恋に恋した僕の持ち主
売れ残り
とあるショッピングモールの片隅に在る雑貨屋。
そして1年間売れ残り、忘れられ続ける僕。もぉ店の定員さえ僕の事は覚えていないだろう。
その日も普段と変わらない一日を過ごすはずだった。
君が来るまでは・・・。
「なぁなぁ!このストラップ可愛くない?」
「え”ー全然!ぉまww趣味悪くなったん?しかもホコリ被っるとるでそれww」
そんな声と、共に2人組の学生が近づいてきた。
学校の帰りなのか制服だ。まぁ,、、かなり着崩して居るが、、、。
一人は黒メガネの金髪。もう一人は銀髪の人だ。
町を歩いてたら凄く目立ちそうだ( ; ゚Д゚)校則的にはどうなんだろう?
「やっぱ可愛いって!ホコリ被っとるけども!!www」
そう言って僕を持ち上げる金髪君
「じゃー買えよ楽ww」
「いや、お前が買えや玲!」
どうやら、金髪君が楽さん、。銀髪くんが玲さん、。
と言うらしい。
「この前玲にジュース奢ったやろ俺σ(゚∀゚ )オレ」
と楽が言うと
「分かった。わかった。買えばいいんだろ?買えば。言い出したら聞かんからなー楽は…。」
呆れた声で玲が言った。
そして僕の持ち主は楽さんになった。
恋に恋した僕の持ち主