「川べり」
ふるさとは遠し夜の街
冬は日暮れて
鳩の羽をも眠らせる
肌切る風に
人は騒ぎ
月は黙して流れを止めず
ラムプばかりが水面に照って
月は遠く建物の向うに隠れて
腕を伸べても霞となる
今ひろごるは知らぬ川
沈むあのこは誰だったろう
「川べり」
ふるさとは遠し夜の街
冬は日暮れて
鳩の羽をも眠らせる
肌切る風に
人は騒ぎ
月は黙して流れを止めず
ラムプばかりが水面に照って
月は遠く建物の向うに隠れて
腕を伸べても霞となる
今ひろごるは知らぬ川
沈むあのこは誰だったろう
「川べり」