恋に恋した僕の持ち主

売れ残り

とあるショッピングモールの片隅に在る雑貨屋。

そして1年間売れ残り、忘れられ続ける僕。もぉ店の定員さえ僕の事は覚えていないだろう。

その日も普段と変わらない一日を過ごすはずだった。


君が来るまでは・・・。


「なぁなぁ!このストラップ可愛くない?」
「え”ー全然!ぉまww趣味悪くなったん?しかもホコリ被っるとるでそれww」

そんな声と、共に2人組の学生が近づいてきた。

学校の帰りなのか制服だ。まぁ,、、かなり着崩して居るが、、、。

一人は黒メガネの金髪。もう一人は銀髪の人だ。

町を歩いてたら凄く目立ちそうだ( ; ゚Д゚)校則的にはどうなんだろう?


「やっぱ可愛いって!ホコリ被っとるけども!!www」

そう言って僕を持ち上げる金髪君

「じゃー買えよ楽ww」
「いや、お前が買えや玲!」

どうやら、金髪君が楽さん、。銀髪くんが玲さん、。

と言うらしい。

「この前玲にジュース奢ったやろ俺σ(゚∀゚ )オレ」

と楽が言うと

「分かった。わかった。買えばいいんだろ?買えば。言い出したら聞かんからなー楽は…。」

呆れた声で玲が言った。

そして僕の持ち主は楽さんになった。

恋に恋した僕の持ち主

恋に恋した僕の持ち主

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-01-19

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