだけで、万年係長なだけのサラリーマンの父ちゃんでも?」

「……だ~か~ら……、うるせーんだよ、おめ~はあ~……」

「いやあ~ん、あ、オラ感じちゃう……、ぐりぐり~ぐりぐり~……」


……うむ、ジョブの力を君達にも分け与えよう……


「こ、これはっ!!」

「私もだわっ!」

「おおー!父ちゃんと母ちゃんの格好がっ!」

「ボオー!」

「たいいー!」

アルカールから力を分け与えてもらったひろしとのみさえの姿が
変化した。ひろしは足臭モンク、みさえはケツデカ黒魔道師である。

「……最初の部分が何か癪に障るが……、わざわざ名称付けんなっての……」

「……誰がケツデカなのよっ!」

「母ちゃんしかいないでしょ……」

〔げんこつ〕

「と、とにかく、これで俺らもどうにか皆の役に立ちそうだ、ヒーローさん、
感謝するよ!」


……守るばかりでは平和は得られない、……どうか皆で力を併せて
悪の組織、ブラッククロスからこの島の平和を守ってほしい……


そして、天井からの導きの声と光は消えた。

「ま、取りあえず、これで俺も此処から漸く出られるか、正直、退屈で
仕方がなかったのさ……」

スネークが漸く口から葉巻を放し、ニヤリと笑って野原ファミリーの方を見る。

「へっ、おっさんも宜しくフォロー頼むぜ……、よしっ!いくぞーーっ!
野原ファミリー参戦!ファイヤーー!突撃ィィィーー!!」

「ブ・ラジャー!オラも戦うっ!秘儀!ケツだけ歩きっ!!」

「……おバカ!いい、しんちゃん、ひまわり、ボーちゃん、シロ、
パパとママからぜーーったいに離れちゃ駄目よっ、いいわねっ!」

「おおおーーっ!!」

「やいやいーー!!」

「ボオオオーー!!」

「アンっ!!」

こうして、野原一家も戦いへと参戦するのであったが……。……けれど
やはり、ピエロとガーネルがいないのには誰も気が付かないのであった。
そして、すっころび男、ラグナの消息は……。

zokuダチ。セッション16

zokuダチ。セッション16

SFC版ロマサガ1 トモダチコレクション キャプテン まほプリ ロマサガ3 FF9 わんぷり FF8 コードネームはセーラーV クレしん メタルギアソリッド クロスオーバー バカ どんどん増える 変な住人 カオスな世界 ドラクエ サガフロ FF6

  • 小説
  • 短編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-07-20

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

Derivative work