『若葉』
初夏の日差しは
君の肌の熱さ
『若葉』
いつも迷ってばかり
君の道とアタシの道
交差しないそれが
苦しくて目を逸らした
だってあの時はアタシを
1番だって言ってくれてた
真っ赤な嘘でも信じるくらい
心酔してたのにな
あの子は邪魔だったけど
それでもアタシを
選んでくれるなんて
夢みたいなことも信じて
あの子になりたかった訳じゃない
もっと特別で重要な存在に
なれる日がくることを夢見て
君の横顔ばかり見てたんだ
みんながみんな狡かったね
勲章のように掲げて
特権に酔いしれてた
こんなに短い寿命とは知らず
君が居ないと何もできない子なんて
初めから居なかったんだよ
アタシは苦しくても1人で
たった1人で立てるの
「それでも2人の未来を信じたかった」
『若葉』