true meeting
No need to separate clolors
(Penalty)
バスタブが溢れるくらいに愛の言葉で満ちるまで浸っていたいと願うのに
ミスティブルーの石英は規則正しく正位置を狂わせそれを許してくれない
十篇の現代詩が彼女のリアルの隠れ家になって溶けるころ
フランス海岸で閉じ込めた砂の時計が真夜中を刻む
静まり返った‘hotel花壇’
テラスの外に流れていく螺旋状の首都高にもう交わる車なんか無い時間
不意をつく都会のサイレンは日常、いつかの胸騒ぎの波紋を憶えている
誰かを好きになって醜さを知って嫌いになるのが怖いだけ、微温湯にキス
重曹で作られたバスボムは気泡になって消える、消える
石英のきらめきはそのままに涙色のシャワーは苦くて甘い星屑になった
ベッドサイドに飾られた小椅子の聖女
ネイルもグロスもどれもが空想の一編に誰かの優しさを求め続ける
十戒は霧笛の憂鬱 自分を愛する前に誰かを愛した事ってある?
true meeting