ふぁんたじっく!
First
少女は想像するのが大好きだった。
それはただの作り話で、幻想や空想にしか過ぎないということは分かっていた。
ただ、日常を潤してくれる何かが欲しかった。自分が寄り縋るモノが欲しかった。
―――――――そして彼女は、遂に『想像』を『ホンモノ』に変えるチカラを手に入れてしまった。
ただ、そのチカラは完全ではなかったけれど。
ふぁんたじっく!
少女は想像するのが大好きだった。
それはただの作り話で、幻想や空想にしか過ぎないということは分かっていた。
ただ、日常を潤してくれる何かが欲しかった。自分が寄り縋るモノが欲しかった。
―――――――そして彼女は、遂に『想像』を『ホンモノ』に変えるチカラを手に入れてしまった。
ただ、そのチカラは完全ではなかったけれど。
ふぁんたじっく!