『約束』
ただの一度も
依存しないとは
『約束』
もしそれをお望みなら
アタシはやめた方がいい
こういう気質の女故
重荷になることでしょう
言い訳て納得させて
無理矢理生きてきた
一番欲しいものは見ないように
諦め方を知らないの
貴方ってちょっと
ううん、随分と
変わってる人ね
アタシなんかを大切にするなんて
手を伸ばせば届きそうな
そんな簡単な夢こそ
叶わなくて美しい
美しくそこにあって欲しい
そんな途方もない憧れを
アタシなんかに重ね合わせて
醜いとしか言えないアタシを
何だか特別みたいに
そこら辺に咲いてる
量産された花は綺麗だわ
整備されてて安全だし
貴方に棘を刺すこともない
見てよ、これ
アタシですら自分の棘で
傷だらけなのよ
貴方に耐えられるわけない
「それでももしもと期待する心が約束を増やしてく」
『約束』