悪魔のやうに細心に、天使のごとく大胆に

悪魔のやうに細心に、天使のごとく大胆に

Notre amour est au-dessus des calomnies et des menaces ! Prouvons-le ! À toi, POUR LA VIE.

僕らの愛は誹りや脅しよりも上にある!。
それを証明しよう!。
命をかけて君のものになる。

Roger Martin du Gard
(23 March 1881 – 22 August 1958)

其の時マイカは、心底退屈をしていた。
「親の顔を立てるのも子供の務め」と言う殺し文句に逆らえず、渋々参加をした宴の実態は所謂婿探し嫁探しの為の品評会状態で、良くも惡くも俗っぽい内容の会話が、そこら中から時にハッキリと、時にコソコソと聴こえて来ると言った具合だったからである。
故に料理及びアルコールは勿論、ダンスを楽しむ気にもなれず、ただただ此の場から逃げ出す「妄想」だけがシャボン玉よろしく、浮かんでは来ていくばかりの悲惨極まり無い時間の過ごし方をするしか術は無いと言う状態にマイカは今、文字通りどっぷりと陥っているのであった。

なんだ、まだ此れだけしか時間が経っていないのか。

こゝろの奥底でそんな事をボヤき乍ら、首からぶら下げた瑞西〈スイス〉製の懐中時計にマイカが視線を向けていると、不意に眼の前が翳った。

しまった、こんな時に相席か。

今の自分の運の無さにつくづく厭気が差して来るのを感じつゝ、あからさまな作り笑顔を浮かべ乍ら相手の顔を確認してみると、其処には知った顔どころか、知り過ぎていると言っても過言では無いソテツの顔があり、マイカの作り笑顔はみるみる驚愕の顔へと変貌をしていった事は言う迄も無かった。

何たってお前がこんな場所に居るんだ?。

マイカが言った。

此の席の主催者とは家族ぐるみの付き合いがあってな。
カッコつけた言い回しで恐縮だが、「義理と人情を秤にかけりゃ 義理が重たい男の世界」ってヤツよ。

だいぶ苦労性なんだな。

あゝ、お互いにな。

軽い口調の台詞と共にソテツが苦笑いを浮かべると粗同時にマイカのお腹がぎゅるる、と言う音を響かせた。
其の瞬間、マイカは思わず「しまった」と言う表情をしてみせたものだから、ソテツはすかさず、バルコニーの方へ行こうぜ、と「助け船」を出した。
マイカは恥ずかしい気持ちを思い切り押し殺し乍ら、あゝ、そうだな、と言ってソテツの差し出した手を握り、「助け船」に乗る意思がある事を「表明」した。

さあ、此処ならゆっくり食事が出来るぜ。

ソテツがすっかり気落ちしたマイカを案内したバルコニーの席は、此の宴の主催者が住み込みで雇っているらしい腕利きの庭師達によって、日々丁寧に手入れが施されているのだと言う庭に面しており、雲一つ無い空にぽっかりと浮かんだ夏の夜の月光が静かに庭を照らしていた。
本来であれば部外者が立ち入る事が出来ない場所なのだが、顔が知れているソテツは召使達に「其れなりの額」のチップを支払った上で此の場所へとマイカを案内したのだった。

お前の顔の広さに救われる日が来るとは。

召使達の中でも、長い間此の屋敷で働いている所謂「ベテラン」且つ女性の召使達の手によって運ばれて来た料理が、真四角のテーブルに整然と並べられる中、アンニュイな夏の夜風に其の身を委ね乍らマイカが呟く様に言った。

ま、其処は持ちつ持たれつ、ってヤツだ。

紺色のスーツの内ポケットから取り出した蛇革のシガレット・ケースと、太陽の絵が印刷された燐寸箱を手に持ったソテツがそう述べると、マイカは如何にも胡散臭いと言わんばかりの表情を見せつゝ、持ちつ持たれつ、ねぇ、とソテツの顔をゆっくりと見据えた。

