太陽と月
月を照らす太陽の光
どんな暗闇を持った人の心にも
隅々までその光が行き渡り
その心が黄金色の輝きで満たされますように

天上の花
大きな葉に包まれて
安らかに、健やかに
光射す天上へと花開く
そのどれもが唯一無二の花
天に向かって広がる花びら
空を舞い、風を切る
私が覗き込むと、ほのかな笑みを浮かべ、ぼんやりと輝いていた
どこを見るでもない
遠くでもない
近くでもない
ぼんやりとしたぬくもりに天上への想いを馳せた
ぼんやり
ぼんやり
花びらが落ちていく

夕日
今日が永遠に続くのじゃないかと昨日思ったのに
今日は・・・
変わっていく
どんな時でも
昨日とは同じじゃない
あなたは覚えているかな
あの時、交わした約束を
あなたは覚えているかな
いつまでも変わらないでと思った日
赤い赤い燃えるような太陽が
いつも胸の中で輝いていた


君は僕の目の前で
友達がいるからと電話を切る
先着順で僕は君の前に居たくない
僕は呼ばれてここに来たんだ
僕がどんなに君を好きでも
君の呼んでもらえない僕は
君と同じ時間を過ごすことは出来ないよ
君は好きならばそばにいてほしいと言うけれど
僕が好きな君と君が好きな僕は違う
声が聞こえる
僕を呼ぶ声が聞こえる
僕の名前を呼ぶ声だけに
僕は返事をしたいと思う

陸と空
あまりにも透明で
陸と海の区別がつかなくて
地平線にそっと鏡を置いたように見えた
陸と空の関係
陸は空が好き
だから、空って名前にしたの
陸はずっと空を見つめ続けてきた
空を見て
空の大きな瞳はきらきらしてるね
陸はどうかな
陸はたくさんの宝物を隠し持っているんだよ

ワンピース
君が呼び寄せるものではない
周りから集まってくるもの
君が手放したいと思っても、必ず必要になってくる
集めたものは
箱の中に閉まって置いて
その日が来ることを静かに待とう
君は地図を指で差すように相手のことが分かるかもしれないし
君が持っているピースが相手の探し求めていたピースになるかもしれないよ
君が目を閉じた時
浮かんでくるものは忘れていいから
集まってきたものを大切にして
きみだけのワンピース
君は良い夢だけを掴もうとするけど
今、ここを映し出す
君の瞳だけが頼りなんだ


何度も落ちた
私が落ちないように
拾い上げてくれる人に気づいた
いつもいてくれる
落ちた時にしか分からない

人からは無為に見えるし私からは失ったとすら思えるような時間
失った時間
それは私がベットに入っている間に私が断った食事会が行われていること
続けたいと思っていた楽しい習慣が続けられなくなってしまったこと
人それぞれの時間の流れ
自分の都合で進めないし、取り戻すことも出来ない
必要な分だけ必要なんだ
意地を張って汚したくはない
神様がくれた大切な時間

もう好きではなくなってしまったけど
あなたを好きだと想う気持ちは今でも好きなの

何を求めるかは大事
手に入らなくても触れることは出来るかもしれない
本気で一生懸命であれば
いざという時助けてくれる人を本気にさせることが出来る

詩です

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-05-11

Copyrighted
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