ふぁんたじっく!

First

少女は想像するのが大好きだった。

それはただの作り話で、幻想や空想にしか過ぎないということは分かっていた。

ただ、日常を潤してくれる何かが欲しかった。自分が寄り縋るモノが欲しかった。



―――――――そして彼女は、遂に『想像』を『ホンモノ』に変えるチカラを手に入れてしまった。

ただ、そのチカラは完全ではなかったけれど。

ふぁんたじっく!

ふぁんたじっく!

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-01-20

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