まあまあ。
貸しだの借りだのと言った「血腥い」事は今夜位は抜きにして、一先ず乾杯と行こうぜ。

蛇革のシガレット・ケースと燐寸箱をテーブルの隅へと置いたソテツは、そう言い乍ら召使達によって赤ワインが注がれたばかりのワイングラスを、まるで聖杯を見つけた探検家の様に「堂々と」マイカの前に差し出した。

全く、付き合いきれん。

其の様なソテツの態度に対しマイカはそんな事を頭の中で考え乍ら、で、何に乾杯するのさ、とグラス片手に話し掛けると、ソテツは余裕たっぷりな聲色で、どうぞ、其の辺りは御随意に、と言ったものであるから、マイカはひと言、呆れた、と呟いてから、では、今夜の特別な瞬間〈とき〉の為に、と言う言葉を添えてグラスをぶつけた。

乾杯。

グラスとグラスがぶつかるコツン、と言う音が、文字通り二人きりの空間と言うか世界に鳴り響く中、昼食以来、数時間ぶりに口にした液体で喉の渇きを潤したマイカは、流石高級ワイン、味がまろやか、と言ったのち、今度は空きっ腹を満たそうと、フォークを握りしめるなり、海鮮サラダをむしゃむしゃと食べ始めた。

あんまりがっつくなよ。
喉に詰まると後が祟るから。

ソテツはマイカの勢いのある食べっぷりに微笑を浮かべると、マイカとは打って変わって淡々と海鮮サラダを嗜んだ。

分かってるって。
で、最近の景気は如何なの?。

咀嚼をし終わったばかりの海鮮サラダを、赤ワインでゆっくりと胃袋の中へと流し込んだマイカがワイングラス片手に言った。

ぼちぼちと言う所だな。
大儲けもしないが大損もしない。

ソテツの職業と言うのは興信所の職員で、世間様で言う所の探偵稼業の端くれにあたる訳だが、持ち込まれる案件の殆どは探偵小説で良く見かける様な華々しさとは全くと言って良い程無縁な、何方かと言えば泥臭い或いは生臭い内容の案件ばかりであるし、そもそも興信所の建物がある場所にしても、真新しく清潔感溢れるビジネスホテルの斜向かいと言う様な始末な為、メインストリートかアンダーグラウンドかで言えば確実に後者の方であった。
では何故其の様な世界の住人が、アップタウン生まれアップタウン育ちのマイカと今此の瞬間、厭く迄も対等な口を利く事が出来ているのかと言えば、以前マイカの両親からマイカのボディーガードと言う名目の荷物係、と言うか使いっ走りの役目を期間にして約三ヶ月間務める様に依頼された事があり、其の一件があってからと言うものの、ソテツとマイカの間には何とも言えぬ縁があると言う訳である。
因みにソテツがマイカの両親の御眼鏡に適ったのには二つ訳がある。
一つはソテツは興信所の職員になる迄はさるご大家のハウスキーパーの仕事をこなしていて、其のさるご大家の主人とマイカの父親とが旧くから付き合いのある間柄であった事。もう一つは面談の際、飽く迄も日常会話程度ではあるものの、八カ国語を操る事が出来る様、さるご大家の主人直々に「みっちり」と仕込まれていると言う経歴をマイカの両親からいたく評価して貰った事。
此の単に「ボディーガード」の役目を務めるだけの体力があるだけでは無く、信用そして教養がある事を面談の際にアピール出来た結果、ソテツは興信所で受け取る給与よりも倍の額を受け取る事に成功をした。
無論、今日はあちら、明日はこちら、と引っ張り回されると言った具合の大変な体力勝負ではあったが。

