風と鳥と湖と

湖のほとりに僕はいた
ふと見上げると
一羽の鳥が上空を翔て行った

風が吹いている
僕の心も鳥と一緒に空を翔抜けて行く
風と鳥と湖と僕の心が一体となって風景を作っていく

この悲しみがいつまで続くのか
僕にはわからないけど
旅は果てしなく続く
この広い空の下
僕の知らないどこかの街角に
あの人はいるのだろう
もう会うこともないだろうけど
もしも会えたなら
僕はただ許しを乞いたい
時は過ぎ去り季節は巡って
もの思いにふける僕は取り残される

風と鳥と湖と

風と鳥と湖と

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-05-10

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