『待ち人』
バイバイ、またね
今も「また」を待ち続けてる
『待ち人』
手を振る君はいつも笑顔
学校帰りのさよならは
ほんの一時の別れだから
アタシだって笑顔だった
でもあの日のさよならは
再会の約束もなく不確かな
永遠の別れでもおかしくなくて
泣きそうな自分を誤魔化しただけ
仲良しの時間は終わったの
言い聞かせても納得できなくて
それは続けてはいけないことだった?
何度も手を繋いで歩いたのに
優しい人だったから
アタシだけの特別じゃなかった
みんなが君を優しいって言ってて
誰かひとりのものにはならないと
みんな勘違いしてたのね
いつまでもこんな時が続くなんて
有り得ないことに気づかずに
アタシも君に幻想を見てた
バイバイ、またね
優しい君の声が今も
アタシの耳には聞こえてる
暫くは「また」を待ち続けさせて
「待ち人は待つことに意味があるから」
『待ち人』