其れにしても実にお前らしいよな、儲けより面白味だの刺激だのを優先したいから、興信所に勤めているだなんてさ。

空っぽになったワイングラスをテーブルに置き、首元に巻き付けたナプキンで口元を拭き取り乍らマイカが言った。

物心ついた頃から社交界慣れしたお前相手にこんな話は釈迦に説法も良い所だが、珍しい話に酷く飢えた連中達相手に面白おかしく話をしてやると、中々な退屈凌ぎになるし、女連中は戦争の英雄にでも向ける様な視線でコッチを見てくださる。

そう言ってのけたソテツは、拵えたばかりで湯気がゆらゆらと揺れている牛肉のタリアータをひと口頬張った。
ソテツの「理由説明」に対して黙って耳を傾けていたマイカは、ひと言、ふうん、と返事をすると同時にフォークを使ってトマトソースのペンネを口に含んだ。
其れから二人は、他愛無い且つ淡々とした内容の会話を交わし乍ら、運ばれて来る料理をデザート・・・伊太利亜産のブラッドオレンジ果実を使用をしたシャーベット・・・迄すっかり平らげてしまった。

さあて、と。
腹ごしらえの方はすっかり済ませちまった訳だが、此れから如何する?。

椅子から立ち上がり、軽く背伸びをしたソテツがマイカにそう述べると、「人びとに歓喜を届けるこゝろの革命家」と言う酒言葉を持つ十一月十六日の誕生酒である所の「アクアサンダー」をつい今しがた飲み干したばかりのマイカは、さんざっぱら呑み喰いをした自身の身体を、時刻にして午后十時半の夜風がすり抜けて行くのを椅子に凭れた状態で感じ乍ら、今更会場に戻った所で何かある訳じゃ無いからな、僕の所に行こうよ、其の方がお前も気楽に過ごせるだろ、と物憂げな口調でソテツに向けて誘い水を撒いた。

大人になったな。

ソテツは何処からか聴こえて来る穏やかな音色の蟲の調べが、二人きりの空間と言うか世界をしっとりと包み込むのを感じ乍ら食後の一服となる紫色の煙を燻らせつゝ言った。

聴かなくて良いの?。
何処で憶えたんだって。

お前だってもう良い大人だ。
其れ位の言葉を知らないで居る方が難しかろうよ。

言えてる。

そういやお前、如何やって此処へ。

クルマだよ。
門の外で待たせてる。

ならそろそろお暇だな。
幾ら高いサラリーを貰っているからとは言っても、夜通し待たされるのは身体に堪えるだろうよ。

ソテツはクリスタルの灰皿の中で紫煙の火を揉み消すと、左の内ポケットの中から取り出した白百合色のハンカチで紫煙を挟んでいた右手を軽く拭き取ってから、では、参りましょう、シンデレラボーイ、と言う気障ったらしい事此の上ない台詞と共にマイカへ右手を差し出した。
まるで紳士気取りのソテツの振る舞いに対しマイカは、ソテツと知り合って以来、数え切れない程ソテツへ向けて浮かべたであろう呆れ顔と共にソテツの右手をぎゅっと握り締めると、何れだけ鼻の調子が良くなくとも、そして察しがよろしくなくとも、夜はまだまだ此れからだと言う空気感が充満している事が厭でも判る建物の中へと入って行った。

あら、アンタ久し振り。

門の外へと辿り着いて、さて車に乗り込もうかと言う段になった時、ソテツに対してそう聲を掛けて来たのは、口のよろしくない連中達の間では、父親がたばこ会社の重役で母親が元プロゴルファーと言う、実に結構な御家柄のお嬢さまとして名高い文筆家のフランソワーズだった。

今夜の「ハンティング」、上手いこと言ったみたいね。

シャネルの香水を身に纏い、常夜灯に照らし出された黒いフレームが特徴的なレイバンの眼鏡のレンズ越しにマイカの方をチラリと見遣ったフランソワーズが、仏蘭西語訛りの英語でソテツにそう言ってのけると、ソテツはフランソワーズの方へツカツカッと近づくなり、フランソワーズが咥えた紫煙に燐寸で火を点け乍ら、再会と同時に人を送り狼扱いとはお前さんらしいや、と言い返した。

