『恋の罠』

仕掛けたつもりはないのに
勝手に落ちてく貴方


『恋の罠』


無様ねと覗き込めばいつもの苦笑
僕にはこれがお似合いとばかりに
貴方って悪くないのよ
そう、決して悪くはない

アタシ何もしてないと言えば
君はいつだって無邪気だと
答えになっていない回答
そろそろこれも終わりにしたいのに

いつもアタシは見下ろす側
貴方は見下されて尚飄々と
こんな日もあるよなんて
独特の解決策を突き付ける

好きと言ってくれる男は沢山居た
だけど貴方のそれだけ違う気がして
もしかして落ちたのも
態とだったりしないよね?

アタシの不信と貴方の崇拝
同じ目線なんて無理に決まってる
理解の範疇を超えてるの
だからアタシには無理だってば

そんな距離感で近寄らないで
キャパオーバーはごめんだわ
大丈夫なんて軽く言わないで
何にも大丈夫じゃない

頭を撫でられて結局は
子供扱いに終始するくせに
貴方が悪くないってこと
本当は誰より知ってるの



「味見なんてした日には全て奪われてお終いよ」

『恋の罠』

『恋の罠』

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-04-30

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