『別れ話』
革命前夜
眠る貴方の睫毛を見てた
『別れ話』
愚かな事象には前持って
何通りかの答えを用意して
それを穴埋めのように
切り貼りする作業が待ってる
案外得意だし好きだったりするの
だけど貴方はその作業を嫌う
愚かな事は愚かなまま
蓋をしてお終いにしたいのね
忘れられるならそれでもいいけど
いつかあの時何もしなかった事を
悔やむ日が来るのは明白なのに
見ない振りばかり上手くなるのね
愛なんてものは日々移り変わる
今は薔薇色でも何れ色褪せる
感情の予約や約束ほど
当てにならないものはない
夢見る貴方の睫毛が震える
アタシはただ明日に怯えてる
本当の愛なんてこの世には無い
少なくとも貴方とアタシには
逃げ場もなくいつか来る終わりを
眠る貴方の隣で怯えているの
現実逃避にアタシも連れてって
断罪なんて逃げたいに決まってる
「革命前夜、貴方の隣はアタシじゃなくてもよかった」
『別れ話』