あの手の年頃は傷付き易い年頃だから、扱いには充分気をつける事ね。

御忠告どうも。
御礼に今度奢らせてくれよ、ルジェカシスソーダ。

流石色男。
嬉しい事を仰ってくれるじゃない。
でもお断りするわ、私、明後日には神さまの前で誓わなききゃいけないから。

そう言い乍らフランソワーズは左手の薬指のリングをソテツに見せつけた。

其奴ぁ、御目出度う。
花「くらい」は贈るぜ、後上等なお酒も。

期待しないで待っておくわ。
何はともあれ、オイタしちゃ駄目よ。

お前さんも羽根を伸ばし過ぎないこった。

昔馴染みとの思わぬところでの再会に気を良くしたフランソワーズは、満足そうな顔色を浮かべ乍ら、思わぬところで待ち惚けを喰らったヘラジカの様に図体の大きな男と共に屋敷の中へと入って行った。

済まん。
待たせたな。

車に乗り込むなり、ソテツはマイカに対して謝罪の言葉を述べた。

ううん、気にしない。
だって僕は「立派な」オトナだからね。

そうだな、「御立派」な大人だ。

其れから二人は車がマイカの住む部屋迄辿り着く迄、ひと言も会話を交わさなかったのであるが、車が「不夜城」と呼ぶに相応しい煌びやかな表通りを駆け抜けて行く間、マイカはソテツの右手をぎゅっと握り、ソテツはマイカの左手をそっと握っていた。
車から降りると、ソテツは扉を開けてくれた年恰好から言って自身とそう大差無い運転手に対して、風の便りに耳にしたんだが、結婚御目出度う、御祝儀にしちゃ大層半端な額だが、ま、よろしければ、と言い乍らチップを手渡した。

へへ、何だか悪いなぁ。
旦那にこんな事して貰って。

運転手が照れ臭そうに言った。

好きに使え。
じゃ、気をつけて。

ソテツは運転手に向けて別れの言葉を述べ乍ら手を振ると、今度はマイカに向かって、此処で何か買って帰ろうぜ、と言って、マイカの住む十階建てのマンションの地下にあるコンビニエンスストアへと足を運んだ。
エレベーターを降りて狭過ぎず広過ぎずな敷地のコンビニエンスストアの中へと入るなりソテツが足を運んだ場所は、スイーツが並んでいるコーナーだった。
煌々と光り輝く店内の照明が、てっきりアルコールとお摘みでも購入をするのかと思っていたマイカの少々面喰らった表情を照らし出す中、どうぞ、お好きなモノを、とソテツが促した。
マイカは秒数にして凡そ十数秒程度考えを巡らせたのち、コレが良い、と言い乍ら、車内だけでなく、エレベーターに乗っている間もソテツの右手を握っていた左手でがしっと二人分のシュークリームを鷲掴みしてみせた。

じゃあ、俺からは此れをチョイスさせていただこうかね。

そう言ってソテツが選択をした商品は、マイカの選んだシュークリームとは打って変わって、餡がぎっしり詰まっていそうな事がひと目で分かるどら焼きだった。

渋いね。

すかさずマイカがそう聲を掛けると、お前がどら焼きを美味しそうに食べている姿をフッと頭の中で想像してみた、ただ其れだけの話だ、と言って、マイカの右手からシュークリームをのっそりと受け取り、精算の為にレジへと向かった。
電子決済でサクッと精算を済ませたソテツがコンビニの外へ出るや否や、外で待っていたマイカに、来たよ、エレベーター、と聲を掛けられたので、ソテツはほんの少しだけ早歩きでエレベーターに乗り込んだ。

言う事が一々気障な事は兎も角として、有難う、スイーツ。

自身の住む最上階の十階のボタンを押したマイカが、身体と視線を文字盤の方へと向けたまゝソテツへ御礼の言葉を述べると、ビニール袋片手に手摺りの設置された壁へ向けて気怠げな様子で寄り掛かったソテツは、其の様子をじっと見据え乍ら、本当は薔薇の花束の一つでも手渡すのが礼儀〈マナー〉なんだろうが、まぁ、今日はコレで勘弁してくれ、と言い乍ら、猿がもぎ取ったバナナを仲間の猿の眼の前でぶら下げてみせるが如く、ビニール袋をブラブラとぶら下げてみせた。

どうせお前の事だ、ウチの風呂場で薔薇の花を散りばめでもする積もりなんだろ。

エレベーターの扉に嵌め込まれた硝子越しにソテツの姿を見据えたマイカは、フッと微笑を浮かべた。
其れを垣間見たソテツは、やっと又笑ってくれたな、と安堵の表情でそう言ってのけるや否や、今度は左手でマイカの右手をぎゅっと握り締め乍らエレベーターを降りた。

案外、心配性なんだな、お前って。

ソテツの手の温もりとは対照的な、実にひんやりとした感触の鍵束を自身の羽織っている紺色のスーツの内ポケットの中から取り出し乍ら、マイカが言った。

お前を不機嫌にさせると、中々に手間だからな。

悪かったな、何時迄経ってもじゃじゃ馬で。

ははは、気にしなさんな。
其れがお前さんの最大の魅力なんだから。

ガチャリと部屋の鍵が開き、人の動きを察知するセンサーによって、パッと明かりが点いた。
元々此処に設置されているのでは無く、実家の邸宅から持ち込んだと思われる黒柿色の靴箱の中には、箱の中から出していないモノも含め、色とりどり且つ様々な種類の靴が仕舞ってあり、ソテツの眼には其れが宝石店の陳列棚の様に見えた。

お酒は何を?。

真っ白な壁に掛けられた、普段から丁寧な扱い方をされている事がひと目で判断出来る楕円形の鏡の前で、琥珀色の照明を頼りに派手過ぎない柄のネクタイを緩め乍らマイカがそう述べると、まるで熊の様に玄関へとしゃがみ込んで自身の靴を並べていたソテツは、そうだな、此処は素直にウヰスキーを、と言って其の場からゆっくりと立ち上がった。
そしてネクタイを緩めた状態のマイカを鏡越しに見つめつゝ、そうしていると、随分と艶っぽく見えるぜ、とマイカの耳元で囁いた。

現在〈いま〉此の瞬間の為に取っておいた。そう言ったら如何する?。

マイカがソテツの方へと顔と身体を向け乍ら言った。

そうだな、こうしてやるさ、御褒美に。

そう言ってソテツはマイカの身体をえいやと抱き抱えた。
そしてひと言、皺になったら御勘弁、と呟き乍ら衣装部屋らしき部屋の方へと歩みを進めた。

接吻〈キス〉はしてくれないの?。

マイカが言った。

其奴ぁ、スイーツをアルコールを嗜んでからのお楽しみだ。

お腹いっぱいになりそうなアトラクションをどうも。

ソテツの手によって、地面に降り立つ宇宙飛行士よろしく、ふんわり且つゆっくりと床に降り立つ事が出来たマイカは、今度は衣装部屋の鏡を覗き込み乍ら上着を脱ぎ始めた。
自身の身体が、湯上がりの時よろしく、ほんのりと熱くなるのを感じ乍ら・・・。〈終〉

悪魔のやうに細心に、天使のごとく大胆に

悪魔のやうに細心に、天使のごとく大胆に

華々しく華麗な世界の光と影が交差する中を、軽いステップ、シニカル&スウィートな言葉達と共に渡り歩く二人の姿を綴ったソテマイ小説。 題名は1975(昭和50)年に発表した黒澤明の同名著作から引用。 ※ 本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-05-07

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

Derivative work